木野雅之ヴァイオリン演奏会にお伺いして。
少し前のことになりますが、木野雅之さんのヴァイオリン演奏会にご縁あってお伺いしました。
場所は芦屋のサロンクラッシックでした。
到着したら会場は既に人でいっぱいだったのに、何故か一番前のお席が二つ空いており、お友達と座れたのでした。
私のお友達もヴァイオリンを演奏しており、木野さんとご友人で、そのご縁で演奏会にお誘い頂いたのです。
木野先生は、海外でもご活躍のヴァイオリニストで、日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを経て現在ではソロ・コンサートマスターでいらっしゃいます。
私はヴァイオリンは詳しくなくてお友達に教えてもらったのですが、使用楽器は1776年製のロレンツォ・ストリオーニというのだそうで、物凄く高価なヴァイオリンなんだって。
お友達曰く、技術も素晴らしいのだけれど、ヴァイオリンもとても素晴らしいのだそうで、良いヴァイオリンは「やはり音がして違うのよ!」とのことです。
それで、一番前の席で聴かせて頂いたのですが、これがヴァイオリンがよく分かっていない私が聴いても素晴らしかった…!
こんな目の前でこんな素晴らしい演奏を聴けるなんて、なんて幸せなんでしょう!とほんとに思いました。
それで、いっぺんに木野先生のファンになって、CD買ったんです。
帰りの車で聴きました。
でも残念ながらとっても素晴らしいんだけど、あの間近で聴いた音とは、全く違う気がしました。
あの感動は生演奏ならではの感動だったんですね。
ソロ・コンサートマスターの演奏をあんなに近くで聴く機会はもう無いだろうなぁと思うと、聴かせて頂いた音が心から消えて無くなりませんように、とお祈りしたくなりました。
誘ってくださった友人に感謝です。
ありがとうございます。