今日は、一重(ひとえ)という言葉です。
私の身内から来たメールの中に、「親不孝と親孝行は 紙一重」という言葉がありました。この言葉がでてきた背景は色々あるのですが、妙に気になった言葉です。私が子供の頃、どんなに親不孝をしたのか、どれだけ親孝行が出来たのか。思いもかけず、そんな事を考えさせられた言葉です。
さて、一重(ひとえ)ですが、一(ひと)は、数の一(いち)、たった一つの、まとまった全体etc.少し哲学的な意味も含むようです。また、重(え)は、重なるものの数を示すetc.との事です。すなわち、一重(ひとえ)とは、重なるものの数が一つ、従って、“重なっていないこと”を意味します。紙一重とは、紙一枚程度の隔たりの事となります。
繰り返しになりますが、親不孝と親孝行は紙一重。親不孝と親孝行の関係。なかなか難しい。例えば、親不孝をしている...と感じている子と親がいるとしますが、そういった親子関係に化学変化(親不孝→親孝行)が起きることは、決して珍しいことではない。それを、この言葉は、子である私達、親となった私達に伝えようとしているのでしょうか。