今回はインドでの生活について少し触れてみようと思う。
「あつい、きたない、くさい」
インド(デリー)での生活は基本的にはこの3重苦があたりまえです。
基本3重苦であって、他にもさまざまな苦痛があります。
インドに来る方は、これらの苦痛に対して、覚悟を持って訪印してもらいたいです。
インド人には失礼だとは思いますが、先進国で生まれ育ったわれわれ日本人からすれば、インドの生活はとても苦痛なものなのです。
[あつい]
インドでは一年で一番暑いのが6月となっています。
このときの最高気温が45℃、最低気温は35℃を超えるときがあります。
しかも蒸し暑かったりしますので、まさにサウナ状態です。
下着とか服が汗でベトベトに濡れてしまい、汗藻とか股ズレとかが
発生してしまい、とても不快です。
インド人も汗藻になってました。
こんな暑いのに、クーラーなしで働かなければなりません。
熱中症にかかる人がたくさんいます。
このブログを書いている10月でさえ最高気温が35℃を超えています。
[きたない]
インドで水道水を飲む日本人はいないでしょう。
どこの国でも、水道水は飲まないかもしれませんが、
おなかをこわしやすいのです。
人によっては、歯磨き後のうがいをミネラルウォーターで済ます人もいます。
今は大丈夫だと思いますが、数年前はマクドナルドのコーラの氷でおなかをこわしたと聞いたこともあります。
大気もよくありません。
空が青い日はほとんどなく、
スモッグなのかヘイズなのかとにかく白いです。
乾燥している季節は、喉がすぐ調子悪くなります。
今現在、私も喉が痛いのです。
[くさい」
これは意外と耐えられない苦痛です。
インド人は45℃を超える真夏でも、貧乏なのかシャワーを毎日浴びていなかったり、服を変えていなかったりする人たちがいます。
ひょっとして下着もか…?
ちょっと汗臭いとかそういうレベルではありません。
本気で頭が痛くなり、調子悪くなります。
タクシードライバーがそういう人の時が一番苦痛です。
その時間ずっと、くさいのです。
しかも密室ですよ。
ひどい時には、くさいドライバーが乗っていなくても、
車に匂いが染みついていて、その車はとてもくさくなっているのです。
貧乏だから仕方ないとか、日本のように水がしっかり出る家に住んでないんだとか彼らの生活の現状を理解して、かわいそうだとは思うのですが、
どうしてもこれだけは耐えられません。
しかし、これらの苦痛を味わってから日本に帰ると、
小さなことでも幸せを実感できます。
インドに来る前よりも感謝の気持ちが増えたと思います。