最近多忙で情報を更新できずにいました。コメントやメールをいただいた方にはお返事できず申し訳ありません。いつの間にか4万HITになっていて驚きです。これも皆様のお陰です。感謝いたします。私のできるサービスとは、情報を提供するだけですので、今後も良い情報を知らせるようがんばります。
さて、更新していなかったわけなのでネタはたくさんあるのですが、最近注目されている自殺対策について取り上げます。
先日書いたように、自殺総合対策大綱は6月8日閣議で決定されました。なぜかそれから遅れて、本日ようやく意見募集の結果が内閣府自殺対策推進室から発表されました。閣議決定される前に公表されなかったのはなぜでしょうか?知られたくなかった情報があったのでしょうか?本当に国民の意見は反映されたのでしょうか?
結局反映されたのは、数値目標であったり、言葉の言い回しであったり、本質とは関係のない細かいところだけのようです。自殺対策の在り方(というよりも、良いものであると信じられている現代の精神医療の在り方そのものですが)を根底から揺るがすような意見に対しては、直面できなかったのでしょう。予想通りとはいえ、意見に対する回答はかなりの失笑ものでした。
「御意見」に以下のようなものがありました
○精神科医療は投薬療法が中心であり、向精神薬には自殺を助長する副作用がある。また、うつ病の診断基準には客観性がなく誤診の可能性があるため、自殺対策に役立たない。
○抗うつ剤の副作用について啓発すると共に医療現場で患者や家族に伝えるよう義務化すべき。
○うつ病の診断の前にうつ病と誤診されやすい症状について検査を義務づけるべき。
○うつではないのにうつに仕立て上げられないようにチェック機能が必要。
○精神科医療は投薬療法が中心であり、向精神薬には自殺を助長する副作用がある。また、うつ病の診断基準には客観性がなく誤診の可能性があるため、自殺対策に役立たない。
○抗うつ剤の副作用について啓発すると共に医療現場で患者や家族に伝えるよう義務化すべき。
○うつ病の診断の前にうつ病と誤診されやすい症状について検査を義務づけるべき。
○うつではないのにうつに仕立て上げられないようにチェック機能が必要。
私がこのブログで主張しているような内容ですね。さて、これに対して、
○精神科医の増員が必要。
○先進国として低医療費と少ない医療従事者数を解消する対策が必要。
という意見と一緒にひとまとめにされて回答がされていました。この時点で全く上記4つの意見の本筋は理解されていないことがわかります。精神科の診断や治療のあり方そのものに対する疑問なのです。精神科医を増員したり精神医療費を増加させたりすることとは対極の考えです。
○精神科医の増員が必要。
○先進国として低医療費と少ない医療従事者数を解消する対策が必要。
という意見と一緒にひとまとめにされて回答がされていました。この時点で全く上記4つの意見の本筋は理解されていないことがわかります。精神科の診断や治療のあり方そのものに対する疑問なのです。精神科医を増員したり精神医療費を増加させたりすることとは対極の考えです。
その回答とはこうです。
カウンセリング等の療法に時間を要する精神科医療に対応するため精神科医をサポートする心理職等の養成を図ることとしており、こうした心理職のサポートを受けた精神科医が行う診療の普及状況を踏まえ、診療報酬の取扱いを含めた精神科医療体制の充実を図ることとしております。 また、大綱の第4の1の(5)で、うつ病等の精神疾患の病態解明や治療法の開発を進めることとしているとともに、御意見を踏まえ、簡易で客観的な指標を用いた精神疾患の診断技術の研究開発についても記載いたしました。 なお、薬剤師法第二五条の二で患者等に対し調剤した薬剤の適正な使用のために必要な情報を提供することが薬剤師の義務とされており、この情報提供は、調剤した薬剤の適正な使用のために、薬剤師としての専門的な見地から、薬剤の名称、保管上の注意事項、服用上の注意事項、効能・効果、副作用等について、個々のケースに応じ必要な情報を判断し、それらを適切に患者等に提供するものとされています。「精神科医療体制の充実」という言葉には私は懐疑的です。今までろくな方向に進んだことがありません。少なくとも、患者のための「充実」ではなさそうです。
「簡易で客観的な指標」というのも非常に怪しくて笑えます。今まで何度もこんな研究がされてきました。ADHDについて、より客観的な診断基準を作るなどというプロジェクトもありましたが、結局はDSMなどの付け焼刃なのです。「客観的」に見せかけた新たな診断ツールを作成し、より簡単に病気を仕立て上げることこそが目的なのです。
うつ病であることを見つけ出すための指標ではなく、うつ病ではないことを確かめることの指標の作成が必要です。「甲状腺の異常はありませんか?」「血糖値の変動とうつ状態は関係していませんか?」などといった項目を作れば、患者にとって大きな助けになるでしょう。精神科医や抗うつ剤を主力にした製薬会社は真っ青になるでしょうが。
あとは、薬の情報を患者に提供することは薬剤師の義務としていますが、処方する医者にまずは責任があります。抗うつ剤の副作用について「副作用はない」「眠くなる程度ですよ」と患者や家族に説明するような医者が実際に存在するのです。薬剤師が情報提供するからOK、などというレベルではないのです。
この自殺対策は、間違いなく失敗に終わるでしょう。たとえ数値目標が達成されたとしても、別の問題が起きるでしょう。薬漬けで廃人になった人が増えたり、凶悪事件が増えたり、貴重な人々が「長期休暇」から帰ってこなくなったりしたとしても驚くことではありません。
しかし、今回「自殺総合対策大綱(素案)」に対する意見募集の結果が発表されたことには意味があります。すでに、国民からこの危険な自殺対策に対して警告が発せられていたという重要な証拠になるのです。御意見メールを送付していただいた方々に感謝します。
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精神医療現場での被害の報告を受け付けています。
特に、その被害に関して何らかの行動(刑事告発、民事訴訟、内部告発、行政交渉、マスコミへの周知、法律改正の働きかけなど)を起こしたいという方、一度ご相談下さい。
kebichan55@yahoo.co.jp
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特に情報を集めている事例 ・子どもの被害事例(投薬や受診の強要、不当な診断、向精神薬の副作用など) ・抗うつ剤(特にSSRI)を服用後に自殺行動を起こした事例 ・精神科医からの暴力や性的虐待事例 ・診療報酬などの不正請求事例思い当たることがあれば、こちらまでご報告下さい。
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