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●中村俊輔に見る偉大なプレーヤーの「振舞い方」

人はいつも独占的な感情を欲し、プライドを保ちたいとするものだと思います。 特にある程度、実績ある分野では強いものがあるもので、それが実際に生きる上で重要になっているものだとも思うのです

サッカー日本の中村俊輔もまたそんな一人のはずです。これまで10数年に渡り、カズや中田英寿と共にサッカー日本代表の顔でした。そして今回のワールドカップ前も勿論、主力選手としての期待も高かった選手でした

昨日、日本のワールドカップは残念ながら終わりました。中村俊輔にとっての「今回」のワールドカップも終わったわけです。オランダ戦での20分余りの出場が今回の出場記録です

彼ほどの選手の心中は、なかなか理解しづらい部分だと思います。しかしチーム競技においてはチームの方針を基準とした選手選考もありますので致し方ない部分かも知れません。

特に、これまで日本の期待を背負って世界で戦ってきた選手ですのでチームが勝つ喜びの中に、その何倍もの「悔しさ」が存在していたと思います。きっと心中穏やかではなかったはずです。

彼は現役プレーヤーですから、プレー以外での賞賛はあまり嬉しくないかも知れませんが、チームを引っ張る位置のプレーヤーとして本当にやれるべき事をやった結果だと思うのです。彼の姿勢が他のサブメンバーのモチベーションを高めそしてチーム内を活性化させたとも思います。

彼が試合に出れない「不満や悔しさ」を言動や態度で示していたとしたら、日本代表はドイツワールドカップの二の舞を辿っていたに違いありません。ある意味、こう言う部分にこそ本当の「中村俊輔」と言うプレーヤーの成長の証を見た気がします

結果が問われるスポーツですので、このような賞賛は本来不要でしょうが、次は中村俊輔がピッチで輝く姿を見せてくれるはずです。

カズが何故、今もサッカーを続けるか?サッカーが好きだという本人の気持ちを支えている感情は、ワールドカップと言うピッチに立てなかった(戦う権利させ取得できなかった)この悔しさに支えられたものだと私は思うのです

サッカーをずっと見ている人間は、中村俊輔と言う選手の今まで見えなかった部分を改めて確認できたような気がします。そして紛れもない事実は、彼が積み重ねてきたキャリアは日本代表の10番を背負うに値すると言う事です。

最後に今回のワールドカップを期に一躍スーパースターになった本田圭祐。彼が今後本当に日本サッカーの顔役としての力があるかないが分かるのは、10年後でしょう。彼には是非そんなサッカーキャリアを積み重ねて欲しいと願っています。

結果が求められるスポーツの世界に置いても、結果が出なかった時の「振舞い」がその人の価値を見る最も重要な要素かも知れません。