サイェダ・ゼイナブモスクを横切り
大通りから小さな路地に入って
ひたすら歩くと
アフマド・ブン・トゥールーンモスクや
ムハンマド・アリモスクでしたね。
その途中、狭い道路を挟む形で
二つのミナレット(塔)が向かい合っています。
←が昔の修行場。
→がモスクです。
こっちの方が双子っぽいですね。
それよかおっちゃん、ヘルメット着けようや…
……ん?
奥さんと二ケツしとる…Σ(゜ ゜)
規則も何もあったもんじゃありません。
よく見る光景です。
おっちゃんはさておき、
今日のターゲットはこのモスクです。
中に入ると、
下駄箱も靴の番人もいないぞ…?
入ってすぐに中庭に出ました。
おじさんが一人椅子に腰かけており、
礼拝中ではない様子。
思い切って尋ねることに。
僕「ここ、なんてモスクですか?」
おじさん「シャイフのモスクだ」
ふ~~ん
シャイフつまり長老のモスクかあ。
(あるいはいわゆる「知識人」かも)
その割にはこじんまりしてるな~
この辺一帯の長老かな?
と考えていましたが、
実はおじさんに声をかける前から
すご~~く気になるスペースが…
カーテンの奥、どうなってるんだろう…?
とっても気になります。
全部が見えてるより、
一部だけ見えてる方が気になりますよね。……ね?
(何の話だ…)
おっかなびっくりしつつ、
靴を抱えていざ突入。
…
……
なあ~んだ
至って普通(?)でした。
(そらそうだ)
小さなモスクですが、
ミンバルやミフラーブはさすがに立派。
あの電光掲示板みたいなやつなんだろう…
靴を抱えたままキョロキョロしていると、
ジモティーらしいおじいさん
「靴は、そこ(無言の指差し)」
左手の壁に下駄箱がありました。
おじいさんと一緒に椅子に座って
ボケーーーッとしながらミフラーブを見つめること10分ぐらい。
それまで別のお爺と談笑していたおっさん、
おもむろに立ち上がってマイクスタンドに近づきました。
どうやらイマーム(指導者)らしいです。
ということは、
これからアザーンタイム。
「アッラーアクバルアッラーアクバル………」
うーむ、
何言ってるのか分かんないや。
一応、文章と意味は頭に入ってるんですが、
どう聞いてもそれとは違う。
僕の耳のせいだな…
さてさて、アザーンは
「礼拝しましょうね~」
っていう合図なので、
終わるころにはジモティーがいっぱい来るでしょう。
早いとこずらかろう。
靴代なんか言われるかな~と振り向くと、
おっさんたちみんな礼拝中で、
日本人の靴のことは完全にアウトオブ眼中。
これ幸いとモスクを後にしたのでした。
結局あの靴代って何なんでしょうね?
大概取られますが、寄付とは違うし…
謎です。