きょうは二十四節気の『霜降そうこう』朝晩の冷え込みが厳しくなって露が冷気で凍り霜になりはじめる頃と言われています。

また、本日富士山の初冠雪も見られたということで、早速七階から霊峰富士を確認しました。

我が家からの眺めは電線が入り、携帯カメラの映像も曇り空で鮮明ではなく残念でした。

 

さて、近頃の冷え込みで思わず冬物の衣類を準備しましたが、もう少し秋晴れを楽しみたいと感じているこの頃です。

 

ところで、私たちは手足の冷たさや皮膚の表面で冷感を察知します。

 

それは、手足特に指先により細かな毛細血管が密度も高く張り巡らされていて体温調節や感覚機能に大きく関与しているからです。

 

そこで、今回は精密機械のような人体の中で毛細血管について取り上げてみました。

 

毛細血管は全身の血管の95~99%にあたり、網目状の構造で全ての毛細血管をつなぎ合わせると、地球2周半(約10万キロ)にもなると言われています。

 

網目状の構造は細胞が必要とする酸素や栄養を届け、二酸化炭素や老廃物を回収するという、物質交換の役割を担っているためです。

そして、体内の熱を血液が運び、皮膚表面近くの毛細血管が拡張したり収縮したりすることで、熱の放出量をコントロールしています。

 

寒い時(体温を保ちたい時)は

体温調節中枢からの指令で、皮膚表面近くの毛細血管が収縮して皮膚への血流が減少します。

これによって体内の熱を皮膚表面から外へ逃げるのを抑えて、体温の低下を防ぐので血管の収縮によって手足が冷たく感じるゆえんです。

 

また、逆に暑い時(体温を下げたい時)は体温調節中枢(脳の視床下部)からの指令で、皮膚表面近くの毛細血管が拡張します。

そのため、血流が増加し暖かい血液が皮膚表面近くに多く流れ皮膚表面から外気へ熱が逃げやすくなり(熱放散)、体温が下がります。

暑いときに皮膚が赤っぽく見えるのは、この毛細血管の拡張と血流増加によるものということです。

 

これからの季節は特に、その日の気温次第で衣類や冷え対策グッズなどの補足も必要な時期になりますね。

また、乾燥にも気を配りお肌のうるおい対策もして行こうと思います。

 

 

それでは、残り少ない10月も元気で楽しみましょう❣