先日、いつも利用しているクレジットカード会社からSMSのメッセージが届いた。「平素は当社のサービスをご利用頂きありがとうございます。クレジットカードのご利用が確認されましたのでお知らせします。」といった感じの文面で始まるメッセージだった。

しかし、これ、実はフィッシング詐欺のメールだったのだ。このメールの前にクレカを使用した心当たりがあったので、文面を読んだだけで不覚にもすっかり信用してしまったのだ。リンクも押してしまい、某大手のECサイトの登録画面が表示された。「何で?」と思ったけど、入力はせず元のメールに戻り、画面下の方にあるプレビュー表示と記された今考えると怪しい枠があってこれもつい押してしまった。しかし、何らかのプレビューが表示されることはなく無反応。そこまで来てようやくこのSMSがフィッシング詐欺目的であることを悟った。最近はクリックしただけでアウトな詐欺メールもあると聞いていたので、これはもしかしてヤバくないか?と不安になった。

 実害は確認できなかったけど、もしかしてカードの情報が流出した可能性も否定できないので、念の為一旦カードを無効にして再発行手続きを行なった次第である。以前からカードの使用は限定的だったので、数社の登録情報を変更するだけで済んだのは幸いだった。公共料金などの支払いに使ってたらかなり面倒だっただろうなぁ。

 

 最近の詐欺の手口が巧妙化して、私は普段気をつけていたにも関わらず騙されてしまったので、メールやサイトがフェイクかどうか見破るのはかなり難しくなっていると実感させられた。特にスマホで被害に合いやすいのではと感じた。スマホになれていない高齢者などがいちばん危ないと思われる。私の親にもスマホを使わせたいとよく考えたりするけれど、どうしてもガラケーに比べデメリットの方が大きいと思うのだ。所謂、かんたんスマホみたいな商品も非常に使いづらいデザイン表示でとても”かんたん”とは言えるモノではないなと思う。

 

 私がメーカーに要望したいのは本当にかんたんでシンプルな端末を作って欲しいと思う。私の親の例からすると、究極的には通話機能だけあれば充分だと思う。でもそれでは、メーカー側も通信料で稼げないので実現は難しいのかもしれないけど、海外にはそういう商品を出しているメーカーもあるようだ。機能ばかり増やしても却って使いづらくなるのではないだろうか。

 

 もし、スティーブ・ジョブズが今のスマホを見たらどう思い、また、どういう製品を作ろうとするだろう。と、私は時々考えるのだった。

 

 最後は論点がズレてしまったけれど、ご容赦!