意外と多機能!
Amazon FireタブレットにUSB機器を繋げてみた

そのFireタブレット、USBを使ってもっといろいろできるかも。
Bluetoothキーボードもいいけれど…使い慣れたJIS配列で使いたい
 2017年モデルの第7世代Amazon Fire HD8タブレットに対応するおすすめアプリの一つが、Kingsoft WPS Office(旧 Kingsoft Office)。Bluetoothキーボードと一緒に使うことでソフトウェアキーボードが隠れる分、画面が広くなり文章作成も快適になる。が、手持ちのBluetoothキーボードはUS配列だ。自分の場合はJIS配列に慣れているため、US配列のキーボードを使うとところどころで戸惑う。Bluetoothキーボードの中にはJIS配列のものも売られているけれど、安価な商品はUS配列のものが多い。
関連記事:Amazon Fire HD8でできること、できないこと、おすすめのアプリ

JIS配列に慣れていると、US配列は新たに覚えなければならないショートカットが多い…。
 以前、6インチモデルのFire HD6が販売さJIS配列に慣れていると、US配列は新たに覚えなければならないショートカットが多い…。
 以前、6インチモデルのFire HD6が販売されていたとき、その世代のFireタブレットはUSBホスト機能の搭載がアピールされており、Fireタブレット対応のAmazon製USBケーブル(MicroUSB – USB A変換ケーブル)が用意されていた。
関連記事:2014年モデルのAmazon FireタブレットはUSBもHDMI出力も!気になる魅力仕様
そのAmazon製ケーブルの商品ページには、対応するFireタブレットの世代と端末が明示されており、その中に(後に出た商品の)第7世代Fire HD8は含まれていない。
外部モニタへの出力機能と一緒にUSB周辺機器の対応も省かれたのだろうと思ってはいたのだが、ふと100円ショップでmicroUSB – USB A変換ケーブルが売られているのを見つけた。「もしかして…」と、ダメでも100円。購入してFire HD8に繋げてみるとにした。れていたとき、その世代のFireタブレットはUSBホスト機能の搭載がアピールされており、Fireタブレット対応のAmazon製USBケーブル(MicroUSB – USB A変換ケーブル)が用意されていた。
関連記事:2014年モデルのAmazon FireタブレットはUSBもHDMI出力も!気になる魅力仕様
そのAmazon製ケーブルの商品ページには、対応するFireタブレットの世代と端末が明示されており、その中に(後に出た商品の)第7世代Fire HD8は含まれていない。
外部モニタへの出力機能と一緒にUSB周辺機器の対応も省かれたのだろうと思ってはいたのだが、ふと100円ショップでmicroUSB – USB A変換ケーブルが売られているのを見つけた。「もしかして…」と、ダメでも100円。購入してFire HD8に繋げてみるとにした。
100円ショップのmeets.(Watts)で見つけた「MicroUSB変換コード」。
Fire HD8にあるMicroUSBにUSB周辺機器を繋げられるようになった。さて、動くのか…?
アピールされていないだけでUSBホスト機能(OTG)がサポートされている!
 Fire HD8に100円で購入したMicroUSB – USB A変換ケーブルを挿し、ダメもとでBluetoothではない無線マウスのレシーバーを繋いでみた。するとFire HD8の画面にマウスポインタが出現し、アイコンやメニューをクリックできるではないか!
Fire HD8にロジクールのワイヤレスマウスM170を繋げたところ。タブレットの画面にマウスポインタが表示された。
 AmazonのFire HD8タブレットの販売ページにはUSBホスト機能(USB OTGケーブル)に関する文言は一切なく、Amazonデバイスサポートページを見ても「USB機器が使えます」というページは見当たらない(探し足りなかったのかもしれないが)。アピールされていないだけで、USBホスト機能に対応している…?
USB OTGケーブルに関する参考サイト
サンワサプライ:USB OTG(USB On-The-Go)でAndroidを活用
ならば、と使用頻度の高そうなUSB周辺機器を繋げて試してみた。
USBホスト機能に対応しているならあれもこれも使える…?
ワイヤレスキーボード&マウス
 次に試してみたのは無線キーボードとマウスのセット商品「Logicool ワイヤレスコンボ MK240」。
Fire HD8にロジクールの無線キーボード&マウスセット MK240を繋げたところ。どちらも動作する。
 MK240はJIS配列のキーボードなのだが、Fireタブレットに繋げると、初めはUS配列のキーボードと認識されるようで、文字入力時に「半角/全角」キーを押しても、入力モードは切り替わらない(Shift+スペースで変更する)。
そんなときは、Fire OSの「設定」からキーボードレイアウトを任意指定することで、JIS配列のキーボードをJIS配列で利用できるようになる。
US配列をJIS配列に切り替えるにはFire OSの「設定」>「キーボードと言語」>「物理キーボード」下にある(タブレットに接続している)キーボード名を選択
「キーボードのレイアウトを選択」ウィンドウが表示されたら、下にある「キーボードのレイアウトを設定」をタップ、「キーボードのレイアウト」を「日本語 Fireキーボード(アジア)」にする。
USBメモリ
 続いてUSBメモリ(FAT32でフォーマットされたもの)を繋いでみると、中に保存してあったファイルが表示された(Yahoo!ファイルマネージャーアプリからはSDカード扱いで表示される)。接続中は通知パネルにUSBメモリが表示され、タップすると「安全にUSBを接続解除する」を行える。
Fire HD8にUSBメモリを接続すると、メモリのアクセスランプが点灯し、認識される。
USBメモリを接続したときに表示されるメニューからはUSBメモリ内のファイルが見えないようだが、「Yahoo!ファイルマネージャー」の「SDカード」からUSBメモリ内のファイルを見ることができる。
USBメモリ内の画像ファイルを開いたところ(左) / PDFファイルを開いたところ(右)
USBメモリが利用可能であれば、パソコンで作成した文章の編集、Fireタブレットで下書きした文章をパソコンで編集することもあるかもしれない。Kingsoft WPS Officeのファイル保存先のメニュー画面からUSBメモリにアクセスすることができる。
Kingsoft WPS Officeのファイルの保存先から「USBカード」を選択>外部SDカードへのアクセスを許可する
「ファイルの場所」で「USBストレージ」を選択
「USBストレージ」の下にある「USBストレージを選択」をタップするとUSBメモリにファイルを保存できる。
WPS Officeには印刷機能もあり、Fireタブレットが接続されている同一ネットワーク内にネットワーク対応プリンターがある場合は紙に出力することも可能だ。
Fireタブレットの印刷機能については下記の記事で紹介しています。
「今なおシンプル」が最大の魅力。Amazon Fire HD8 2017年モデル
USBメモリーカードリーダー
 Fireタブレット対応アプリには写真のレタッチ機能があるものもある。デジカメで撮った写真をUSB経由でFireタブレットにインポートできるだろうか。
バッファローのUSB接続のメモリーカードリーダー BSCR12U2を繋いでみたところ、「Mass Storage Device」として認識はされるものの、SDカードを挿入しても中のファイルを見ることはできなかった。デジカメの写真をFireタブレットにコピーしたいときはAmazonドライブやDropboxなどのクラウドストレージを経由するか、PCを経由するしかなさそうだ。
メモリーカードリーダーを繋げたところ
メモリーカードリーダーが機器として認識されるものの、残念ながらSDカード内のファイルは表示されなかった。
DVD/BDドライブ
 パソコン向けのフリーのメディア再生ソフトVLC media playerでは市販DVDの再生ができる。そしてVLCはFireタブレット向けにも提供されている。ならば、USB接続のポータブルブルーレイ/DVDドライブを繋げてDVDの視聴は可能だろうか。
ロジテックのポータブルブルーレイドライブにDVDを挿入し、Fireタブレットに繋げてみたところ、USBメモリのように機器を認識し、通知が表示されるのだが、残念ながらVLCのメニュー画面にDVDの選択項目が現れない。DVD、ブルーレイをFireタブレットで楽しむことはできないようだ。
Fireタブレットの通知画面にブルーレイドライブが表示されるのだが…
Fireタブレット向けVLCアプリからブルーレイドライブにアクセスすることができない。
USBハブ
 最後に試したのはUSBハブ。バッファローのバスパワータイプのUSBハブ BSH5U03を接続すると、USBハブのランプが点灯し、無線キーボード&マウスとUSBメモリを繋げると、どちらも利用できた。タブレットPCに近い環境が整うことに。
USBハブを繋げて無線キーボード&マウスとUSBメモリを接続。同時利用も可能だった。
アプリ次第でAmazon Fireタブレットは化けるか
 過去にKindle Fire HDX7を使っていたときは確かにUSBホスト機能が使えなかったし、できることは限られていた。しかし、2017年モデルのFireタブレットは随分とPCに近づいている。Fireタブレット対応アプリの少なさは依然ネックだが、アプリ次第で超低価格サブPCとしてのFireタブレットの使いみちもありそうだ。
 今回のテストは第7世代Fire HD8タブレット・Fire OS5.4でのみで行っています。過去世代の端末、これから発売される将来の端末、Fire OSの将来のバージョンがUSBホスト機能に対応し、周辺機器が利用可能かはわかりません。
もし、Fireタブレット用に新規にUSB機器の購入を検討されている場合は、まずはMicroUSB – USB A変換コネクタ / 変換ケーブルを購入し、(パソコンで利用しているキーボード、マウスなど)すでにお持ちのデバイスを繋いで認識されるか事前に試されることをおすすめします。
MicroUSB変換コネクタ/ケーブルを購入される際は、商品説明に「USBホスト機能対応」、「OTG(On-The-Go)」といった言葉(データ転送に対応しているか)が載っているかご確認の上お選びください。
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