職責(しょくせき) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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 今日は、職責(しょくせき)という言葉です。

 私は、昔から、この職責(しょくせき)という言葉が好きで、自分自身の事を考える時よく、自分は職務上の責任を果たしているのだろうか。給料に見合った仕事をしているのだろうかetc.・・の思いが、心の中をよぎったものです。若いころは、雑務も含めて、毎日、物理的に消化しなければならないルーティンワークもあり、また、時々は、創造性を要求される仕事もありと、心身ともに忙しい時間を過ごしていましたが、段々経験を重ねる中で、管理職も近づき、管理的な業務が加わってきます。別の表現を使えば、職責を果たしていると、周囲から問われる立場になってきます。いわゆるプレーイングマネージャ-ですね。自分でもバリバリ汗をかきながら、知恵も出す。業務管理もする。一個人の体力・知力をフル稼働です。そんな経験をつんで、今があります(=今の話は別の機会に)。

 さて、職責(しょくせき)ですが、職(しょく)は、役目柄担当する仕事、生計のための仕事etc.を意味します。また、責(せき)とは、せめる、とがめる、義務、しなければならない務めetc.の事です。従って、職責(しょくせき)とは、役目柄はもとより生きるために今しなければならない仕事、あるいはそのための責任。

ハートブレイク苦笑い
 私達は、それぞれの置かれている立場によって仕事も責任の範囲も変わってきます。ただ、その中で、自分は、自分に求められている責任を果たしているか・・という自問は常に必要だと思います。企業に勤める一社員の職責は、組織の一員として任されている仕事を確実に行う事です。また、企業の役員である場合には、組織の経営責任を果たしているか・・といった事が職責として求められる事になります。心に隙間が空いたと感じた時は、自分自身を客観的にみるために、職責について考えてみたらどうでしょうか。