品格(ひんかく) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ラブラブ音譜
 今日は、品格(ひんかく)という言葉です。

 人には、自然と身に付く品格(ひんかく)というものがありますが、民族にも品格というものがありそうです。スポーツ界で度々ヒンシュクを買っている某国のエピソードには枚挙が無いが、例えば、柔道では攻め返す代わりに噛みついたり、バトミントンでは相手選手コートに風を送ってプレーの邪魔をしたり、今朝のニュースでは、Jリーグの鳥栖に所属する某国人が、鹿島に所属する日本人プレーヤー金崎がピッチに倒れこんだのを見て、足で顔面を踏みつける酷い画像が、TV画面に流れたそうです。この某国の人々の行動からは品格のかけらも感じない。文化レベルの低さの表れなのでしょうが、この某国の政体は、人治主義(=法治国家の形だけはもつものの実態は人治主義)が幅を利かせている困った国です。わが国の外交は、様々な国との友好関係を踏まえたものにすべく努力を積み重ねていますが、こうした努力が通じない国もあることは肝に銘じて置かなければならないと思います。

 さて、品格(ひんかく)です。品(ひん)とは、そのものに備わる価値、等級。仏教では、極楽浄土の階級の事も意味するようです。また、格(かく)とは、きまり、法則、正しいetc.の意味となります。即ち、品格(ひんかく)とは、品の良し悪し、優れた気品の事を意味します。

日本富士山(初夢)
 私達日本民族の品格(ひんかく)とは何に現れるのでしょうか。世界が驚嘆する、勤労に対する価値観、清潔な街並み、あるいは京都や奈良、あるいは鎌倉等の文化遺産、あるいはもっと古い時代の古事記とか万葉集等の古書にみる文化レベルの高さ、様々形となって表れているものがあると思います。日常的に、私達日本人が当たり前と思っている、例えば、順番を待つ(=割り込みをしない)等外国人から見た時の規律の高さなどにも自然と表れているようです。日本国民は、自身の品格の高さ、文化の素晴らしさに自信を持ちましょう。