こんばんわ。日中の夏日が少しずつ先細りになった気がしていますが、今朝近所の桜の木を見て葉っぱの一部が黄色く色づいていることに目が留まりました。
桜の紅葉は比較的早いといわれますが、強い日差しによる葉焼けの現象でなければいいのですが。。。。昨年の今頃は?という記憶も定かではありません。
でも、自然界は季節が進んでいるのかとも思いながら視線は周りの木々を追いながら
最寄りの駅まで、久々に歩いてみました。
さて、明日から10月、自分の誕生月が近づくと毎年のようにこれまでの人生の頁をめくるように思いを巡らしています。
私は昭和59年(1984年)鍼灸マッサージ師を取得してから、10年後1994年8月に開業しました。この節目は、鍼灸学校卒業の年1984年3月30日が長男の誕生日あること
そして、次男が小学校入学して1994年が子育てひと段落の時期になったからでした。
昭和59年はとても雪の多い年で入院中4月5.6日くらいまで雪が降っていたのが思い出されます。臨月の状態で資格試験を受験した時も、前日までの雪の後で転ばないように駅の階段を降りたことが鮮明に思い出されます。
ところで、開業して初めの患者様がガンの後遺症で二次性リンパ浮腫の方でした。
リンパ浮腫の患者様への複合的治療(清潔保持・用手的リンパドレナージ・圧迫療法・圧迫下の運動)の中の圧迫療法(あっぱくりょうほう)と言って
患者さんの浮腫みの症状によって初期にはドレナージの後、多層包帯(弾性包帯)による圧迫をします。
その主な効果は、むくみの軽減・抑制と、血液やリンパ液の流れを改善、サポートすることです。
実際に初期には可能な限り施術を定期的に繰り返し、ご自宅では患者様がセルフケアで継続して行うことで弾性包帯による圧迫療法はかなり排液効果が促されると、多くの患者様がおっしゃっていました。
今回のブログで圧迫療法を取り上げたのは最近の私自身の体験からです。
実は旅先で右足の甲を打撲して痛みを回避しながら歩くと反対の股関節などに負担がかかっているのを感じていました。
これまでの経験上、湿布薬やシール式の鍼、伸縮包帯を持参していたのがとても助かりました。
まずは痛みの出ているところを消毒してシールの鍼をした後、夜は湿布を張ってから伸縮包帯で足の甲から足首まで固定しました。
更に氷がなかったので冷えた缶ジュースでアイシングしてクッションで足を少し高くして寝ることにしました。
この処置のおかげで、その後は痛みが時間の経過とともに治まってきました。
出先でRICEの法則のC コンプレッションの応急措置が役立った体験です。
ちなみにライスの法則はRest(安静)Ice(冷却・アイシング)Compression(圧迫)Elevation(挙上)としてスポーツなどのけがの応急措置としてそれぞれの頭文字をとったものです。
コンプレッション(圧迫)が効果を発揮する主な理由は、以下の3つの働きによるものです。
1.腫れがひどくなると治癒に時間がかかりますが、早期の圧迫は回復を早めてくれます。
2.適切な圧力を加えることで、血液やリンパ液の循環が良くなります。
血流が改善することで、疲労物質や老廃物の排出がスムーズになり、筋肉の疲労回復が促進されます。
同時に、新鮮な酸素や栄養素が筋肉に供給されやすくなるため、組織の修復(回復)がサポートされます。
3.運動中や動作中に、筋肉は微細に振動(ブレ)しています。
コンプレッションが身体に適度な圧力をかけることで、この筋肉の無駄な振動やブレが抑制されます。
患者様には弾性着衣(スリーブやストッキング)が含まれます。
今回は長年の治療師としての経験から圧迫療法の効果を体験しましたが、実際に持ち歩いている包帯はコンビニなどでも入手できる伸縮包帯で幅6センチくらいのものでした。
それでも巻いて固定することで歩くことが軽くなり一晩でかなり痛みが軽減しました。
ライスの法則は是非、今後とも参考にされ万が一の応急措置にお役に立てたら幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。