熱意(ねつい) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ネツメラメラ
 今日は、熱意(ねつい)という言葉です。

 人が何かの役割や責任を負うという事は、その役割や責任を果たす義務を負うということですね。ただ、その“何か”について、達成しよう!という熱い思いや情熱が持てなければ、結局、その義務を果たすことが出来ない。私の以前の職場で、組織のリーダー的なポストについて、先頭に立って走っている男がいます。外部から観ていますので、facebookでシェアされた写真等でしか活動ぶりは分かりませんが、関係者の弁を聞いていると、今の自分の役割・職務を貫徹しようとする、熱い思いが伝わってきます。自分に果たしてそこまでできるか?→無理かな。思わず、自問自答してしまいました。

 さて、熱意(ねつい)ですが、熱(ねつ)には、“熱い”という物理的な意味のほか、全力を挙げて体中が熱くなる程、物事に打ち込むetc.の意味があります。意(い)には、心の動き、心に思っている事、気持ち、物事に込められている内容etc.の意味があります。熱意(ねつい)とは、自分の意志として、全力を挙げて物事に集中して打ち込むこと...そんな意味になります。

三角定規青春のバカヤロー
 熱意という言葉から、青春(せいしゅん)という言葉が連想されます。「青春とは人生のある時期ではなく、 心の持ち方を言う」(ドイツ出身のアメリカの詩人=サミュエル・ウルマン)http://fukushima-net.com/sites/meigen/720、という有名な言葉があります。この詩は、さらに延々と続きますが、その一部を、ご紹介しますと・・優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心 安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ・・。熱い思いをもって、物事に没入している間は青春を謳歌していると言えるのかも知れません。