今朝起きる時、右太ももがパンパンで動きが悪過ぎ。
これじゃまるで、1ケ月前に逆戻りしゃん!
原因はもちろん、昨日の歩きすぎ。
おとといも、例のJRの階段にやられたから、その分もあるかも。
昨日は、ちょっと予定外で歩きすぎちゃったのよね。
ほんのちょっとの用足しの予定が、せっかく出かけたんだからと、あれこれ買い物しちゃういつもの悪いクセがでちゃった。
天気が良かったからね、ついつい気持ちが大きくなるのよね。
そんで、せっかくだからと余計な物も買っちゃうから、荷物が重くなって、それを持ってけっこう歩いた・・・
ほんのちょっとのつもりが、結局3時間弱。
猪突猛進型のワタシは、夢中になってくるとついつい早歩きになっちゃう・・・「ゆっくり」を心がけてはいたんだけどね。
昨日の本来の用足しの目的は、コレ。
先日申請したおいた、パスポート更新の受け取り。
平日に余裕がある時に普段やれないことを実施・・・という一つ。
今年の7月に期限が切れるので、思い切って更新手続きを実行した次第。
古いパスポートをめくりながら、「そうか、もう10年なんだなぁ・・」とちょっと灌漑にふけってた。
10年前、彼氏を喪って落ち込み切っていたワタシを友人が誘ってくれて、女3人で行った台湾グルメツアー。
以前のパスポートはとっくに切れてたから、この時久しぶりに手にした10年パスポート。
これがきっかけで、翌年から1~2年に1回は海外旅行に行くのが定番となった。
ので、この10年間にでかけた国は、6か国。
台湾、ベトナム、キューバ、カナダ、、ロシア、ポーランド。そして先日あのショッキングな襲撃事件が起きたチュニジアにも2009年に行っている。
どれもこれも、一般的な海外旅行とはちょっと違っていて、なかなか濃厚な内容ばかり。
中でも、チュニジアは一番と言っていいぐらい、素敵な国で魅力的だった。
だから、あの事件を知った時には、あまりのことに衝撃を受けてしまった。
穏やかで、とても美しくて、人々はみなフレンドリーな印象だったのに・・・
女性3人の個人旅行で、せっかく行くんだからとかなり贅沢三昧したっけ。
チェニスのさまざまな遺跡をめぐり、チュニジアンブルーが美しいシティブ・サイドの街並みを堪能し、サハラ砂漠で足を延ばしてラクダにも乗って、砂漠のテントのホテルにも泊まり満喫した。
何事もなく無事帰ってこれたのは、今思えば、ものすごくありがたいことだったのかもしれない。
でも、ホントに、もう一度訪れてみたい素敵な国だったんだけど・・・
ベトナムも、日本人が訪れることはめったにないという最南端まで行き、ジャングルクルーズのような小舟で川をめぐった。
この時は、あのベトナム戦争で枯葉剤の被害にあった人々を追いかけている写真家の中村梧郎さんに同行する旅で、ジャングルの奥深くにある被害者のご自宅を訪問させてもらった。
キューバは、映画「シッコ」を観たのがきっかけで、キューバの医療制度を視察するという貴重の体験をした。
そして2年前には、杖をつきながらもでかけたポーランドで、アウシュビッツの見学というこれまた貴重な貴重な体験をした。
パスポートをめくると、そういう思い出が次々と甦ってくる。
心にあいた空間を、そういう貴重で素晴らしい体験で埋めながら、なんとか過ごしてきた10年間なんだなぁ・・・とあらためて思ったりもする。
もちろん、どんなに充実した旅であっても、拭い去れない空しさはいつもあった。
一緒にいくはずの肝心の相手がいないのだから、仕方ない。
代償として、その空間を完ぺきに埋められることは決してないのだけれど、でも自分の中の新たなものが生まれたり、豊かに育まれてきた何かは絶対にあったはずと、そう実感もしている。
さて、めでたくパスポートは更新完了。せっかくだから、これからもあと10年、楽しまなきゃそんだ。
股関節も入れ替えたし(笑)、筋力つけて杖が手放せたら、また新たな国を訪ねる旅を再開しなきゃ。
当面、行きたいのは、まずクロアチア。
あとは北欧の国々と、ペルーのマチュピチュ。
そして、アラスカでオーロラ観測。
それをできるようになるために、人工股関節置換術を受けたようなもの。
早く、新しいパスポートを使えるようになりたい。
その日を夢見て、仕事もがんばらなくっちゃ、ね。