脳波(のうは) | 二文字熟語

二文字熟語

漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

脳海
 今日は、脳波(のうは)という言葉です。

 私の睡眠時間中は、枕元で、ほとんど毎日、クラッシックを流しています。学術的には、クラシック音楽を聴くと、脳が、アルファ波が発生しやすくなり、非常にリラックスした状態が保たれると、聞いたことがあります。また、右脳を刺激することで左脳を休ませる効果があるとのことです。人間の脳は、左脳(言語脳)と右脳(非言語脳)にわかれていて、日常生活では左脳ばかりを使っているため、休ませなければ脳の効率が低下するとのこと。私の場合、睡眠中だけでなく、朝の通勤時間の際にも、脳波(のうは)を意識して、聞いています。これは、クラッシックを聞くことで、精神を集中させ、仕事にも良い効果があると考えているためです。

 さて、脳波(のうは)ですが、脳(のう)とは、意識・神経活動の中枢、のうみそ、精神のはたらきetc.を指しています。波(は)とは、水の表面に起こる高低の動き、波動etc.を意味します。脳は(のうは)とは、精神の働きを電磁的な波で表したものですが、その時の、精神状態や脳の活動状態を視覚的に確認したものです。

ハートハート
 人の心の働きは、能の働きによるのか?“心”という言葉からは、脳ではなく、心臓や胸を思い描くのは何故なのか。人間とは、本当に不思議な存在だと思います。それは、自分という存在を認識できる動物からではないでしょうか。この地球上には、他は認識をしても、自己を認識できる高等生物が他にいるとは思われません。自己が認識できるがゆえに、様々な、心の葛藤が起こります。様々な欲も生まれます。自己主張が、利他の精神を押しつぶしてしまう場合も、往々にあります。いずれにしても、私達人間は、自分という存在を認識できる一方で、他への思いやり、他への感謝、他との関わりによる謙虚な姿勢などを忘れないよう、日頃から心がけなければなりませんね