未来(みらい) | 二文字熟語

二文字熟語

漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

y’s上矢印 未来(みらい)

 誕生から今日まで46億年といわれていますが、人類の歴史は、どうでしょうか。

 

 ウィキペディアによれば、1億年から7千万年前に、地球上に最初の霊長類が現れ、4千万年ほど前に、霊長目の亜目として類人亜目が分かれ出ます。600万年前から500万年前くらいになると、より人間に近い、ヒト亜科として区分される動物が現れます。これは、より大きな脳を持ち、楽々と二足歩行できるようになった霊長類で、人類の直接の祖先とされています。それでは、これから先の人類の未来(みらい)はどうなるのでしょうか。生物学的な進化あるいは変化が起こりうるのでしょうか。

 未(み)とは、まだその時が来ない、まだその事が実現していない、という意味です。また、来(らい)は、こちらへ近づく、現在の次に現れる等の意味となります。未来(みらい)とは、未だ現れていない、次の時代の事です。

地球いて座
 話は横道にそれますが、地球上では、悲しいかな、様々な戦争や紛争が頻発しています。戦いの歴史が人類の歴史と言っても過言ではないかも知れません。

 

 国家の安全保障を考えた時、自国民は、自国の軍事力で守る体制を整備しなければ、凶暴な侵略者が紛争を仕掛けて来るのは、世の常です。世界には、まだまだ独裁的な専制国家が存在し、武力侵攻あるいはサイバー攻撃などの手段で、他国を侵略しているのも現実です。例えば、昨今の中国における、新疆ウイグル、チベット、内モンゴル等における深刻な人権侵害、ロシアにおけるクリミア侵攻やウクライナ周辺での危機的な状況等が、そういった現実を、端的に物語っています。

 

 そんな中、日本では、政治家も国民も、長い平和の中で、思考が“お花畑”状態となっていると言われています。例えば、日本の憲法改正論議が遅々として進まない背景には、軍事力がなくても、憲法9条が平和を守ってくれる等と愚かな主張をする人々、更には、日本を貶め、日本の国力を弱めようとする反日国等が存在しているのも現実です。

 

 現実世界は、日本をいつまでも、ぬるま湯の中に置いてくれるほど甘くないのでしょう。自分の国は自分で守る重大な覚悟と、自衛・防衛力の整備強化が肝要で有ることは、厳しい世界情勢の裏返しでもありますね。