還暦(かんれき) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。


にこっむり
 今日は、還暦(かんれき)という言葉です。

 青春スターの一人でもあった、あの中村雅俊が還暦を迎えたそうです。”俺達の旅”というドラマで人気を博していたことを思い出しますが、既に、還暦とは。最近、どうも時間の流れの速さばかりが気になります。往年の名優、往年のスターの訃報がやけに気になりますし、あの人も・・こんな年に、といった感じです。

 さて、還暦(かんれき)の意味です。還(かん)とは、一巡りする、もとに戻る、といった意味です。暦(れき)は、こよみ、あるいは日・月・星が運行していく意味をもっています。還暦(かんれき)とは、そういった事から、60年で生まれた年の干支(えと)に帰ることを意味し、数え年で61才の呼び方だそうです。人生を一からやり直す起点とでも言えるかもしれません。

涙走る
 日本人の平均寿命は82.7才。人生80年の時代です。私達が子供の頃は、還暦といえば、本当にお爺さん、お婆さんといった感じでしたが、今の還暦は、若い。体力年齢も、恐らく外見の若さと同じくらいに若いのだと思います。中村雅俊しかり、渡哲也しかり、加山雄三しかり。かっこ良い爺さんが多い。かっこよく年をとりたいもんですね。