小さくなった母の背中に思うこと② | そのFacebook、ビジネス仕様になっていますか?/フリーライター大金のFB講座

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小さくなった母の背中に
の、続きです!

 

 

 

病院につき、

 

「2時間くらい前に、

荒井恵子(母)が救急で、

外科に搬送されていると思うんですけど!!!」

 

 

と、総合受付のおじさんに尋ねるも、

若干、自信なさげな口調で

 

 

 

「外科はあっちですよ〜」と案内されたわけです。

 

 

 

ここでね。

私も、なんとなく気がつくのです。

 

 

あ、あれ?

もしかして、

たいしたことないんじゃないかって。

 

 

ここの病院は、

地域密着型の総合病院のようで、

救命救急の受け入れが積極的なかんじでもなく、

 


なんていうか、

生死に関わる症状ではなく、

わざわざ、夫に言うほどのことではなかったのでは? と。

 

 

 

そうはいっても、

救急搬送された事実はあり、

なにがしかの状況を確認したく、

看護師さんからの指示を待ち、

気が気ではない状態のまま、

がらんとした待合場所で過ごしていると、

 

 

処置中の母と面会ができるというので、

ご対面することができました。

 

 

・・・なんていうか、

若干、顔色は悪いものの、

来てくれたのねごめんね〜と笑顔だし、

顔をみてみて、ちょっと安心できたのです。

 

 

ざっくり説明を聞くと、

もともと母は、

直腸癌の手術(全摘出)を昨年の12月にしていて、

現在、経過観察中。

 

 

定期的に病院には来ていたものの、

2週間前に腰を骨折して

寝たきりになっていたので

膀胱が炎症を起こしたかで出血。

出血量も多く、痛みもあったため、

訪問看護師が救急を要請したとのこと。

 

 

詳しい病状を、主治医の先生から伺い、

何で出血しているのかを把握するため、

少し入院します、とのことで帰ってきました。

 

 

18歳で家を出てから今まで、

母とは少し距離を置いていたため、

ここにきて、戸惑いつつも、

母の今の病状を把握することができて、

ひと安心しつつも、

現実を突きつけられてしまって、

心の整理ができずにいます。

いつまでも元気だと思っていた母の、

加齢に直面してしまいました。

 

 

母がいなければ、

私は縛られるものがないのに!って

思ったこともあるけれど、

実は、なんにも縛られていたことはなくって、

 

 

いつも、

 

 

「お前が好きなようにしなさい」

 

「何をしても、自分で責任を取るんだよ」

 

 

って、言っていたのを思い出しました。

確か、小学生くらいから言っていた様なきがする。

 

その言葉をずっと信じてきたから、

私は、自分で責任のとれる行動だけをして

さほど道を逸れることなく、

過ごしてこれたような気がします。

 

 

私が困ったり悩んでも

助けてくれるわけじゃなかったけど、

ずっといつも、いた母。

 

 

 

病を患っている母に、

私は何ができるのかしら?と思いつつ、

母は何を望んでいるのかを聞きながら、

これから過ごしていきたいなと、思います。

 

 

ベッドに横たわりながらも

夜ご飯のフライを箸でつまんで、

食べている母の姿を想い浮かべながら。。