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KDDSのブログ

 慶應発達障害支援会 (KDDS:Keio Developmental Disorder Support) は、発達障害児の支援をする学生団体です。
KDDSは、応用行動分析学に基づいた療育方法を用いて発達障害児の支援を行っております。

KDDS新3年のKです。

5月のピアトレの活動報告です。
※ピアトレ・・・ピアトレーニング:同年代の仲間(Peer)同士のコミュニケーションを通じて社会性やコミュニケーション能力の向上を目的とした集団活動です。


『ターゲット行動(当日のピアトレの目標)』
大きい子:相手の意見を聞く
       自分の意見を言う
小さい子:ルールのあるゲーム遊び

『全体のプログラム』
【小さい子】
①歌とダンス
②電車ごっこ
③工作
④けんけんぱゲーム

【大きい子】
①歌とダンス
②電車ごっこ
③工作
④けんけんぱゲーム
⑤SST


『活動ごとの詳細』
【小さい子】
①歌とダンス
この活動のターゲット:身体を動かしてほぐす
<活動の流れ>
「ロンドン橋」の歌を歌いながら橋の下をくくる。歌が終わった時に橋の下にいた子は「お名前は?」と聞かれ、お名前を言う。

<感想>
橋の下をくぐるのが楽しそうで、盛り上がりました。ピアトレはじめの雰囲気づくりとして成功だったと思います。

②電車ごっこ
この活動でのターゲット:ルールに従う
<活動の流れ>
・順番に並び、電車ごっこをする
・駅に着いたら子供全員が大人とタッチする
・駅ごとにパズルのピースをもらう(全部集めると電車の絵)
・先頭の子は車掌バッジを次の人に渡す
・車掌さんが『出発』と言ったら動く

<感想>
今回は段ボールで立派な電車を作って、子供たちにそのなかに入ってもらいました。金色の車掌さんバッジをつけたり、電車好きな子供たちにとって活動そのものに魅力があったみたいです。

③工作 6月のカレンダーつくり
この活動でのターゲット:大人に○○くださいと言う
<活動の流れ>
①用意した塗り絵の中から、自分のやりたいものを選ばせる
②大人とペアになり、「○色ください」と言ってクレヨンをもらう
③塗り絵をする→カレンダーの台紙にのりで貼る
④塗ったものを発表する

<感想>
6月らしいイラストの塗り絵をやりました。例えば「赤(クレヨン)ちょうだい」など、ほしい色を大人に要求する練習が出来ました。うまくクレヨンをもらえたらカレンダーの日曜日のところにシールを貼ってもらえました。

④けんけんぱゲーム
この活動のターゲット: ・体を動かす、ルール(順番)を守る
<活動の流れ>
①けんけんぱのコースを二つ用意
②スタートの合図でゴールまでけんけんぱ又はジャンプで進む
③ゴールしたらくじ引きをする
④くじに書かれてある人のところへ行き、コミュニケーション、質問を出してもらって答える
⑤終わったらまたけんけんぱのコースへ行く
⑥5回(時間によって調整)終わったら終了

<感想>
けんけんぱはどの子も大はしゃぎで楽しめました。一番わいわいしたにぎやかな活動でした。

【大きい子】
①歌とダンス
この活動のターゲット:身体を動かしてほぐす
<活動の流れ>
「ロンドン橋」の歌を歌いながら橋の下をくぐる。歌が終わった時に橋の下にいた子は、後ろのお友達に質問をする。
<感想>
歌のテンポをいろいろに変えたのが楽しかったです。質問する子も質問に答える子もみんなよくできました。次回以降は子供たち自身に質問を考えてもらおうと思います。

②電車ごっこ
この活動のターゲット:・相手の意見を聞く、自分の意見を言う

<活動の流れ>
・順番に並び、電車ごっこをする
・駅に着いたらクイズ。車掌さんが、クイズの2択のうちどちらがいいかみんなに聞く
・駅ごとにパズルのピースをもらう(全部集めると電車の絵)
・先頭の子は車掌バッジを次の人に渡す
・駅では車掌さんが後ろの子どもに質問「何駅に行きたいですか」

<感想>
みんな上手にクイズに答えて各駅をめぐることができました。車掌さん役の子はみんなの意見を集めることができました。

③工作 カレンダーつくり
この活動のターゲット:友達の意見を聞く・自分の意見を言う
<活動の流れ>
①子ども同士でペアを作り、リーダーを中心にしてどのペアがどの塗り絵をするか話し合って決める。
②ペアの相手に何色で塗るか聞いて、その色で塗り絵をする。一箇所塗り終わったら役割を交代する。
③カレンダーづくりが終わったら、2人で前に出てきて作ったカレンダーを発表する。


<感想>
お友達に何を描いてほしいか上手にインタビューできました。最近交錯したものを発表することが多いですが、みんなどんどん立派になっていきます。

④けんけんぱゲーム
この活動のターゲット:体を動かす、自分の意見を言う
<活動の流れ>
①けんけんぱの端と端に二人がそれぞれ立つ
②両端からけんけんぱで移動し、二人が会ったポイントでストップ
③二人でクイズを出し合う。答えられたら渡してあげる。
④ばいばいをして背を向け、元来た道を戻って次の人にタッチして交代

<感想>
クイズを出す方も、クイズに答える方も、まじめに取り組んでいました。みんな何周もけんけんぱのレーンをを進んで頑張っていました。

⑤SST
この活動のターゲット:一つ目の劇は、大きな声で挨拶すること、二つ目の劇は先生に丁寧な話し方をすること、三つ目の劇は相手の目を見て挨拶することがターゲットでした

<活動の流れ>
・大人が劇をする
・それぞれの場面でセリフの問題点を考えてもらう
・どうしたらセリフの言い方などを改善できるかもアドバイスしてもらう(紙に書いてもらい、全員発表してもらう)
・答えが出たら大人が正解の劇を演じ、その後子ども一人一人に演じてもらう
・一つの劇が終わるたびに乗り物のピース(トークン)がもらえる

<感想>
劇中の、問題のあるセリフを指摘して、どこが悪いかの原因を考え、どのように改善したら良いか、とても良く頑張って考えてくれました。


『全体の感想』
今回は、一つのプログラムをクリアするごとに一つの乗り物の絵ができ、すべての活動の終わりには乗り物図鑑が完成するという初の試みをやってみました。子どもたちにとって乗り物図鑑は魅力いっぱいだったようです。乗り物図鑑のおかげで、それぞれの活動のつながりを強められたのではないかと思います。
これからも、すべてのプログラムの関連づけの工夫をこらしていきたいです。
新入生の今回は多く見学に来てくれました。やる気あふれる人たちがたくさん入ってきてくれて、既存部員はとてもうれしいです。新しい仲間と共に今後もいっそう楽しいピアトレができるように頑張ります。

今回のピアトレの報告は以上です。