あえてやっています | 三木けえオフィシャルブログ「実行力。維新」Powered by Ameba

あえてやっています

 「あまりイデオロギーを強く出さない方がいいよ。」「当選しなければ何も意味は無いんだよ。」「それでは無党派層の支持は取り込めない。」


 よく聞く言葉です。


 でもそれって本当でしょうか?


 もちろん選挙は候補者だけで戦うものでは無いから、陣営の理解を得ることは大切だと思います。


 しかし選挙で、自分の主張を正しく訴えることができなければ、また一般受けすることだけを取り入れ、本当に大切なことをイデオロギーが強いからと訴えることをしなければ、たとえ国会議員になっても日本という国を変えることは出来ないと思います。


 それはそれだけの覚悟がないからです。


 それは地方議会でも国会でも同じことだと思います。


 覚悟の無い政治家は、結局何もできない税金泥棒です。


 戦後の日本で一番大切なことは、この国を動かす基となる憲法を自分達の手で制定することだったのではないでしょうか。


 それ以外のことは政治家でなくても、官僚でも出来たのだと私は思います。


 真に大切な国家観を自分の中に礎として堅固なものを築き得た時、演説の中に魂が籠もって人々の心を動かすのではないでしょうか。


 その演説を聴いた人に、日本にとって考えるべき問題は何なのかを提起すること、そして説得すること、それよりも何よりも心に響いて共感してもらえること。


 そこに至るまでは恐らく膨大な知識と見分が必要になると思います。


 私など、まだまだこれから研鑽を重ねなければならないのは当たり前です。


 戦後65年間、真剣に日本を守ろうとしてきた政治家が何人いたでしょうか。その長きに渡っての結果が今の民主党政権となって現れているのであって、私は今だけが悪いのだとは思いません。


 そういった意味では議員も国民も皆で過去を振り返る必要があると思います。


 平沼赳夫先生は、初回選挙から「憲法改正」を訴えられ、二度落選されました。しかしその精神は非常に貴重なものであります。


 私自身もそういった覚悟のある政治家になりたい、そう思います。


 先日、自民党の国会議員の先生から「何故たちあがれ日本から出馬したのか。」と聞かれました。私はたちあがれ日本からでなければ立候補していなかったと思います。平沼先生の主義主張があまりにも自分の目指す理想に叶っていたので、もし平沼先生が新党を結成していなければ、国政を目指してはいなかったと思います。そこに自分の運命のようなものを感じることがあります。


 もし仮に民主党に風が吹いて「民主から出馬したら当選確実」と言われても、私は絶対に民主党からは出馬しません。「中から変えれば」とよく言われますが、民主党を保守政党に変えられるほど、自分には力量もありませんし、そんなに甘いものではないということが、地方議会の経験から分かっているからです。そしてそれこそ選挙で訴えたことに偽り有りということになるでしょう。


 では何故自民党では無かったのか、それは中曽根首相以降の首相が靖国神社に参拝していなかったからです。私の選挙のスローガンは「靖国神社に参拝しよう。」でした。党首が八月十五日に参拝しないのでは選挙では用いられません。現在は谷垣総裁が参拝されてますから、与党に返り咲いても是非参拝して頂きたいものです。もちろん靖国神社のことだけではないんですけどね。(それから民主からも自民からもお声は掛けて頂いたことはありませんので、こういったことを書くのは甚だ失礼なのですが…)


 泡沫候補と馬鹿にされることもありますし、これからも厳しい道だとは思います。イデオロギーがキツイと言われても、選挙に不利と言われても、大切なことはこれからも主張していきたい。非難も攻撃もあると思います。しかしそれに耐えてこそ日本は変わると信じたい。そしてそれは私一人では到底成し得ないことなのです。