痛点と呼ばれる痛みを感じる神経センサーは皮膚・粘膜1㎠あたり50個~350個存在します。このセンサーに刺激が加わると脳は痛みを認識します。

 

ということは、なるべく痛点密度の低い所を狙って注射を行えば痛みが少ない注射ができるという理屈になります。

 

 

 

ところが、痛点が少ないとされる歯牙に近い部分の歯肉や、歯間乳頭と呼ばれる歯牙と歯牙に挟まれせりあがった部分の歯肉にいきなり注射をすると結構強い痛みを与えてしまいます。なぜなら、これらの部位は歯肉の線維が強固に骨膜に付着しているので、注射された麻酔薬が歯肉内部で強圧で神経を刺激することになるからです。

 

つまり、痛点密度の低い所よりも歯肉の軟らかい場所を選んで注射をすることが患者さんに余計な痛みを与えないコツということです。

 
また、注射針は先端が竹槍状に斜めにカットされているのですが、このカット面を歯肉の表面方向に向けることで注入する麻酔液の圧力を外部へ逃がすことできますので無痛化へ貢献できます。