ご婦人用 草履(ぞうり)の修理 | 凛屋日記

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石川県七尾と金沢に店を構える創業明治四十年の呉服店。
きものと暮らす、きものを楽しむ徒然日記。



凛屋・草履 修理

近年、弊店の悉皆のお問合せで実は最も多いのが、

ご婦人用のお草履(ぞうり)に関しての事です。


本日は、よくあるご質問にお答え致します。


Q1、草履(ぞうり)バッグセットの内、草履(ぞうり)のみ傷んだがどうすればよいですか?

A1、①鼻緒(はなお)だけ活かせる場合・・・台のみの交換をご提案致しております。

     (料金は1万円程度~)

   ②鼻緒も台も傷んだ場合・・・バッグに極力似た鼻緒をお探ししお好みの台に

挿げる事をご提案致しております。


Q2、草履の裏がはがれた場合はどうすればよろしいでしょうか?

A2、主につま先側からはがれると思いますが、1センチ位以内なら、

   補修できる可能性がございますが、それ以上ですと残念ながら、

   現在の製法では修理できませんので、台の交換をご提案致しております。

                            (料金は1万円程度~)


Q3、草履の裏のかかとのゴムのみを交換することは可能でしょうか?

A3、草履の台そのものに問題がなければもちろん交換可能です。

                             (料金は600円【+税】~)


Q4、鼻緒がきつくて着用すると痛いときは?

A4、鼻緒を適正な強さに締め直すことで緩和されます。

                           (作業自体は無料で致します)


Q5、鼻緒が緩くて歩きづらいときは?

A5、鼻緒を適正な強さに締め直すことで緩和されます。

                           (作業自体は無料で致します)


◆現在の草履(ぞうり)の普及品は芯にキルク(コルク)を使用し、

  その周りに紙(和紙など)を糊付けし、その外側を合皮で糊付けし、

  底にも合皮を糊付けして作られています。(※糊はゴムや皮用の接着剤です)

  底皮がはがれてしまう原因のほとんどは経年劣化による素材の硬化や

  ウレタンなどでは加水分解だと考えられています。

  その為、新たに接着し直しても再びすぐはがれるケースが多く見られます。

  草履を長持ちさせる為には、乾燥させ過ぎず湿気に気を付けることです。

  時々履くことが結果的に長持ち致します。


◆近年はこれらの事情に出来るだけ対応した長持ちする草履も

  普及しております。ご購入の際にはお手入れや保管方法を

是非、お尋ね下さいませ。


◆その他、鼻緒は単独で4,000円(+税、挿げ代込)~より販売致しております。

お気軽にお問合せ下さい。





きもの処 凛屋 (きものどころ りんや)

金沢店 076-254-0440

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