情緒(じょうちょ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ハーート四葉
 今日は、情緒(じょうちょ)という言葉です。

 よく五月病といって、学校を卒業して社会人になって不安定な精神状態にいるひと、あるいは人事異動で新しい職場や部署になれず不安定な状態にいることを、病気にたとえて言ったいます。病気にたとえてというより、メンタルな病といえは、それは病なんでしょう。環境変化は、人の心に微妙な変化を及ぼします。それは、五月だけではなく、いつもそういう危険に直面しているのが現代社会ともいえるのではないでしょうか。あの、大リーグで活躍した伊良部元投手(42歳)の訃報が入ってきました。自殺だったということです。異国の地アメリカで、何を思って自殺にいたったのか。

 さて、情緒(じょうちょ)という言葉です。情(じょう)とは、人の心の働き、こころ、まごころ、なさけ、事実など様々な意味を持っています。この文字を分解すると、左側が”心”(こころ)、右側が”青”(あお)。どのようなイメージが湧いて来ますか?心の青さ=心の若さ、さらには心の未熟さか?次に、緒(ちょ)の字です。その意味は、はじめ、あるいは”いとぐち”等となるようです。心の未熟さを探る糸口?

❤おかま
 私も、また私たちも、いつも心が健康であるわけではありません。不安定で、まさに情緒不安定となって、じっとこらえている事も、多くあります。そんな時です。自分の心をいかにしっかり持つようにするのか。それは、日頃の、自分の人生観。それを思い出し、心の中で繰り返すことです。あなたの人生観は、どのようなものでしょうか。