緊迫(きんぱく) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

どきどきドンッ
 今日の言葉は、緊迫(きんぱく)です。

 我が国を巡る国際情勢は、何故に、これほど緊迫(きんぱく)しているのか。先ず、北朝鮮との間では、10年前の小泉元首相の電撃訪問による北朝鮮からの拉致被害者の帰国以来の、事態の進展が期待される状況になりつつあります。同国には、たびたび騙されてきた経験をもつ我が国ですが、今回は、拉致問題解決の最後のチャンスととらえ、また北朝鮮側にも従来には見られない姿勢もあることから、その進展を期待して、本日、同国に対する制裁措置の一部解除が発表されています。お互いの為に、何とか解決の途を開きたいものです。また、韓国との関係では、韓国が米国と中国を計りにかけるように、中国の国家主席・習近平氏を国賓として招き、同国独特のパフォーマンスで反日共闘を確認したという物騒な話も流れてきます。韓国も中国も、反日を煽ることで、国民の自国政府への不満をそらそうと必死ですが、両国ともそれどころではない事態にあるのでは。中国は、深刻な環境汚染で人が住めないほどの状況をどう解決していくのか、また不動産バブルが崩壊し、経済危機が深刻な事態になりつつある。韓国も同様に、政情不安定に加えて経済の極端な不振。両国の向かうべき方向は、日本をいくら貶めても、何ら見出すことができないのでは。

 さて、緊迫(きんぱく)ですが、緊(きん)とは、きつく糸を巻きつける、差し迫るetc.の意味があります。また、迫(ぱく)には、せまる、余裕がなくなる、厳しく迫って苦しめる、せばまるetc.の意味があります。緊迫(きんぱく)とは、事態がものすごく差し迫っている状況をいいます。

地球日本(本州中心
 我が国を巡る国際情勢は、まさに緊迫の度を強めています。集団的自衛権が閣議決定された背景は、まさに、こうした情勢に対処するためのものだと理解しています。“幸福の科学”という宗教団体が最近作成した「ファイナルジャッジ~日本占領」という映画があります。ネットで無料でみることができますが、物語は、中国共産党と思われる隣国が日本を占拠するところから始まり、最後は、宗教組織の若いリーダーの演説でハッピーエンドという、現実離れしたストーリーですが、極めて現実的な危機として、侵略の意図を隠そうとしない隣国・中国の存在を意識させたところに意味があります。日本人は、この日本という平和な国を守るために何をなすべきか、危機感を共有して、困難な状況を生み出すであろう様々な問題に対して、先手先手で、万全な対処をしなければならないと感じたところです。