第3次安倍内閣
今日、内閣改造が行われました。
第2次安倍内閣での失敗点は、私が考えるに大きく二つあったと思います。
他にも色々とあったのは事実ですが、他の失敗はこの二つの失敗があったからこそ、本来の実態よりも大きな失敗として国民の目に映し出される結果となったと思います。
一つには、ちょくちょく私もブログで書いてきましたが、小池百合子氏への冷遇です。
国会では冷や飯続きだった小池さんが、崖から飛び降りるつもりで出た都知事選挙、自民党は推薦すれば良かったのに…
もう一つは、民間の憲法改正フォーラムで、憲法改正に関する意欲や、スケジュールをビデオメッセージとして送ってしまったこと、です。
これは国会議員は誰も納得しなかったでしょう。加えて、護憲勢力からは、逆バネの力が強くなり、反動が大き過ぎました。
今回の内閣改造では、第2の小池百合子を作らない為、というか、女性活躍推進と言って、いくら多くの女性閣僚を出したとしても、一部の女性を「気に入らない」という理由だけで冷遇することになれば、全体として「反論を唱えない女性」だけを優遇したように国民の目に映ってしまう、そして優遇された女性は(事実かどうか分からないけれども)媚を売ったのね、と冷ややかに国民に受け止められた、ということが、男性陣にもなんとなく分かって、それが反省点となって、野田聖子総務大臣の起用となったと、私は思っています。
そして、これは正しい判断であると思います。
もう一つの憲法改正については、「経済最優先」「スケジュールありきではない」とトーンダウンしました。
攻撃する側の油断を誘う手としては、守りの一手として、安倍さんも仕方のない一手でありましょう。
これで、まず再スタートとなるわけですが、ポスト安倍を狙う面々に囲まれながらの政権運営は、果たして何処まで上手く行くのでしょうか。