2025年 10月17日より
あのカルト的人気映画 ジェイコブス・ラダーが4Kレストア版となって
シネマート新宿を皮切りに各地の映画館で上映されるとの事ですが
何故 聖書には全く縁のない日本で?と
ジェイコブス・ラダー という映画は1990年の
アメリカの映画でジャンルはサイコスリラーとなっていますが
途中でホラーっぽい感じも出てきますし
ちょっとミステリアスでもあります
それに 反戦映画 でもあるかもしれません
チェンソーマンの中に
このオマージュがぶち込まれています
リンチの脚本ほどではないにせよ この映画の脚本の作成には
さぞかし苦労が絶えなかった事でしょう
監督 エイドリアン・ライン
主演 ティム・ロビンス 出演 マコーレー・カルキン
ティム・ロビンスと言えば ”ショーシャンクの空に”
この人 けっこう童顔で かわいいおめめをされてます
評論家の中にはジェイコブス・ラダーを
『羊たちの沈黙』と並ぶ1990年代のアメリカ映画で
最初期に出現した最重要クラスの傑作 と評する方も
傑作と言われれば傑作でしょうけど
果たしてこれが日本人に・・・と思ってしまうような映画ではあります
タイトルの ジェイコブ というのは ヤコブの事
要は エイブラハム(アブラハム)の息子 イサクの子の名で
別名 イスラエル と言います (なんか危険な香りが)
それを英語読みすると ジェイコブ
だから ジェイコブ=ヤコブ=イスラエル と思って頂いても
間違いではないと思います
日本人だって外国だと名前が変わるじゃないですか?
例えば 井上尚弥 だと 日本では いのうえ ですが
外国では イノウェー になったりしますから
まぁ それと同じです
で,ラダー というのは 梯子(はしご)の事で
ジェイコブス・ラダー というのは ヤコブの梯子 となります
で,ヤコブの梯子って何なのか?と言いますと
これですね
雲の隙間から漏れる木漏れ日を
ヤコブの梯子 = ジェイコブス・ラダー と言います
これは聖書圏の人たちにとっては常識でしょうけど
たたみと納豆とドラえもんが常識の日本人にとっては
ジェイコブス・ラダーなんて常識ではないですから
だから 何で日本で? と思ったわけです
だってこれ 聖書ベースの話ですから
日本人にはピンとこないはずですけど ピンとくる人は
変体か変質者と言ってもいい (変質者は言いすぎ)
で,映画の中で 熱があるジェイコブを氷水につけて
という場面がありますけど
これにはちゃんと意味があるんですが やっぱり
日本人にこの意味はわからないですよ
日本人だったら
何で熱があるのに氷水につけてんの?バカじゃないの?
と思うのがオチですし そう思うのが当たり前っちゃ
当たり前です だって日本人なんだもの
で,これがどういうお話かと言いますと
主人公のジェイコブは ベトナム帰還兵で
今はニューヨークの郵便局に勤務
そこの同僚のジェジーと恋人関係で同棲しています と
で,このジェジーはおっぱい丸出しです![]()
おっぱい出す必要ある?とは思いますが
まぁ 一部のお客さんへ向けたサービスなんでしょうね
ありがとうございますm(_ _)m
しかし そんなジェイコブは最近,ベトナム戦争中に
敵の襲撃を受けた凄惨な体験が悪夢となって脳内に蘇り
しかも自分の身の回りでは次から次へと現実離れした出来事が
起こっていき しかも その体験は 自分だけではなく
かつての仲間にも降りかかっていた
その原因を突き止めるためにジェイコブは奔走するが
そこには衝撃の真実が・・・
というお話なんですが
これ別に 衝撃 でもなんでもなく
映画の中で 幾度もネタバラし的シーンを入れ込んでいますので
結末にたどり着く前に 結末がわかっちゃうんですよね
だから 衝撃 はないですが いろいろと考えさせられる話
ではあります
これはいったい何を描いてる映画なのかと言いますと
ある結末に向かっていく過程を描いているんですね
で,あーなるほど と。
だからこの映画は 結末で驚かせるような そんな映画ではないですね
例えば 猿の惑星 なんかだと 完全に結末で衝撃を与えてきますが
こういうタイプの映画とは違います
もう 作中でずっと答えを言ってますから それに気付かないなんて
あり得ないですよ どう考えてもあり得ない
まぁ ここでは その結末は言いませんが
知りたい方は 映画をご覧くださいね
途中で結末がわかると思います きっとわかります
わからなかった人は たぶん 寝てた人です
で,冒頭 ジェイコブが電車に乗っているシーンがあるんですが
そこでジェイコブは 何か 本 を持っています
これは 初見ではわからないですから 2回目に観た時に
一時停止して確認したんですが その本は
The Stranger (ザ・ストレンジャー)という本でした
でタイトルの下に MUS と見えます
これですね これは The Stranger のフランス版ですので
フランス語で書いてありますけど
これを日本語にすると 異邦人 ですね
あの有名な アルベール・カミュ の代表作
Albert Camus
冒頭からジェイコブが この本を読んでいる という事が
もう既に って事なんですけど やっぱり 映画の中の映像には
ちゃんと意味が隠されてるんですね
(初見じゃわかりませんし 何回 観てもパッと観ではわかりません)
まぁ この映画は全体的に不穏な空気を醸し出していますし
深く考えさせられるような内容となっていますので
こういう不穏な空気感や考察等が好きな方にはたまらない映画
ではないかと思います
あと 陰謀論的な話も入っていますが 巷で言われている
陰謀論が100%嘘かと言ったら
その陰謀論を否定する証拠はないですから
まぁ この先は個々のご判断にお任せ致します
私は別に嫌いな映画ではないですが
この映画 正直 一般向けではないと思いますけど・・・
どうなんだろうなぁ・・・
このオチに納得できず ブチ切れる人も現れるかもしれませんが
そういう人の気持ち わからんでもないです ![]()
私も こういうオチは
どっちかと言ったら あまり好みではないんで・・・。
何故ならば どんなもんでも作れちゃうからです
でも 傑作と言われれば 傑作 だとは思いますけどね
作られた時代が時代だけに
こういう映画は
今から作っても傑作にはならないでしょうね たぶん
映画館へ行ける方は是非 映画館へ
それではまた!![]()
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