節制(せっせい) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

顔・悔し泣き泣くの我慢!
 今日の言葉は、節制(せっせい)です。

 昨晩は、就寝前のアルコールが身体に響いたのか、朝まで胃もたれが続き、寝苦しい夜でした。正月の延長線にあるような気分が抜けないせいか、自制心がきかない?!健康な生活には、自制心は勿論、節制(せっせい)するということも大切な事ですね。簡単な例を挙げれば、食べ過ぎない、飲みすぎない、夜更かししない、夜遊びしない、いろいろ我慢をしたり、自己制御することは多い。

 さて、節制(せっせい)ですが、節(せつ)とは、ふし、ものの結びついているところ、くぎり、気候の変わり目、しるしetc.の意味があります。また、制(せい)は、さだめる、きまり、おさえつけるetc.の意味となります。節制(せっせい)という言葉からは、節度(せつど)という言葉がイメージされますが、節度とは、適当なほどあい、といった意味があります。節制という言葉は、これと似たようなニュアンスを持ちながら、適度に慎む・・といった意味があると思います。

日本代表ドキドキ
 私達一人ひとりの生活の中に、節制や節度といった感覚があればこそ、社会秩序もしっかりと守られ、安全で健康な生活が送れていると思いませんか。これは、日本人の民族性からくる真面目さにも通じるものかもしれません。”日本の常識、世界の非常識”という言葉がありますが、日本は良い意味で、平和で安全な生活環境の中にありますが、一歩、日本を飛び出すと世界中で日本のように平和で安全な国は、極めて少ないのが現実ではないでしょうか。そういった意味での、日本の常識、世界の非常識です。”素晴らしい国・日本”に生まれた幸せを、もう一度、かみ締めて見ましょう。