KDDS1年の久保です。3月16日に実施したピアトレについて活動報告をさせていただきます。
ピアトレ・・・ピアトレーニング:同年代の仲間(peer)同士のコミュニケーションを通じて社会性やコミュニケーション能力の向上を目的とした集団活動です。
『ターゲット行動(当日のピアトレの目標)』
小さい子:大きい子と一緒に活動をすることに慣れる
大きい子:小さい子に優しくする、協力する
今回は小さい子と大きい子同士の活動でした。子供たちは学生のサポートを受けながら異なる年齢の子供と共に活動を行いました。
『全体のプログラム』
① 歌とダンス
② どうする? ○○ちゃん
③ わくわくものづくり!
④ お店屋さんになろう[行こう]
『活動ごとの詳細』
① 【歌とダンス】
○この活動のターゲット
大きい子:相手の質問に対して正確に答える。
小さい子:自分の名前をはっきりと言う(口の動き、発音を見て判断)、相手に名前を尋ねる(可能な限り自力で)
<活動の流れ>
歌と振付(森のくまさんの替え歌)
楽しい~ ピアトレ~ これから~ 始まるよ~
(ある日) (森の中) (熊さんに) (出会った)
お名前 何ですか~ お名前 何ですか~
(花咲~く)(森の道) (熊さんに) (出会った)
① 2列になり「森のくまさん」のリズムに合わせて歌いながら踊る。
② 近くにいる学生や子供に名前や好きなものを質問しあう。
<感想>
みんな、上手に質問や受け答えをすることができました。リズムに合わせて体をほぐせたので、ピアトレ最初の活動としていいスタートダッシュを切れたと思います。
② 【どうする? ○○ちゃん】
○この活動のターゲット
大きい子:小さい子の要求に応える、ダラダラと立たず姿勢をよくする
小さい子:大きい子に要求する、大きな声で話す
<活動の流れ>
①登場人物が不適切な発言や行動をする劇を見てもらう。
②劇に対して、小さい子と大きい子で、それぞれ登場人物がするべき行動を考え、答えてもらう(まずは答えのみ)
③改善版の劇を見てもらう
④劇の登場人物になりきり、大きい子も小さい子も大人とペアになり、練習する(上手にできた子は、子ども同士でも練習させてみる)。
⑤みんなの前で発表してもらう(最初は大きい子に発表してもらう(小さい子のお見本として)。徐々に小さい子にも発表してもらう。また、ペアで上手に練習できた子は、ペアでの発表もさせる)。
⑥①~⑤を3回繰り返す
<感想>
劇中の間違っている箇所を見つけて、改善点を考えることができました。その後、それを踏まえて劇を交えながら発表しました。どの子も上手に堂々と発表できました。発表前の練習の成果があったと思います。よく頑張りました。
③【わくわく ものづくり!】
○この活動のターゲット
小さい子:大きい子に手伝ってもらえるように頼む
大きい子:小さい子の手伝いに応じる
<活動の流れ>
① わくわくの木に材料がなっているので、小さい子・大きい子ペアで一緒に向かう。
② 材料を手に入れる。大きい子にのみ鋏を持たせる。小さい子は、大きい子に、わくわくの木からわくわくセットを「切って」と言って切り取ってもらう。
③ 工作する場所に戻る。
④ 2人で協力し、工作する。
<感想>
自分たちで材料を集めて工作を行ったので非常に達成感があったと思いました。さて、この活動では小さい子が大きい子に依頼する場面がいくつかありました。しかし、小さい子にとってそれを自主的に行うのは少し難しかったと感じました。共同で行う工作でしたが、ターゲットが達成できるような場面が少なかったと実感しました。活動での子供たちの様子を念頭に置きながら活動内容を組み立てていきたいと思います。
④【お店屋さんに行こう[なろう]】
○この活動のターゲット
お店屋さん役
共通:「いらっしゃいませ」「○○円です」「ありがとうございました」をお友達の目を見て大きな声で言う。
大きい子:小さい子に対してやさしい言い方をする。
お客さん役
共通:順番を守る。
小さい子:「○○ください」と言う・引換券(または、○円券)をだす。
大きい子:「○○ください」と言う・お金を出す。
<活動の流れ>
① お店屋さんは位置につく、おつかいの子どもはおつかいの紙をもらう
② おつかいの子どもは店まで行き指定のものを買う、買えたらおつかいの紙にシールを貼る
③ 次の店に行き、②を何回か繰り返す
④ 買うものが揃ったらおつかいを頼んだ人に渡す
⑤ お店屋さんとおつかいの役を交代し②~④を繰り返す
<感想>
どの子も上手にやり取りを行うことができました。楽しそうにお客さんやお店屋さん役に取り組んでいました。この活動でのやりとりは日常生活では多く見られる場面です。ぜひ、この経験をピアトレ以外でも活かしてほしいと思いました。
<全体の感想>
大きい子と小さい子を交えての活動は初めてでしたが、みんな楽しそうに取り組んでいました。学校といった日常の場面では異なる年齢の人と関わる機会が多いです。そういうわけで、今回は実践的なピアトレだと実感できました。ただし、年齢が異なるのでどうしてもスキルの差が現れてしまいます。この点を十分に考慮してどの子供たちもターゲットを達成できるかつ満足できるピアトレづくりに取り組んでいきます。次回以降も今回の形式でピアトレを行いたいと考えています。