前回、エコー検査の話はこちらから
超苦手なマンモグラフィー
マンモグラフィーってなぜあんなに痛いのか。
この医療が発達した世界でなぜ!と思う検査は胃カメラとマンモグラフィーである。
胃カメラ初体験時は文字通り号泣し、子供のように声を上げて泣く熟女に看護師がドン引きしていた。
にんじんりんごジュース
痛みで絶叫
マンモも毎度痛みで絶叫する。
あーーー
うわーーー
こう叫ぶと多少気が紛れるのだ。
マンモ検査室の防音はどうなんだろうか、そんなことを考える余裕は検査中はいっさいない。
耐え難きを耐え
しかし今回は状況が違う。
痛かろうが何だろうがとにかく隅々写ってくれよと積極的にパイを潰しにかかる。
痛みで震えるなんてことはマンモグラフィー以外で経験はないが、こちとら生理後のやわらかおっぱいだぞ、かかってこいよとアクリル板に挟まれて潰れゆくおっぱいを見送るのだ。
若くかわいい技師の激励
技師は若い女の子。
意地悪く女の子と書きたくなるような広末涼子みたいなショートカットのかわいい技師。
「上手です!」
「その調子!」
俺をその気にさせるかわい子ちゃんの叱咤激励。マジで恋する五秒前である。
シャッ!
潰れろ
潰れろ
俺のパイ
技師
「その調子!」
ふぅ、終わったか。
技師がモニタ室に消えて安堵していると、戻ってきた技師がこう言った。
「すみません、もう一回、少しだけ撮りますね」
終わりなき旅
ようやく検査が終わると痛みで鳥肌が立っていた。
外科の待合室に戻ってみたら女性がたくさん座っていた。みんなもしや乳がん候補生仲間?
つづく
にゃおす🐱
ケビ子