こんにちは、保育園ウォッチャーMです。
今日は、私が特に感銘を受けた「株式会社こどもの森」の保育・教育の考え方について、
少しじっくりと書いてみたいと思います。
■ 小学校の“前倒し教育”ではなく、人生の“土台づくり”を
子どもが園で何を学ぶのか——これは、多くの保護者が関心を持つテーマですよね。
最近では早期教育や英語、プログラミングなど「小学校の先取り」が注目されがちですが、
株式会社こどもの森は、その真逆をいくスタンスをとっています。
同社が重視しているのは、知識を“詰め込む”ことではなく、
「非認知能力」を育むこと。
つまり、点数や成果では測れない、生きるための力を伸ばすという考え方です。
■ 愛着と自信が、すべての学びの出発点
こどもの森の保育方針のキーワードは、①愛着 ②自信 ③意欲 ④自己肯定感 ⑤愛情 ⑥やり抜く力 ⑦感性 ⑧善悪の判断 ⑨情・欲のコントロール。
どれも「人として生きていく力」に直結する要素です。
たとえば、乳児期の「少人数担当制」。
この時期に最も大切なのは“人に愛されて安心して過ごすこと”。
だからこどもの森では、保育士が一人ひとりとしっかり関わる時間を確保し、
「先生が自分のことを見てくれている」という実感を積み重ねます。
その安心感が、やがて「自信」や「意欲」につながっていく。
こうした心理的な土台づくりを、日々の保育の中心に据えているのです。
■ 「見守る保育」が育む、子どもの内なる力
印象的なのが、こどもの森が掲げる「見守る保育」という考え方です。
子どもたちを同じように動かす“一斉保育”ではなく、
それぞれの子の個性を尊重し、自発的な行動を待つ。
大人の指示で動くのではなく、子どもが自分で考え、行動する力を育てる。
たとえば、遊びの中で「これをやってみたい」と思った子に、
保育士は必要な援助だけを行い、あとはそっと見守ります。
「手を出さないこと」も、実はとても勇気のいる選択です。
でも、こどもの森の保育士さんたちは、子どもの“成長の芽”を信じて、
あえて待つ——その姿勢が素晴らしいなと感じます。
■ 環境そのものが先生になる
こどもの森の園では、子どもたちが“自分から動ける環境”づくりを大切にしています。
保育室にはテーマごとの「コーナー保育」が設けられ、
子どもたちは自分で遊びを選び、集中して取り組むことができます。
でも、ただ「好きなことを自由にやる」だけではありません。
人気のコーナーには人数制限があるので、時には順番を待つ経験も。
これが「感情のコントロール」や「他者との関わり」を学ぶきっかけになるのです。
また、園内は木のぬくもりが感じられる空間づくりが多く、
“家庭的な雰囲気”を意識したデザインが特徴です。
長い時間を過ごす子どもたちが、まるでおうちのようにリラックスできる。
そんな空間も、立派な教育の一部だと感じます。
■ “経験”を通じて世界を広げる
こどもの森の保育で私が好きなポイントのひとつが、「経験の保育」です。
園バスでの園外活動、自然や社会とのふれあい、地域との交流——。
これらの体験は、子どもの「なんだろう?」という好奇心を刺激し、
“知る喜び”を教えてくれます。
また、異年齢の子どもたちが一緒に過ごす「異年齢児保育」も特徴的です。
年上の子に憧れ、真似をしようとする姿。
年下の子を助けてあげる優しさ。
その中で育つ“社会性”や“思いやり”は、教科書では学べません。
私自身、わが家の子どもが年下の子に「貸してあげようか」と言えた日、
「ちゃんと園で学んでいるんだな」と胸が熱くなりました。
■ 「ダンス」や「音楽」で育つ表現力
こどもの森の保育には、体を動かす活動も多くあります。
中でも特徴的なのが、「ダンス」「音楽」「造形活動」。
ダンスでは、創作やリズム運動を通して「自己表現」と「協調性」を学びます。
最初は恥ずかしそうにしていた子も、
音楽に合わせて体を動かすうちに自然と笑顔になっていく。
人前で踊る経験は、「恥ずかしさを乗り越える力」や「自信」にもつながります。
音楽活動やリトミックでは、感性と集中力を育みながら、
「感じたことを表現する力」「人と一緒に奏でる喜び」を体験します。
音やリズムに合わせて体を動かす——そんな単純な動作の中にも、
子どもたちの“生きる力”の芽がたくさん隠れています。
■ 「遊び」が最高の教材
株式会社こどもの森の教育を語るうえで欠かせないのが、
“遊び”を重視する姿勢です。
遊びは子どもにとって単なる余暇ではなく、
考える力、挑戦する力、他者と関わる力を育てる“学びの時間”。
こどもの森では「質の良い遊び」が最高の教育だと位置づけています。
先生たちは子どもに直接「これをやりなさい」と言うのではなく、
興味を引くような環境をさりげなく用意します。
たとえば、絵本コーナーに季節の絵本を並べておいたり、
園庭に落ち葉や虫を見つけやすい場所を残したり。
“自然と触れたくなる仕掛け”を通して、子どもが自ら動き出すきっかけを作るのです。
■ 「非認知能力」を育むということ
非認知能力とは、学力テストでは測れない“人間力”。
やり抜く力(GRIT)、好奇心、感情のコントロール、しなやかな心(レジリエンス)——
これらは一度身につけば一生の財産になります。
こどもの森では、この力を育むために「プロセスを大切にする教育」を行っています。
成功や失敗という“結果”だけを見るのではなく、
「どう考えたのか」「なぜそうしたのか」という過程に焦点を当てる。
たとえば跳び箱や縄跳びの練習で、うまくいかなくても
「次はどうしたらできるかな?」と声をかける。
その積み重ねが“やり抜く力”を育てていくのです。
■ 好奇心が未来を切りひらく
こどもの森では、外部講師を招いたり、
ダンス・造形・科学遊びなど幅広い体験を通して、
子どもの「やってみたい!」という気持ちを育てています。
ポイントは、“やらされる”ではなく“やりたい”を引き出すこと。
先生たち自身が楽しそうに取り組む姿を見せることで、
子どもたちは「やってみたい!」と自然に動き出します。
乳幼児期に触れる環境が、子どもの好奇心を左右する。
株式会社こどもの森の保育は、その真理を見事に実践していると感じます。
■ しなやかに、折れない心を育てる
そして、こどもの森の教育の根幹にあるのが「レジリエンス(回復力)」。
失敗しても落ち込みすぎず、また立ち上がる力。
この“しなやかな心”を育てるために、
先生たちは「できなかったこと」よりも「挑戦したこと」を大切にしています。
「大丈夫、もう一回やってみよう」——
そんな一言が、子どもの未来を変える。
園という日常の中に、その瞬間が何度も訪れているのです。
■ 「子どもを真ん中に」ある保育のかたち
株式会社こどもの森の保育・教育の根っこにあるのは、
創業以来ずっと変わらない理念——「子どもを真ん中にした社会づくり」。
教育方針やプログラムのすべてが、この言葉に集約されています。
子どもが自分で考え、選び、感じ、行動できるように支える。
その姿勢は、家庭教育にも通じる学びがたくさんあります。
私たち保護者も、つい「早くできるように」と焦ってしまいがちですが、
こどもの森の保育を見ていると、
「子どもを信じて待つことの大切さ」に気づかされます。
■ おわりに:未来を生きる力を育てる
これからの時代、正解のない課題に挑む力が求められます。
株式会社こどもの森の保育は、まさにその“生きる力”を育てるもの。
「何を覚えたか」ではなく、「どんな気持ちで挑んだか」。
「どんな結果を出したか」ではなく、「どう立ち上がったか」。
そんな子どもたちの姿を見守る大人が増えていけば、
きっと社会全体がもっと優しく、しなやかになれる気がします。
保育園ウォッチャーM
(※この記事は個人の観察に基づいた記録であり、企業の公式見解ではありません)
