障壁(しょうへき) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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 今日は、障壁(しょうへき)という言葉です。

 あえて、障壁(しょうへき)という言葉を選びましたが、簡単に言えば、越えなければならない目標や目的だと言い換えても良いのかも知れません。何となく目的感を喪失している、最近の私です。ただ、ある目的を達成した後は、少し楽をしたいと思って、あえて目的を持たずノンビリとした時間を過ごしたいといった、ある種の誘惑にとらわれることがあります。ところが、これがいけないようです。緊張から解き放たれて、自由気ままな時間の中に身を置いて暫くすると体調を崩す・・こんな話をよく聞きます。人は、常に、目の前に乗り越えるべき障壁(しょうへき)を意識していないとダメな生き物なのかも知れません。

 さて、障壁(しょうへき)ですが、障(しょう)とは、間に立ちふさがって邪魔になる、邪魔をする、妨げをする、砦、ついたてetc.の意味となります。壁(へき)とは、家の囲い、壁のように切り立ったところetc.の意味となります。即ち、障壁(しょうへき)とは、自分の目の前に大きく立ちはだかる高い壁。乗り越えるためには、相当な苦労をしなければならない壁。

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 登山に熱中する人々は、そこに山があるから・・と言いながら、困難な登山に挑む。時々、無謀な登山で命を落とす方がもいますが、本来、登山とは、大きな障害を乗り越えて登頂という目標に挑む訳ですので、遭難しないように万全の準備を行った上で、挑むものなんでしょう。目標達成に向けて、障害が立ちはだかった時にも同じような心構えがなければ、そこに待っているのは挫折。もっとも、挫折する前に、できるだけ具体的な目標設定がなければ、チャレンジはできません。皆様が、今、チャレンジしようとする目標は何でしょうか?