モスク散歩その7~シャイフのモスク~ | (旧)カイロだより

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砂漠の国での思い出に。のんびりいきます。
※最近はエジプト関係ないです。

サイェダ・ゼイナブモスクを横切り

大通りから小さな路地に入って

ひたすら歩くと

アフマド・ブン・トゥールーンモスクや

ムハンマド・アリモスクでしたね。

 

その途中、狭い道路を挟む形で

二つのミナレット(塔)が向かい合っています。

 

 

←が昔の修行場。

→がモスクです。

こっちの方が双子っぽいですね。

それよかおっちゃん、ヘルメット着けようや…

 

……ん?

奥さんと二ケツしとる…Σ(゜ ゜)

規則も何もあったもんじゃありません。

よく見る光景です。

 

おっちゃんはさておき、

今日のターゲットはこのモスクです。

 

中に入ると、

下駄箱も靴の番人もいないぞ…?

入ってすぐに中庭に出ました。

 

 

おじさんが一人椅子に腰かけており、

礼拝中ではない様子。

思い切って尋ねることに。

 

僕「ここ、なんてモスクですか?」

おじさん「シャイフのモスクだ」

ふ~~ん

シャイフつまり長老のモスクかあ。

(あるいはいわゆる「知識人」かも)

その割にはこじんまりしてるな~

この辺一帯の長老かな?

 

と考えていましたが、

実はおじさんに声をかける前から

すご~~く気になるスペースが…

 

カーテンの奥、どうなってるんだろう…?

とっても気になります。

全部が見えてるより、

一部だけ見えてる方が気になりますよね。……ね?

(何の話だ…)

 

おっかなびっくりしつつ、

靴を抱えていざ突入。

 

……

 

なあ~んだ

至って普通(?)でした。

(そらそうだ)

 

小さなモスクですが、

ミンバルやミフラーブはさすがに立派。

あの電光掲示板みたいなやつなんだろう…

 

靴を抱えたままキョロキョロしていると、

ジモティーらしいおじいさん

「靴は、そこ(無言の指差し)」

左手の壁に下駄箱がありました。

 

おじいさんと一緒に椅子に座って

ボケーーーッとしながらミフラーブを見つめること10分ぐらい。

それまで別のお爺と談笑していたおっさん、

おもむろに立ち上がってマイクスタンドに近づきました。

どうやらイマーム(指導者)らしいです。

 

ということは、

これからアザーンタイム。

 

「アッラーアクバルアッラーアクバル………」

うーむ、

何言ってるのか分かんないや。

一応、文章と意味は頭に入ってるんですが、

どう聞いてもそれとは違う。

僕の耳のせいだな…

 

さてさて、アザーンは

「礼拝しましょうね~」

っていう合図なので、

終わるころにはジモティーがいっぱい来るでしょう。

 

早いとこずらかろう。

靴代なんか言われるかな~と振り向くと、

おっさんたちみんな礼拝中で、

日本人の靴のことは完全にアウトオブ眼中。

これ幸いとモスクを後にしたのでした。

 

結局あの靴代って何なんでしょうね?

大概取られますが、寄付とは違うし…

謎です。