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KDDSのブログ

 慶應発達障害支援会 (KDDS:Keio Developmental Disorder Support) は、発達障害児の支援をする学生団体です。
KDDSは、応用行動分析学に基づいた療育方法を用いて発達障害児の支援を行っております。

KDDS 3年 の川北です。10月20日に実施したピアトレについて活動報告をさせていただきます。
※ピアトレ・・・ピアトレーニング:同年代の仲間(Peer)同 士のコミュニケーションを通じて社会性やコミュニケーション能力の向上を目的とした集団活動です。

『ターゲット行動(当日のピアトレの目標)』
大きい子・小さい子:お店屋さんができるようになる。
子どもが学生のサポートを受けながら店員さんをしました。

『全体のプログラム』
①歌とダンス
②工作「お絵かきしよう!」
③お店屋さん練習
・輪投げ屋さん
・駄菓子・手作り・似顔絵やさん
・ボーリング屋さん
・魚釣りやさん


『活動ごとの詳細』
①【歌とダンス】
○この活動のターゲット
大きい子:体を動かす・声を出す・お友達に質問する・質問に適切に答える
小さい子:体を動かす・声を出す・お友達に名前を尋ねる

小さい子
<活動の流れ>
歌(振り付け有り)
♪たけのこ体操(歌 詞)
たーけのこ♪ たーけのこ♪
ニョッキニョキー
たーけのこ♪ たーけのこ♪
ニョッキッキー

① 全員で輪になり、踊りながら歌を歌う
② 近くにいるお友達や学生に名前を質問し合う

<感想>
子どもたちは上手に質問したり、自分の名前を答えたりしていました。
次回から、お子さんとも一緒に練習したり、のりやすい曲を選択するなど工夫していきます。

大きい子
<活動の流れ>
①小さい子と同じ歌を歌う
②近くにいるお友達と名前と、好きな食べ物や動物などを質問し合う。

<感想>
みんな、上手に質問したり、答えたりしていました。
大きい子はメロディーにのって楽しく踊りながら歌えていました。最初の活動として、良い体ほぐしになりまし た。

②【工作「お絵かきしよう!」】
○この活動のターゲット
小さい子:「○○(色・ 絵)ちょうだい」と言う 「ありがとう」を言う
大きい子:「○○(色)ください」「ありがとう」と言う 発表する

小さい子
<活動の流れ>
①塗り絵を選び、「○○(絵)ください」と言う。
②色を選び、「○○(色)ください」と言う。

<感想>
子どもは学生に「○○色下さい」と言い、上手に塗れていました。
お手本や課題のレベルをもっと易しくし、さらに楽しい活動にしていきます。


大きい子
<活動の流れ>
①色を選び、「○○ください」と言う。
②お題の絵を描く。
③前に出て発表する。

<感想>
子どもは学生に「○○色下さい」と言い、上手に描けていました。
描いたものをしっかりと発表していて、とても良かったです。

③【お店屋さん練習】
ここからは輪投げ屋さん、駄菓子・手作り屋さん、ボーリング屋さん、魚釣り屋さんを回り、それぞれのお店屋さ んの練習をしました。

【輪投げ屋さん】
〇この活動のターゲット
小さい子:お店屋さん役をやる。「いらっしゃいませ」「100円 です」 ルール説明の紙を読む「○点です」 (輪・お菓子を渡す時に)「どうぞ」 「ありがとう、また来てね」を言う
大きい子:小さい子と同じ +輪の個数を数える

<活動の流れ>
①お客さんに100円をもらう
②客さんが先にわなげをやる。→大きい子は輪の個数を数える。
③子供がわなげをやる。→大きい子は輪の個数を数える。
※STが得点をホワイトボードに記入
④お客さんの輪が多かったら「おめでとう賞」、少なかったら「頑張ったで賞」

<感想>
子どもが輪投げそのものを楽しんでいて良かったです。
何回も練習すると店員さんの仕事を上手にできていました。


【駄菓子・手作り屋さん】
○この活動のターゲット
小さい子・大きい子:「いらっしゃいませ」
(品物を渡すとき)「どうぞ」
(お金を受け取るとき)「ありがとう」
(お客さんが帰るとき)「ありがとう、またきてね」
と、大きな声で、はっきりと目を見て言う。

<活動の流れ>
小さい子
手作り屋さん、駄菓子屋さんをやる。(この順でシュミレーションする)
①まず手作り屋さんをする。大人とペアで活動する
②挨拶、お金の受け渡し、商品の手渡しの流れを、台詞と共に覚えてもらう
③3人の大人と活動をする。一人の大人との活動が終わるごとに、シールをもらえる。トークンシートの活用
④次に駄菓子屋さんをする。手作り屋さんと同じく、大人とペアで活動する。

大きい子
手作り屋さん、駄菓子屋さん、似顔絵屋さんをやる。(この順でシュミレーションする)
①まず駄菓子屋さんをする。大人とペアで活動する。
②挨拶、お金の受け渡し、商品の手渡しの流れを、台詞と共に覚えてもらう
③次に手作り屋さんをする。モデリングはなしで、プロンプトのみで、すぐに活動に取り掛かる。駄菓子屋さんと 同じく、大人とペアで活動する。
④最後に似顔絵屋さんをする。こちらもモデリングはなしで、プロンプトのみで、すぐに活動に取り掛かる。大人 の似顔絵を描いてもらう。
⑤挨拶、席への案内、絵を描く、お金の受け渡し、描いた絵の受け渡しの流れを、台詞と共に覚えてもらう

<感想>
お金の受け渡しがスムーズでした。大きい子はお客さんの目を見てにっこりしていて、良かったです。
小さい子も楽しめるような、易しい方法を考えていきます。
プロンプトシートを表面のみにまとめると、使いやすくなると思いました。

【ボーリング屋さん】

○この活動のターゲット
小さい子・大きい子:「いらっしゃいませ」「どうぞ」「ありがとうございました」などの声掛けをする
ルールを理解して説明する
倒れたピンを数える

<活動の流れ>
ボーリングのルール
①1人2回投げる(ピンは立て直さない)
②勝ったらおめでとう賞、負けたら頑張ったで賞

◆子どもの仕事
①「いらっしゃいませ」
②お客さんに値段を教える「○○円です」
③お客さんからお金をもらう「ありがとう」
④ルール説明… ・1人2回投げる ・子どもよりたくさん倒したらおめでとう賞、少なかったら頑張ったで賞を もらえる ・お客さんが最初に投げる
⑤球を渡す 「どうぞ」
⑦お客さんが倒した本数を数える 「○本です」
⑧自分の番で2回投げる
⑨自分が倒した数を数える
⑩「お客さんが●点、僕が●点だったので、おめでとう賞or頑 張ったで賞をあげます」
⑪景品を渡す「どうぞ」
⑫「ありがとうございました。またきてね」

<感想>
ボーリング自体を子どもが楽しんでくれて、良かったです。
ボーリングのピンを立て直すなど、手順が多くなってしまったので、運営しやすい方法を考えていきます。

【魚釣り屋さん】

○この活動のターゲット
小さい子・大きい子: 「どうぞ」「ありがとう」をいう ルールの紙を読む

<活動の流れ>
①お客さんにルールを説明する
ルール:
 時間は20秒
 多く釣った方が勝ち
 釣った魚はバケツに入れる
 ながぐつは点数に入らない
②お客さんと魚釣りをやる
③勝ち負けに応じてお菓子袋をあげる

<感想>
子どもが読み上げるルールをもっと簡潔にし、丁寧なルールを書いた紙をお客さんが見えるよう貼っておくなどの 工夫をしていきます。
子どもの声が小さいときには 聞こえてないよ、などの声掛けをし、お客さんに伝えるためのセリフであることを 教えることが大事だと思いました。


『全体の感想』
全体的に子どもたちが楽しんでくれていて、良かったです。
子どものできることを最大限させることを意識しながら、フォローしていきます。
次回以降もターゲットや子どものスキルをしっかり考え、企画していきたいです。


今回のピアトレの報告は以上です。

KDDS3年 川北