兵庫県知事に問うて欲しい、処理水の放出。 | 三木けえオフィシャルブログ「実行力。維新」Powered by Ameba

兵庫県知事に問うて欲しい、処理水の放出。

環境大臣が小泉さんに代わって、原田前環境相の発言が注目を集めています。
 
「思い切って、(海洋に)放出して希釈する他に選択肢はない」「どこかのタイミングで誰かが言わないといけないと思い発言を決意した」との記事が産経新聞に出ています。
 
 
『【単刀直言】原田前環境相 寄り添うだけでは福島救えぬ』産経新聞
 
 
上記の記事の中でも、「汚染水を特殊な装置で浄化処理しています。放射性物質トリチウムは取り除けませんが、十分に希釈すれば科学的安全性は確保できる。韓国など諸外国では処理水は海洋に放出しています」との記述が見られます。
 
それを受けて、大阪の松井市長は「科学的に安全性が証明されれば大阪湾での放出を受け入れる」との考えを示しました。
 
『松井大阪市長、福島原発処理水、大阪湾放出に応じる構え。』産経新聞
 

https://www.sankei.com/smp/politics/news/190917/plt1909170022-s1.html

 

 

この一連の記事を読んで、原発の処理水は福島の問題だけではないこと、大阪や多くの自治体が放出を受け入れることによって、風評被害を避けられること、福島のことを他人事とせずに本当の意味において寄り添う気持ちを持つことができるのではないかと考えました。

 

多核種除去装置(ALPS)を使えばセシウムを含む62種の放射性物質がトリチウムを除き除去でき、汚染水に関する国の「規制基準」のうち、環境へ放出する場合の基準である「告示濃度」より低いレベルまで、放射性核種を取り除くことができます。東京電力の処理水ポータルサイトより。

 

トリチウム水処分を考える

https://synodos.jp/fukushima_report/22644

 

そしてトリチウムは体内に取り込んでも、水では10日、食べ物では40日ほどで排出されます。通常トリチウムはもともと、水に400Bq /tほど含まれているものでもあります(海水中では100Bq /t。私たちの体も数十Bq /tほど含まれています。

 

トリチウムだけであれば、海洋に処理水を放出している国もあり、極度に避けることが風評被害につながることが考えられます。

 

しかしながら、ALPSが稼働するまでの汚染水や、完全に多核種が除去できていないものがまだあると考えるなら、もう一度ALPSを通さなければならない処理水もあると考えられるという見解もあります。

 

慎重に進めて行かなければならない問題ではありますが、名乗りをあげた大阪だけにとどまらず、多くの自治体で検討をする必要があるのではないでしょうか。

 

ですから、維新の県会議員は、井戸知事に「科学的に安全性が証明されれば、兵庫県でも処理水の海洋への放出を受け入れるべきと考えますが、井戸知事の考えはどうでしょうか?」と問うて欲しいなと思います。

 

頑張れ福島、頑張れ兵庫。