2018.6.10 日曜日

 真夜中のアムステルダム。午前一時半。EUにも「丑三つ時」という時間帯があるのであろうか?
 今日も日付が替わった。欧州の夜のコンサートは開始が午後八時過ぎが多い。ここアムステルダムは「午後八時十五分」が定番。よって終了も遅く、午後十時過ぎが定番。お客様は遠くから来ている人も多く、終了すれば即、駅等々から夜行列車で帰る人も多いらしい。
 ドイツにも、ベルギーにもフランスにも近く、そして列車の発着が便利であるここアムステルダムである。オランダである。

 本日、十日午後の「ハイティンク&ロイヤル・コンセルトヘボウ管公演」が今回のアムステルダム滞在の最後の「コンサート」とある。明日十一日はパリに向かう。そして、その晩にラドゥ・ルプーのピアノ独奏会を鑑賞予定。それにて、今回の私の旅の鑑賞予定音楽会の手仕舞いとなる。翌日の十二日火曜日にパリを飛び立ち日本に帰る予定。
 気になるのは、我が日本の天気状況。台風が発生して日本に向かっているとか・・・・??
 飛行機の発着に影響がなければいいのだが・・・・。


【日本での出来事・ニュースをチェック】


☆☆台風5号 大東島地方に最接近へ 関東や東海でも大雨のおそれ☆☆

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00010000-wmap-soci

 雨に警戒と出ている。大雨台風なのであろうか・・・・。


☆☆<東海道新幹線>刺され男性死亡 22歳男を逮捕「誰でも」☆☆

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000079-mai-soci

 我が日本って所も、住みにくくなったなぁ。こんな事件が発生する場所になってしまった。


☆☆安倍首相、日米結束アピール=「拉致」なお道筋描けず〔深層探訪〕☆☆

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000037-jij-pol

 うまくトランプに操縦されている感じの安倍坊やって感じだね。トランプが本気で「拉致解決」に努力するとは到底思えないのだが。


☆☆新潟知事選、投票始まる=与野党が総力戦☆☆

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00000011-jij-pol

 今日は新潟知事選挙か・・・・。どちらに軍配があがるのかな?


☆☆テレ朝、容疑者として警察官の映像流す 報ステで謝罪☆☆

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180608-00000103-asahi-soci

 弛んでいるマス・メディアの一例だろうね。だからダメと言われる。困ったものだ。


【ゲルギエフ指揮「ショスタコ第十四交響曲「死者の歌」の名演】

 こんな曲の名演奏ライブ画像に出くわした。観た。聴いた。感激した。この演奏そのものがいい。ゲルギエフがいい。そして、この画像品質と音質がいい。素晴らしい。

①ショスタコーヴィチ:交響曲第十四番ト短調 作品135「死者の歌」

(ソプラノ)オリガ・セルゲーエワ
(バス)ユーリ・ヴォロビエフ
(管弦楽)マリインスキー劇場管弦楽団
(指揮)ヴァレリー・ゲルギエフ

2012.6.8 マリインスキー劇場コンサートホール、St.ペテルブルグ ライブ映像



 この演奏の品質の高さ・・・・この演奏を超える演奏はなかなかでまい。
 爪楊枝のような指揮棒のゲルギエフ。二人の歌手がまた絶品の歌唱力。


【B・ハイティンク&コンセルトヘボウ管のマーラー演奏】

 



 つい先日、「マラ三」でのハイティンク&コンセルトヘボウ管のライブ画像を紹介しつつ振り返ったこと、日記に書いた。1883年の演奏だった。その画像アドレスは→→https://www.youtube.com/watch?v=XYNk8VOGKa8 である。クリスマス・マチネーシリーズ。
 ここの所、「マラ三」で、ギルバート指揮NDR、サロネン指揮フィルハーモニア等々をも合わせて聴いてみたことは日記にも書いた。この二つも名演奏。

 ただし、今回も改めて感じたことは、「コンセルトヘボウ管弦楽団」の演奏密度の高さが只者ではないこと、改めて感じた。音の流れ、方向性等も含めて。
 そして、団のパーカッション群の質の高いレベルに恐れ入る。特にソロ・ティンパニーがいつの世にも凄い腕の持ち主。
 1983年版のハイティンク指揮の「マラ三」での、ソロ・ティンパニーは、世界一のティンパニーと言われたヤン・ラボーダスである。コンセルトヘボウのティンパニストといえば彼だなぁ。音が違うからなぁ。この人。

 そして、改めて貼り付けたい画像がある。1987年のクリスマスの演奏での「マラ九」でも、ラボータスがソロを受けもっている。嬉しくなる。その画像は下記

②マーラー:交響曲第九番ニ長調

(管弦楽)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(コンサートマスター)ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
(指揮)ベルナルド・ハイティンク

1987年12月25日 コンセルトヘボウ大ホール、アムステルダム ライブ画像



 ここでもラボータスである。ブラヴォー。この音色、質、密度・・・・いいねぇ。

 そして、②の演奏から24年後の演奏ライブ映像がある。団の公式サイトから下記。四半世紀離れた時代の演奏。ハイティンクも変わったし、団も変わった。

③マーラー:交響曲第九番ニ長調

(管弦楽)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(コンサートマスター)ヴェスコ・エシュケナージ
(指揮)ベルナルド・ハイティンク

2011.5.15 コンセルトヘボウ大ホール、アムステルダムでのライブ映像

https://www.concertgebouworkest.nl/en/mahler-symphony-no-9
(上記アドレスクリックにて再生モード画面に飛ぶ)

 この③の時代になると、ティンパニーは、これまた有名なマリナス・コムストである。この姿いいねぇ。このコムスト氏も数年前に勇退。今ではこの人がコンセルトヘボウのソロ・ティンパニーであったこと、懐かしく思うしかない。

 他の楽団と違うねぇ、このコンセルトヘボウの打楽器群。凄い音奏でるから不思議だ。

 同じハイティンク指揮ながら、時代が違うと、こうもアプローチが違うのだから、だから演奏比較は興味尽きることはない。②も③もブラヴォー、sばらしいアートだ。音のアートだ。


【ハイティンクは本日午後のコンサートに出てくるのか?】

 今のところ公式サイトに指揮者として変更なしである。ということは、回復して本日のマチネーの指揮台には登壇を期待出来そう。ひとまず安心していいのだろうか?


【フランスの香りを求めて~パリの放送局のオケの音】

 こんな演奏会ライブ画像が「arte」から配信中。パリの楽団である。

④フランス国立管弦楽団演奏会

・ピエール=オクターヴ・フェルー:Foules
・S・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第三番ハ長調 作品26
・P・チャイコフスキー:交響曲第五番ホ短調

(ピアノ)ベアトリーチェ・ラナ
(管弦楽)フランス国立管弦楽団
(コンサートマスター)
(指揮)エマニュエル・クリヴィヌ

2018.1.31 パリにてのライブ映像

https://www.arte.tv/fr/videos/080586-015-A/beatrice-rana-et-l-orchestre-national-de-france-a-la-maison-de-la-radio/
(上記アドレスクリックにて再生モード画面がひらく)

 クリヴィヌ指揮により鳴りまくるフランスのオケ。このコラボが素晴らしい。特にチャイコ五番が素晴らしい。いい意味で「フランス的渇きの音」もあり。

 それと、もう一つの放送局オケ、フランス放送フィルの画像がまた素晴らしく。ヴァイオリンのルノー・カプソン、そして、指揮がシャニ。

⑤ルノー・カプソン&フランス放送フィル

・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
(ピアノ)ラハフ・シャニ(LAHAV SHANI)

・ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(管弦楽伴奏版)
・シェーンベルク:ペレアス&メリザンド

(ヴァイオリン)ルノー・カプソン
(管弦楽)フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)ラハフ・シャニ(LAHAV SHANI)

2018.5.18 ライブ動画

https://www.arte.tv/fr/videos/080586-016-A/renaud-capucon-et-l-orchestre-philharmonique-de-radio-france/
(上記アドレスクリックにて再生モード画面がひらく)

 これまた素晴らしい。空気の色、イメージにフランスを感じるから不思議だぁ。いいね、この演奏。パリだね。
 ④と⑤耳にするだけでも、頭の中はパリ色に変化する。オランダ色からフランス色に変化する。いいねぇ。

 さぁ、時刻は午前四時前、そろそろ少し横になろうっと。そして午前中一杯は寝ていようか・・・・・。午後に活動開始っと。