気がついたら、幾多のスマートウォッチが販売され安価なモノから高価なモノまで市場は百花繚乱状態。スマートウォッチを知らない人は少数派だと思われるけど、購入を検討している人は多くいらっしゃると思う。私も長らく検討した結果、購入に至ったひとりである。この記事は私の個人的なスマートウォッチ体験記である。これからスマートウォッチ購入を検討されている方の参考にしていただければ幸いである。
私がスマートウォッチを購入したのは今から一年ほど前である。その時は、ダイエットを始めるぞ!とココロが燃えに燃えて炎上していたのである。私は何かを始める前に、とにかく取り敢えずカタチから入るというのが信条である。あんまり褒められたことではないと思うけど。
そういうわけで、ダイエットを始めるならば、その記録を残さねばなるぬとスマートウォッチ購入に至ったのであった。
しつこいようだけど、私は裕福ではないので、高級なモノはもちろん選択肢にはない。必然的にコスパ重視である。
それに加え、製品はデザインがいいものをというのが購入条件のひとつだった。一応工業デザイン専攻だったから、一応プロダクトにはデザイン性を優先的に求めてしまうのだ。まさにカタチからというもう癖みたいなものかな。
そう思っていた矢先、丁度私のツボにハマったデザインのスマートウォッチが新発売された。人気急上昇中のNothingというメーカーの製品だった。その無駄のないミニマルなデザインに私の禿頭の細い髪の毛が、鬼太郎のアンテナ髪のようにピンと立ち上がり反応するのを感じたのだ。価格も1万ちょいと安物過ぎず、質感もチープさはない。これだ!と後先考えもせずポチったのであった。
因みにこの記事は案件ではないのでご了承くださいませ。
その後、製品が届いてしばらくはそのデザインにニヤニヤしながらウォーキングのお供に使用していたのだけれど、だんだんと、何か使いづらいなと感じるようになってきたのだ。この使い辛さは何かと考えてみたら、表示画面のUIデザインが原因だった。とにかくウォーキング中に表示される文字が小さくてほとんど判別できないのだ。
つまり、私が”老眼”だったからである(苦笑)。私はそのことを念頭に置いてなかったのだ。少なくとも、このスマートウォッチをデザインした人が悪いわけではない。ただ、結果的に老眼の私には視認性が悪かったのである。そう、これが”盲点”だったのだ。
他に見やすいスマートウォッチはあるのか、ざっとネットで探してみたけど、レビューを見てみると私と同じように老眼の人には使い辛いという意見が散見される。全ての製品を確認したわけではないので、他に老眼の人でも見やすいモノがあるのかもしれないけれど、総じてスマートウォッチというジャンルは”老眼ではない人”向けのような気がする。別の製品を購入しようか探していたわけだけど、これぞというモノを探しきれなかったので、残念ながら一旦諦めることにした次第。
Nothingのスマートウォッチ、ほんとにカッチョいいんだけどなぁ。無念じゃ。
スマートウォッチに限らず、これから製品選びも視認性も考慮しないといけない歳になったんだなぁと改めて実感している私であった。それに、デザインて、もちろんカタチだけじゃないよねと。
時刻は見やすいんだけど
