片山総務相の発言 | 三木けえオフィシャルブログ「実行力。維新」Powered by Ameba

片山総務相の発言

 片山総務相が自身の発言を撤回しています。片山さんと言えば元鳥取県知事で、地方自治の言わばプロ。


 その片山さん自身、今年4月の参院総務委員会での地域主権改革関連3法案に対する参考人質疑で、「国民にとって何の意味もない改正だ」などと厳しく批判していたはず。


 なのに、首相が同案について成立に全力を挙げるよう支持されると、「必ずしも私が理想とするところではないが、(改革の)一歩だろうと思うので着実に前進させる」と述べ、批判的だった自らの主張を撤回し、秋の臨時国会で成立を目指す考えを明らかに。


 これは、「片山さんは元知事なので、地方政治の実情がよく分かっているから、期待できるのでは?」と思っていた、地方政治に関わる、少なからずの人をがっかりさせたことと思います。


 片山氏は記者団に「この法案をまず通す。それを踏まえて、住民の政治参画機会の拡大など新しいことを(来年の通常国会に提出予定の)地方自治法抜本改正案に反映させたい」と語った、らしい。


 地方分権は住民の政治参画機会の拡大だけが成されれば良い訳では勿論なく、片山さん自身「国民にとって何の意味もない改正」の理由がまさか、住民の政治参画機会の少なさのみでは無いと思うのだが、そこをきっちり説明責任を果たして、透明化を図って欲しいものです。元々片山さんの得意とする分野なのですから。


 

 片山総務相、地域主権法案への反対姿勢を撤回