ソシオエステティシャン
マークスかつこ でございます
ソシオエステティックとは、
人道的・福祉的観点から
精神的・肉体的・社会的な困難を抱えている人に対し、
医療や福祉の知識に基づいて行う
総合的なエステティック。
エステティックの施術によって
人を癒し、励まし、
QOL（生活の質）の向上に寄与し、
その人が本来の自分を取り戻すために
支援することを目的としています。
≪ソシオエステティックのはじまりについて≫
フランスのルネ・ルジェール女史は、
1950年に、トゥールでエステティックサロンをオープン。
多くの人々への施術を通じ、
裕福で健康な人々だけではなく、
病気の人や心の病を抱えた人、
社会的な弱者にまで
エステティックのよろこびを伝えたいと願い
エステティックの知識だけではなく、
より深い医学的な理解が必要であると痛感し、
医療機関の協力も得、
精神科病棟や刑務所、
老人ホームなどでボランティア活動を開始
1978年、トゥール医科大学ブルトノー病院内に
CODES※（コデス）を開設。
1997年には国から「ソシオエステティック能力資格」の
資格名で、技術教育資格として認可。
※CODESの教育機関が国家から認められる。
フランスでは、
医療や福祉の分野で重要な役割を担う存在として
しっかりと根付いています。
またフランス以外の多くの国々で
ソシオエステティシャンが活躍しており、
フランスでは毎年国際会議が開催され、
世界中のソシオエステティシャンが一堂に会し、
様々な取り組みや成果について発表を行っています。
日本においても2004年、
日本エステティック協会と
フランスCODESとの間で提携契約を締結。
フランスCODESの協力のもと、
2007年9月より日本でも
ソシオエステティシャンの養成が始まり、
現在に至ります。
私自身のソシオエステティシャンになった動機は、
高齢になったアメリカ人の義両親や
当時入院していた父に、
高齢者や病人にも安心して提供できる
エステの知識を身につけたいとおもった事がきっかけ。
１５年以上前、ガンで亡くなった母が
入院していた病院では、
エステ等は提供できない状況でした。
（知識がなかった）
３５年以上エステをさせていただき
自らも施術を受ける事も大好き
トリートメントは、身体に触れる事で、
癒しと安らぎ、幸せホルモン（オキシトシン）の
分泌を促します。
こわばった身体と心を
癒してくれます。
Victoriaは、２７周年を迎えた訳ですが、
オープン当初、６０代のお客さまは、
８０代後半になられる訳で
高齢化や体調を崩されたり
この世を全うされた方もおられます。
ご病気になっても
エステにはいらしてくださり
やってもらうほうが調子がよいと
通ってくださる方もおられます。
がん経験者は、
お身体がガチガチだったりしますが、
エステをすることで、
リラックスをされ、元気になられ
再発せず普通に生活を送っておられる方もおります。
エステは、健康な方への施術の提供が基本でしたが、
Victoriaのように、長きに渡りご来店いただきますと
高齢化する訳で、
高齢者や病人にも
安心な施術を提供させていただきたい
と思う気持ちも強くなりました。
家族も大切ですが、私にとって
長年支えてくださったお客さまもとても大切
Victoriaに通えなくなったら、こちらから
出向いていきたい（お会いしたい）と
思っております。
親子３世代の施術をさせていただいたご家族もおります。
昨年、２０数年、親子さんでお世話になった方の
最後の看取りの機会がございました。
怖がりの私は、そういうのは苦手だったのですが、
ソシオエステティック養成講座での先輩の中には、
医療機関から依頼があり、
看取りをする方もおられ、
そのお話は、衝撃的でしたが、
安らかに最期を見送るという体験を
自分もさせていただきました。
痛みやしがらみから解放され
お顔は、とても安らかで
美しいとさえ感じました。
人間は、皆、平等に
この世をおえます。
年を重ねる事で起こる
色々な変化を
あらかじめ学び
把握しておく事で
家族に対しても
自分に対しても
受け入れ体制と共に
優しい気持ちになるとおもいます。
老化、最期の学びは
大切だと感じます。
介護世代が多くなる中、
ソシオエステティックでの学びは、
お客さまとの共感、アドバイスにも
大いに役立っております。
知識（学び知る事）で
ストレス軽減につながります。
CODES-JAPONソシオエステティシャン養成講座では、
専門分野の医師の講座も多かったです。
エステトリートメントが、
患者さんによき作用する事を推奨し
ソシオエステティックを取り入れている
日本の医療機関もあります。
私自身も、病院に実習に参り
貴重な体験をさせていただきました。
動けなくても、
心待ちにされているご様子で
喜んでいただいているのが受けとられます。
痛みで険しいお顔が
ハンドトリートメントだけで
ゆるみ、眉間のしわが和らいだり。
痛みも緩和されたのかもしれません。
エステティシャンだから
デキる事。
超高齢化社会となる日本に、
ソシオエステティックのニーズは、
益々増えるとおもいま す。
まだまだ知名度は低いので、
地位向上と共に、
ソシオエステティシャンとしても
貢献していきたいと思っております。
熱く語ってしまいました
ソシオエステティシャン養成講座を修了後
フランスのCODESの資格を習得するには、
施設にインターンシップ（無料の実習）
６０人以上の施術の
レポート提出があります。
私自身も今年、取り組んでいる訳ですが、
初めての事が多く、戸惑う事もあります。
エステ歴は長いですが、
福祉関係での施術は異なります。
ソシオエステティシャン養成講座の
同期の半分近くが、すでにインターンシップをおえ
ソシオエステティシャンとして活躍をしております。
看護師や医療現場で勤務の同期もおり、
本当にすばらしい同期に恵まれております。
同期の活躍の近況やインターシップのお話など
お伺いしたかったので、
１３期同期オンラインZOOMをご提案
すぐに集まってくださり
さすが １３期
養成講座中に１００人以上の施術を無料でされ
インターシップをおえたお話は
衝撃的でしたし
、とても参考になりました
福祉施設で働く方のサポートをされている方もおり
視点が幅広く、すばらしいと感じたり
色々な情報をお持ちで、
いつもシェアくださる方もおられたり
将来、医療系で研究をしたい方もおられ
活躍分野も多岐にわたっております
体調不良にも関わらず参加くださった方もおられ
ソシオエステティシャンらしい
優しや温かさに包まれたり
いつの間にか、私は年長クラスになっており
お若い方々から教えていただく事も多く
それがまた楽しい
同期は、年齢、経験を越えた
同じ学びをした仲間
今後、益々のご活躍が
楽しみでございます
ソシオエステティシャン同期のご活躍
◆ 中園めぐみさん（北海道札幌市）
一般社団法人ソシオリラクゼーション協会
私も年内インターシップ修了を目指しております
Victoriaのお客さまからのご紹介とあって
施設側から大変よくしていただき、
利用者さまにも喜んでいただけてます。
超高齢化社会の日本にも
ソシオエステティシャンの存在は
大切だと痛感しております。
サロンで施術をするのとは
異なる点も多いですが、
違った意味で、癒され
心温かくなる感覚もございます。
ソシオエステティシャン養成講座は、
日本エステティック協会の会員が対象で、
エステができる前提での講座となっております。
世の中には、色々な資格がございます。
身体に触れるお仕事だからこそ
しっかり学ぶ事も大切だと感じます。
Victoriaの施術もしながら
色々チャレンジ中～