秋も深まり昼間の小春日和が貴重になります。

アメバブログに移行して記事一覧から過去の記事が見やすくなりました。

 

健康塾として20周年の記事は2017年5月31日にありますが、きょうはその内容から

一部をご紹介させていただきます。

 

健康塾の前身は幼稚園の3歳から6歳までの園児たちを対象にした「健康塾こどもぐみ」でした。

当時の様子は小学館創刊号「お母さん塾」で紹介されました。

 

それから時を経て主婦のための健康塾は1997年3月3日にスタートして今年で28年になりました。

20周年の記念の記事にあります当時のテーマ「脳を活性化する、あ・い・う・え・お」の中の「お」は音、音楽、音読についてですが音読では、谷川俊太郎さんの詩「これは のみの ぴこ」で1行ごとに言葉が増えていく言葉遊びの作品(以下一部抜粋)ですが、この詩を息継ぎなしの早口言葉のように読んでみる訓練をしました。

 

『これはのみのぴこ』  

 

これはのみのぴこのすんでいるねこのごえもん 

これはのみのぴこのすんでいるねこのごえもんのしっぽふんずけたあきらくん

これはのみのぴこのすんでいるねこのごえもんのしっぽふんずけたあきらくんが

まんがよんでいるおかあさんがおだんごをかうおだんごやさんにおかねをかしたぎんこういん・・・・・・せんきょでえらんだしちょうのいればつくったはいしゃさん

・・・・・・せなかにすんでいるのみのぷち   (一部抜粋)

 

この絵本の中につぎつぎ展開される楽しいことばを一息でたくさん読むために早口言葉になりますが、それは脳の活性化認知機能の向上に影響を与えると言われています。

言葉を声に出して早く正確に読む努力をすることで、思考や感情の制御、記憶の生成に関わる前頭前野や、記憶の保持に関わる側頭連合野などが強く活性化するとされています。

更に記憶力、集中力、判断力などの認知機能の維持や向上につながることで高齢者には、認知症の予防や進行抑制にも効果が期待されています。

 

また、12脳神経で音読にかかわりのあるのは第10脳神経の迷走神経ですが

この神経は12脳神経の中でも腹部にまで達する最も長い神経で副交感神経系の主要な神経です。迷走神経の枝である反回神経は発声することや音読に重要な役割をもっています。さらに咽頭ををひらくことがスムーズな発声に関わります。

 

加齢とともに記憶力や集中力の低下は避けれませんので、時には好きな本の

音読なども取り入れたり、好きな歌を歌ったり、発声によって脳を活性化したいと

思います。

 

発声は呼吸とも関係がありますのでまた次回に。

 

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。