鮎川誠氏 追悼 | 映画・音楽・金魚 などなど

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たかが金魚 されど金魚

こないだ私が記事をあげたわずか2日後に

日本の偉大なるギタリスト:鮎川誠氏がすい臓がんのため、

74歳という若さで天に召されてしまいました。

 

天に召された日から、早 10日以上経過しておりますが、

いまだに彼の死の報道がとしか思えておりません。

 

私は鮎川誠氏のギターの音色がとても好きでした。

鮎川誠と言えば レスポール。  しかも 色は 黒

 

昨今、プロレベルにギターのうまいアマチュアギタリストが、

楽譜通りに、ものの見事にギターを演奏し、

ものの見事に鮎川誠のギターを完コピしている動画なんかを観たりしていましたが、

流石にうまいと感じました。

 

が、

 

そういう方のギターって、テクニックは完璧でも、

ぶっちゃけ ギターという楽器が楽器のまま なんですよ。

 

しかし、鮎川誠のギターサウンドは、

その曲によって、踊ったり、笑ったり、叫んだり、泣いたり、と、

 

まるで 生き物のようにコロコロと表情が変わる。

 

要は、鮎川誠のギターには、赤い血が流れているんです。

 

これは、ただ楽譜通りに完璧に演奏しようと思っている人には

絶対に出せない 音色 です。

 

これは、カラオケで言うところの、

AIが出す完璧な100点とは別次元の世界だと言えると思います。

AIは所詮AIであって、心のある人間とは全く違う存在です。

 

こういうところこそが鮎川誠が偉大なるギタリストと呼ばれる所以で、

間違いなく 唯一無二 であると 確信しているところでもありますので、

このような偉大なる方が天に召された事に対しての私の心の内部には、

一時的な空虚が永遠に広がっているような躁鬱感さえ覚えます。

 

これは、私が高校生時代にバンドを組んでいた時に手に入れた

ザ・ロケッツ のバンドスコアで、このロケッツのギターは、

もちろん、鮎川誠です。

このバンドスコアは今も大事に持っていて、私の宝、ディスイズマイトレジャーであります、故に、

私が死ぬまで誰の手にも渡りませんので、

私が三途の川を渡る時、”に限り” 誰かの手に渡ってしまうのかもしれない、

とは思っております。

 

まぁ、その当時、サンハウスからロケッツまで、

いろいろな音楽を聴きましたが、 やっぱり鮎川誠のバンドは、

これぞ ロックンロール というものばかりで

当時の私の心には深く突き刺さり、

めちゃめちゃかっこ良かったという記憶しか御座いません。

 

今のこの、コンプライアンスにがんじがらめとなったご時世に、

果たして、本物のロックバンドが存在するのか、けっこう疑問です。

 

ロックは嘘をつかない。

でも、コンプライアンスは嘘ばかり。

 

これは ホラ吹きイナズマ(のタブ譜)

 

これは (歌詞では)ホラ吹いてますけど、落ちでは ホラだよ と言ってますから、

 

やっぱりロックは嘘をつかないんですよ。

 

やっぱり、こういうのがロックだと、私は思います。

 

ちなみにこれ、ベースラインがめちゃくちゃかっこ良くて、

 

当時ベースだった私は、学校の勉強などせず、

 

このベースラインをひきまくっていました。

 

めちゃかっこいいですよ、このベースライン。 

しびれます。

 

 

これからベースを始めたいな と思っているような学生には、

 

単純な8ビートの連打ではなくて、

 

是非、こういう、かっこいいベースラインから始めて頂ければと思っております。

 

最初は難しいかもしれませんけど、

 

練習に練習を重ねれば、絶対に出来ます。

 

何でもそうです、全ては 慣れ です。

 

是非頑張って下さい。

 

 

おふくろの腹ん中じゃ音譜

 

いつもブルースをうたってた音譜

 

俺の部屋で今日も音譜

 

女たちが泣いている音譜

 

 

本物のロック

 

ロックはキレイごとじゃない

 

私はなにごとにも本物にこだわりたいです。金魚も。金魚

 

ちなみに、鮎川誠氏の出世地は久留米ですが、

久留米って、佐賀県民からみれば、福岡ではなく、

 

間違いなく 佐賀 ですからね。

 

福岡県民のみなさま、そこのところはご理解下さいますよう

宜しくお願い申し上げます。

 

誰が何と言おうと

久留米は 佐賀 なんです。

 

よろしくです。 

 

 

鮎川誠氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。