楽観(らっかん)
心の持ちようで、人生が変わる。当たり前と言えば、その通りなのですが、言葉通りに行かないのが人の心。
退屈な時間の流れが、人生をつまらないものにする事もあるけれど、退屈な時間の流れこそが、平和で幸せな時間だととらえれば、気分も明るくなる。同じことでも、悲観的に考えるより、楽観(らっかん)的にとらえた方が、良いに決まっています。楽(らく)とは、心身に苦しみが無く安らかな事etc.を意味します。
“苦は楽の種”なんて言葉があります。苦あれば楽ありとも言います。何故、楽を感ずるのか。それは、人生、山あり谷ありだから。楽ばかりでは、楽を感ずる事もできません。楽観(らっかん)とは、人間が人間たる本質を観る事でしょう。悟りの境地にも近いかもしれません。
人の運命で100%的中するのは“死”
私が使っているタブレット端末の中に、あるアプリをインストールしてあります。その内容は、いわゆるエンディングノート。遺書ですね。財産・相続、私の事、葬儀・お墓・法事、日記、医療・介護、アルバム、アドレス帳etc.至れり尽くせりの内容です。私の人生は、まだまだ長いと考えていますが、人の運命で100%的中するのは、死です。誰も、決して逃れる事の出来ない運命。そうであれば、今のうちにいろいろ考えておくのも良いかも知れないと、書き込みを始めました。そこで、私の心の中に一つの変化が起きました。家族への思いやりの心です。遺された者への幸せを願う心。子供の頃は恐怖の対象であった“死”が、今は楽観的に受け止める事ができるようになりました。不思議ですね。