長い長い夜 ~出産記2~ | しららさんちの日常

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ミニチュアダックスそら(2021年死去)とトイプードルのアクア(2023年死去)、猫の清麿(2014年死去)と小雪、2012年に618gの超低出生体重児で生まれた子供との日常の記録

昨日は、出血したというところで終わりました。
では、続きです。

※今日で終わらなかったよ~(^^;
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出血。しかも日曜の夜。
当直の先生しかいない、一番手薄な時間。

お腹にすばやく、帯が巻かれる。
赤ちゃんの心音の確認のため。

バタバタと来ていた当直の先生、二人。
一人は、担当医グループの先生。

だけど、たぶん一番下っぽかった先生。
もう一人は初めてみる顔だった。

エコーをみながら、
どこが出血しているのかわからないと言っていた。
でも、出血は続いていた。
救いは、赤ちゃんの心音。
変わらず、強く聞こえる。

けれど、頸管値が短くなっているという声も聞こえた。

小さい子には、自然分娩は危険だとも知っていた。
張り止めのウテメリンを飲んで、

具合悪いだけでなく、その副作用とも戦ってきた。

出血は止まらぬものの、心音は安定していた。

とりあえず、胎盤剥離ではないようだと判断されたらしく、
手薄な日曜夜に、超緊急手術はなされないことになった。

出血が止まらない、

どこかはわからなくとも、止まらない理由があった。知っていた。
帝王切開のリスクも上がるであろうと推測出来る理由が。

「血漿板の数値が低いから?」

実は、本院に来た夜(夕ぐらい)、鼻血が出た。

そして、止まらず、耳鼻科に行ったものの、

通常の処置では止まらず、鼻に1週間詰めモノをするという処置になっていた。

その時の看護婦さんと先生の会話から、

相当血漿板の数値が低くなっているということを知った。

耳鼻科に連れて行ってくれた、同じ看護婦さんが、
※この方、実は、私の担当看護婦さん。

この日夜勤だった。偶然?いや必然だったのか?
流れる血を受ける処置(?)をするために残っていた。

「でも、だいぶ最初から比べたら、上がってきてたのよ、だから…」
(だからは、だから何で…という顔をした)

そう、でも出血は止まっていない。
胎盤剥離でなくとも、出血している場所は

決して、胎児に無関係の場所ではない。
出血が続く状態が、いいわけはないのだ。

そして、前より短くなっているという頸管値…。

恐ろしくって、腰から下を動かせなかった。

携帯をとってもらい、ダンナには、連絡済だった。
ダンナも一晩中、寝られなかったと、後できいた。

心音だけが救いだった。
でも、これが弱くなったら…。

怖くてたまらなかった。

それから、変わらず感じ続ける出血。
どっと出る感じの時もあり、
幾度も不安と恐さで身が縮む思いをしながら…

夜は続いた。
果てしなく長い夜が…。

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今日は、息切れ。
出産記、3に続くよ。

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〔すやすや…〕