雨の連休前の一日。
朝、東京も雨だった。四月末の雨の朝、午前五時過ぎの朝の情景、さすがに都会は洒落ている。田舎とは違うよなぁ。傘を持ち行き交う人の歩き方も、服装も表情も、そして傘そのものも、洒落た都会じみた感じ。
予定どおりにあさイチの新幹線で帰る。そのまま会社に。普通より約一時間早く会社にはいることになる。
案の定、今日は午前中は少々忙しい感じの事務所内だった。今の時間は一息。といっても、一日の半分は過ぎているのだが。
わが街は朝から寒い。雨のせいもあるのだろうが最低気温が一桁だし、最高気温も低いよう。四月末なのに・・・・。
でも、そぼ降る雨、優しい雨は許せる感じするのだが。今夜から明日にかけても雨らしい。
こんな歌思い出していた都会の朝だった
○雨の物語
歌)イルカ&森恵
○雨の物語
歌)イルカ
【夕方のニュース・チェック】
☆☆震度1以上1000回超…気象庁「過去例ない」☆☆
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160428-OYT1T50028.html
ほんと、怖いよねぇ、そして、「予測できない」のが現実なのだから怖い。なのに関わらず「原発は安全」と言い切る原発利権関係者の頭の中はどうなっているのだろう?
安全神話はもう誰も信用しないだろうに。あれだけ「安全だ」と言われてきた福島第一原発が・・・・・脆くもあのような状態になっているわけで。
☆☆三菱自の燃費不正、国が独自走行試験 市販9車種も対象☆☆
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H20_Y6A420C1CC0000/
どうしてこうも「三菱」は何年かサイクルで不祥事が出てくるのだろう。まさか、意図的に何処かからか「狙われている」?
ちょっと考えてみると、このような「燃費不正」だが、多かれ少なかれ他メーカーもやっているのでは?なんて思いたくなる。
☆☆橋下氏 大阪府知事・市長の旅費規程紹介☆☆
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2016/04/27/0009029233.shtml
例の舛添都知事の不正問題で、橋下氏の発言。
おお、なかなか良いこと言うじゃないか!橋下君。
「上記限定」ということで、これは橋下氏が言っていることのほうが理にかなっている。
かといって、彼がこの間携わってきた大阪行政その他について、彼の政治哲学・そして行政方針に賛同出来るものではない。
【フランスの国営放送局所属のオケ】
~パリを本拠地とする二つのメジャーオケの直近の演奏風景~
フランス国営放送局(ラジオ・フランス)。有名な放送局。そして国営というところが、日本とは違う。日本には「国営放送」はない。NHKは?あれは国営だろう?と言われるかも知れないが、そういうとNHKの人たちは怒るだろう。「我々は国営ではありません」と。では何? 彼らに言わせれば「公共放送」だそうだ。
何が「公共」だよ!!と言いたくもなるが。まっ、この際、わけのわからない「NHK」は置いといて。(といいつつ、一言、NHKは「公共」じゃなくて、実質「安倍御用放送局」かも?)
欧州の国々には国営放送があり、またその他の放送局もある。そしてその放送局が各都市に自前の「楽団」を持っている。羨ましいなぁ。ほんと。まぁ、文化の違いだからねぇ。これまた仕方ない。
そもそも、我が日本には「国営放送局」は必要なし。
フランスの話に戻そう。パリにはいくつかのオケがある。フルオケ、チェンバーオケいろいろ目にする耳する。
その中でフルオケで私が実際に聴いたことある楽団は順不同で
・パリ管弦楽団、フランス放送フィル、フランス国立管弦楽団、パリ・バスティーユ管弦楽団、ラムルー管弦楽団・・・かな。
現地にはその他いくつかのオケがあるだろう。
確か、パリ管弦楽団は「国立」だったかと・・・放送局とは関係ないが。上記の中で「自主運営」はラムルーだけであとは多かれ少なかれ「国」や「公共団体」がバックか?つまり国民・市民の金が基であろう。
さすが大国だよねぇ。税金で養うオケが一つの街にこれだけ存在する。そして、そのどれもが世界に誇る実力があるオケだもの。
もしこれが我が国がやったらば? 多分、猛反対なんだろうねぇ。仕方ないけど。
例えば東京に国がバックの「国立管弦楽団」なんて作ろうとしたら「猛反対」だろうねぇ。それも一つ作るだけでも猛反対にあうだろう。
でも、フランスのパリの国営放送局所属の二つのオケ。ちょっといろんな情報集めると、これまたいくつかの「存続の危機」があったようだ。国営放送側の中には「オケ」がお荷物だということで、手放したい勢力があるようで・・・・。まっどこも同じだけど。
私、パリの三大オケは「パリ管、放送フィル、国立管弦楽団」と思っている。パリに行った時は、最近は少なくともこの3つのどれか一つは必ず聴く。聴きたい。それが目当てになる。
下記に二つの国営放送局所属のオケの近影、直近の演奏画像がある。最近アップになった。嬉しい。どちらも、「聴きたいな、実際聴きたいなぁ、でも、この時期は休暇取れないしなぁ。諦めた・・・」と心の中に仕舞った演奏会だった。
《フランス国立管弦楽団(Orchestre national de France)》
こちらは伝統あるオケ。創立が1934年とある。歴代首席指揮者の名前見ると壮観。アルゲルブレシュト→ロザンタール→デゾルミエール→ルルー→マルティノン→チェリビダッケ→マゼール→デュトワ→マズア→ガッティ
名だたる巨匠がずらりと、壮観である。ガッティが今年春で勇退。その後、後任は誰なのであろうか?
さて、このオケの春の今年のコンサート。行きたかった理由はまず指揮者だ。なんとなんとあの世界の巨匠リカルド・ムーティが登場するから。だが、行けなかった。夢叶えられなかった。でも、下記の動画映像で諦めよう。
①フランス国立管弦楽団演奏会
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
・R・シュトラウス:交響的幻想曲『イタリアから』
(ピアノ)ダヴィッド・フレイ
(管弦楽)フランス国立管弦楽団
(コンサート・ミストレス)サラ・ネムタヌ
(指揮)リカルド・ムーティ
2016.3.24 ライブ画像 auditorium de la maison de la radio
動画fileの画質・音質は悪いけど、でも雰囲気は伝わる。そして、冒頭、十数秒だが無音時間あるが、指揮者、ソリスト登場から音が出る。
ソリストがD・フレイ。つまり、ムーティの娘婿だ。
このフレイなるピアニストを日本で聴いたことあり。それは、N響定期で。そして、フレイと指揮者とオケが全く咬み合わないというか、フレイがちょっと日本のオケを見下している?ような感じ受けて第一印象は非常に悪い若者だった。それは日記にも書いた。
でも、彼、ほんと変わり者らしい(笑) 性格もそうだけど、ピアニストとしても。
しかし、しかし、それから何度かラジオやテレビ等々、そしてCDなどで聴く彼の演奏の中に「あれ、コイツ、こんなナイーヴなの?」と思うことがしばしば。そして、多くのファンがいることが判った。
まぁ、挙動・性格には難があるのだろうけど、純粋に音楽を聴いてみようと思った。
一言でいえば、弱音酷使、ピアニッシモの柔らかさ、これかなぁ。
上記シューマンでもそう。打鍵のあの柔らかさ・・・和やかさ。この雰囲気が好きな人がいるのだろう。鍵盤を「叩く」ようなことしないもの。なんだか「撫でる」ように弾く。あまりやり過ぎると私は嫌いなのだが、この人、やり過ぎないんだよねぇ。そして、粘らない。
シューマンのコンチェルト・・・「弾きまくる」って感じの人いるけど、彼は全く逆。鋭利な音は出さない。どの音の粒も円やか、優しい。
こんなシューマンをもし、N響でやろうとしたら、またまた険悪ムードになるんだろうねぇ。
だけど、上記は指揮がピアニストの嫁の父、それも大巨匠。変わり者フレイも自分の妻の父が指揮だから、ちょっとは自重しているようで(笑)
また、大巨匠ムーティも、愛娘の夫だから「致し方なく合わせてやるか~~、ただし、お前のためじゃないぞ。娘のためじゃ」なんて協力しているか?
耳あたりのよい、ソフトなシューマンになっている。こういう雰囲気のシューマンもあっていいのだろう。
この上記動画の音自体が、ちょっとこんな感じなのか・・・甘いというか。
メインはR・シュトラウスの「イタリアから」。これは私、なんといってもサヴァリッシュ指揮N響での名演奏が忘れられず。
ムーティの指揮もいいねぇ。靭やかだもの。この演奏素晴らしい。オケも普段の「フランス」の荒削りさを残しながらも、なんだか柔らかい。ムーティの指揮だから?
生で聴きたかったなぁ。あぁ、聴きたかった。
《フランス放送フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre philharmonique de Radio France)演奏会》
フランス国営放送に所属するもう一つのパリの代表的オケ、フランス放送フィル。こちらは創立が1976年。比較的新しい。日本にこの名が伝りはじめた時、上記の「フランス国立管弦楽団」と「放送フィル」をよく混同した。音楽雑誌でも評論家も混同していたことあった。よく混同されるので、日本名はかたや「フランス国立管弦楽団」、かたや「フランス放送フィルハーモニー管弦楽団」と統一されるようになり区別つくようになる。
こちらの首席指揮者の歴代の名前も凄い。
ビゴー→ブリュック→アミ→ヤノフスキ→チョン・ミョンフン→ミッコ・フランク
ヤノフスキ時代、精力的に世界で演奏して、実力が世界に伝わった。時として先輩格の「国立管弦楽団」「パリ管弦楽団」より実力が上だと言わしめたこともある。
私も「フィル」がパリで一番じゃないの?と思うようになった。
今は3つのオケが実力伯仲といったところか・・・・。
このオケの最近の映像がまた凄い。これも本当は現地に行きたかった。事情が許せるのなら。でも、やはりこの時期、長期休みは取れない。
でも、ネットとはありがたいもので、数日前、この演奏会の模様が動画で配信された。それもかなり画質・音質がいい。驚いた。嬉しくなった。
この演奏会の晩は、今年の冬、1月のことであった。
あのフランスの大作曲家アンリ・デュティユーの生誕100年を祝っての演奏会だった。数年前に他界したこの作曲家。ちょっと興味ある。
そして、悲しいかな、この作曲家の曲を日本で聴くことは少ないのが現状。いい曲があるのにぃ。といつも思っていた。だから、今年の1月のこの演奏会は行きたかったのだが。
②アンリ・デュティユー(1916年1月22日生)生誕100周年記念コンサート
・アンリ・デュティユー:オーボエ、クラブサン、コントラバスと打楽器の為の「引用(Les Citations)(1990年)
・アンリ・デュティユー:メタボール(Métaboles )(1964年)
・アンリ・デュティユー:交響曲第2番『ル・ドゥーブル』(1959年)
(オーボエ)オリヴィエ・ドワズ
(コントラバス)ヤン・ドゥボスト
(打楽器)ルノー・ムッゾリーニ
(クラブサン)アンネ・カトリーヌ・ヴィナイ
(管弦楽)フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
(コンサートマスター)アモリ・コエイトー
(指揮)クワメ・ライアン
2016年1月21日 メゾン・ド・パリ・ラジオ・フランスにて
三曲ともに聴いたことない曲。だがだが頗る興味あり。日本のオケはこんなプロ絶対にやらないだろう。
いい曲が沢山あるんだよねぇ、デュティユー。
上記画像、一回聴いただけではその良さがわからない。昨晩まで、二度聴いたのだが、今日の夜、自分の家でまたゆっくり聴きたく。
ソリストが同団の首席奏者。いいよなぁ。みんな凄い。
そして、指揮者が1970年トロント生まれのトリニダード・トバコ系カナダ人。クワメ・ライアン。時々この人の名前は見る。
このライアンとデュティユーとの繋がりはわからないのだが、フランスの代表的オケが、デュテイユーの記念演奏会に起用するのだから、繋がりは多いにあるのだろう。
まぁ、現代音楽の範疇といえばそうだが、デュテイユーの作品は、素直に聞くこと出来るのはなぜ?不思議だ。
いいよねぇ、この感じ。音の世界。好きだ。やはりFranceのオケだから効果出るのかなぁ。
【auditorium de la maison de la radio~オーディトリアム・メゾン・ド・ラ・ラジオ】
上記二つの演奏会場が同じところ。France国営放送局のホールである。これもまた魅力。
シャンゼリゼ劇場、シャトレ座、など、それからプレイエルのホールなどでお演奏が多いパリのオケ。
昨年からは新設のフィルハーモニー・ド・パリが使われるようだけど。
私、シャンゼリゼ劇場、シャトレ座が好きだなぁ。一番好きなのはオペラ座。
それからこのメゾン・ド・ラジオFranceの会場も好き。なんとなくだけど・・・・。
日本でいえば「NHKホール」か? そう言ったらFrance国営放送局から怒られるか?「一緒にしないでくれ!!」と。
さてさて、夕方五時になろうとしている。昼休憩終わり。昼を四時ちょっと前から休憩とった形。
あと2時間ぐらい仕事あるか・・・・。それで終わればいいが。
外は雨が降り続く・・・・。
朝、東京も雨だった。四月末の雨の朝、午前五時過ぎの朝の情景、さすがに都会は洒落ている。田舎とは違うよなぁ。傘を持ち行き交う人の歩き方も、服装も表情も、そして傘そのものも、洒落た都会じみた感じ。
予定どおりにあさイチの新幹線で帰る。そのまま会社に。普通より約一時間早く会社にはいることになる。
案の定、今日は午前中は少々忙しい感じの事務所内だった。今の時間は一息。といっても、一日の半分は過ぎているのだが。
わが街は朝から寒い。雨のせいもあるのだろうが最低気温が一桁だし、最高気温も低いよう。四月末なのに・・・・。
でも、そぼ降る雨、優しい雨は許せる感じするのだが。今夜から明日にかけても雨らしい。
こんな歌思い出していた都会の朝だった
○雨の物語
歌)イルカ&森恵
○雨の物語
歌)イルカ
【夕方のニュース・チェック】
☆☆震度1以上1000回超…気象庁「過去例ない」☆☆
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160428-OYT1T50028.html
ほんと、怖いよねぇ、そして、「予測できない」のが現実なのだから怖い。なのに関わらず「原発は安全」と言い切る原発利権関係者の頭の中はどうなっているのだろう?
安全神話はもう誰も信用しないだろうに。あれだけ「安全だ」と言われてきた福島第一原発が・・・・・脆くもあのような状態になっているわけで。
☆☆三菱自の燃費不正、国が独自走行試験 市販9車種も対象☆☆
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H20_Y6A420C1CC0000/
どうしてこうも「三菱」は何年かサイクルで不祥事が出てくるのだろう。まさか、意図的に何処かからか「狙われている」?
ちょっと考えてみると、このような「燃費不正」だが、多かれ少なかれ他メーカーもやっているのでは?なんて思いたくなる。
☆☆橋下氏 大阪府知事・市長の旅費規程紹介☆☆
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2016/04/27/0009029233.shtml
例の舛添都知事の不正問題で、橋下氏の発言。
おお、なかなか良いこと言うじゃないか!橋下君。
「上記限定」ということで、これは橋下氏が言っていることのほうが理にかなっている。
かといって、彼がこの間携わってきた大阪行政その他について、彼の政治哲学・そして行政方針に賛同出来るものではない。
【フランスの国営放送局所属のオケ】
~パリを本拠地とする二つのメジャーオケの直近の演奏風景~
フランス国営放送局(ラジオ・フランス)。有名な放送局。そして国営というところが、日本とは違う。日本には「国営放送」はない。NHKは?あれは国営だろう?と言われるかも知れないが、そういうとNHKの人たちは怒るだろう。「我々は国営ではありません」と。では何? 彼らに言わせれば「公共放送」だそうだ。
何が「公共」だよ!!と言いたくもなるが。まっ、この際、わけのわからない「NHK」は置いといて。(といいつつ、一言、NHKは「公共」じゃなくて、実質「安倍御用放送局」かも?)
欧州の国々には国営放送があり、またその他の放送局もある。そしてその放送局が各都市に自前の「楽団」を持っている。羨ましいなぁ。ほんと。まぁ、文化の違いだからねぇ。これまた仕方ない。
そもそも、我が日本には「国営放送局」は必要なし。
フランスの話に戻そう。パリにはいくつかのオケがある。フルオケ、チェンバーオケいろいろ目にする耳する。
その中でフルオケで私が実際に聴いたことある楽団は順不同で
・パリ管弦楽団、フランス放送フィル、フランス国立管弦楽団、パリ・バスティーユ管弦楽団、ラムルー管弦楽団・・・かな。
現地にはその他いくつかのオケがあるだろう。
確か、パリ管弦楽団は「国立」だったかと・・・放送局とは関係ないが。上記の中で「自主運営」はラムルーだけであとは多かれ少なかれ「国」や「公共団体」がバックか?つまり国民・市民の金が基であろう。
さすが大国だよねぇ。税金で養うオケが一つの街にこれだけ存在する。そして、そのどれもが世界に誇る実力があるオケだもの。
もしこれが我が国がやったらば? 多分、猛反対なんだろうねぇ。仕方ないけど。
例えば東京に国がバックの「国立管弦楽団」なんて作ろうとしたら「猛反対」だろうねぇ。それも一つ作るだけでも猛反対にあうだろう。
でも、フランスのパリの国営放送局所属の二つのオケ。ちょっといろんな情報集めると、これまたいくつかの「存続の危機」があったようだ。国営放送側の中には「オケ」がお荷物だということで、手放したい勢力があるようで・・・・。まっどこも同じだけど。
私、パリの三大オケは「パリ管、放送フィル、国立管弦楽団」と思っている。パリに行った時は、最近は少なくともこの3つのどれか一つは必ず聴く。聴きたい。それが目当てになる。
下記に二つの国営放送局所属のオケの近影、直近の演奏画像がある。最近アップになった。嬉しい。どちらも、「聴きたいな、実際聴きたいなぁ、でも、この時期は休暇取れないしなぁ。諦めた・・・」と心の中に仕舞った演奏会だった。
《フランス国立管弦楽団(Orchestre national de France)》
こちらは伝統あるオケ。創立が1934年とある。歴代首席指揮者の名前見ると壮観。アルゲルブレシュト→ロザンタール→デゾルミエール→ルルー→マルティノン→チェリビダッケ→マゼール→デュトワ→マズア→ガッティ
名だたる巨匠がずらりと、壮観である。ガッティが今年春で勇退。その後、後任は誰なのであろうか?
さて、このオケの春の今年のコンサート。行きたかった理由はまず指揮者だ。なんとなんとあの世界の巨匠リカルド・ムーティが登場するから。だが、行けなかった。夢叶えられなかった。でも、下記の動画映像で諦めよう。
①フランス国立管弦楽団演奏会
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
・R・シュトラウス:交響的幻想曲『イタリアから』
(ピアノ)ダヴィッド・フレイ
(管弦楽)フランス国立管弦楽団
(コンサート・ミストレス)サラ・ネムタヌ
(指揮)リカルド・ムーティ
2016.3.24 ライブ画像 auditorium de la maison de la radio
動画fileの画質・音質は悪いけど、でも雰囲気は伝わる。そして、冒頭、十数秒だが無音時間あるが、指揮者、ソリスト登場から音が出る。
ソリストがD・フレイ。つまり、ムーティの娘婿だ。
このフレイなるピアニストを日本で聴いたことあり。それは、N響定期で。そして、フレイと指揮者とオケが全く咬み合わないというか、フレイがちょっと日本のオケを見下している?ような感じ受けて第一印象は非常に悪い若者だった。それは日記にも書いた。
でも、彼、ほんと変わり者らしい(笑) 性格もそうだけど、ピアニストとしても。
しかし、しかし、それから何度かラジオやテレビ等々、そしてCDなどで聴く彼の演奏の中に「あれ、コイツ、こんなナイーヴなの?」と思うことがしばしば。そして、多くのファンがいることが判った。
まぁ、挙動・性格には難があるのだろうけど、純粋に音楽を聴いてみようと思った。
一言でいえば、弱音酷使、ピアニッシモの柔らかさ、これかなぁ。
上記シューマンでもそう。打鍵のあの柔らかさ・・・和やかさ。この雰囲気が好きな人がいるのだろう。鍵盤を「叩く」ようなことしないもの。なんだか「撫でる」ように弾く。あまりやり過ぎると私は嫌いなのだが、この人、やり過ぎないんだよねぇ。そして、粘らない。
シューマンのコンチェルト・・・「弾きまくる」って感じの人いるけど、彼は全く逆。鋭利な音は出さない。どの音の粒も円やか、優しい。
こんなシューマンをもし、N響でやろうとしたら、またまた険悪ムードになるんだろうねぇ。
だけど、上記は指揮がピアニストの嫁の父、それも大巨匠。変わり者フレイも自分の妻の父が指揮だから、ちょっとは自重しているようで(笑)
また、大巨匠ムーティも、愛娘の夫だから「致し方なく合わせてやるか~~、ただし、お前のためじゃないぞ。娘のためじゃ」なんて協力しているか?
耳あたりのよい、ソフトなシューマンになっている。こういう雰囲気のシューマンもあっていいのだろう。
この上記動画の音自体が、ちょっとこんな感じなのか・・・甘いというか。
メインはR・シュトラウスの「イタリアから」。これは私、なんといってもサヴァリッシュ指揮N響での名演奏が忘れられず。
ムーティの指揮もいいねぇ。靭やかだもの。この演奏素晴らしい。オケも普段の「フランス」の荒削りさを残しながらも、なんだか柔らかい。ムーティの指揮だから?
生で聴きたかったなぁ。あぁ、聴きたかった。
《フランス放送フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre philharmonique de Radio France)演奏会》
フランス国営放送に所属するもう一つのパリの代表的オケ、フランス放送フィル。こちらは創立が1976年。比較的新しい。日本にこの名が伝りはじめた時、上記の「フランス国立管弦楽団」と「放送フィル」をよく混同した。音楽雑誌でも評論家も混同していたことあった。よく混同されるので、日本名はかたや「フランス国立管弦楽団」、かたや「フランス放送フィルハーモニー管弦楽団」と統一されるようになり区別つくようになる。
こちらの首席指揮者の歴代の名前も凄い。
ビゴー→ブリュック→アミ→ヤノフスキ→チョン・ミョンフン→ミッコ・フランク
ヤノフスキ時代、精力的に世界で演奏して、実力が世界に伝わった。時として先輩格の「国立管弦楽団」「パリ管弦楽団」より実力が上だと言わしめたこともある。
私も「フィル」がパリで一番じゃないの?と思うようになった。
今は3つのオケが実力伯仲といったところか・・・・。
このオケの最近の映像がまた凄い。これも本当は現地に行きたかった。事情が許せるのなら。でも、やはりこの時期、長期休みは取れない。
でも、ネットとはありがたいもので、数日前、この演奏会の模様が動画で配信された。それもかなり画質・音質がいい。驚いた。嬉しくなった。
この演奏会の晩は、今年の冬、1月のことであった。
あのフランスの大作曲家アンリ・デュティユーの生誕100年を祝っての演奏会だった。数年前に他界したこの作曲家。ちょっと興味ある。
そして、悲しいかな、この作曲家の曲を日本で聴くことは少ないのが現状。いい曲があるのにぃ。といつも思っていた。だから、今年の1月のこの演奏会は行きたかったのだが。
②アンリ・デュティユー(1916年1月22日生)生誕100周年記念コンサート
・アンリ・デュティユー:オーボエ、クラブサン、コントラバスと打楽器の為の「引用(Les Citations)(1990年)
・アンリ・デュティユー:メタボール(Métaboles )(1964年)
・アンリ・デュティユー:交響曲第2番『ル・ドゥーブル』(1959年)
(オーボエ)オリヴィエ・ドワズ
(コントラバス)ヤン・ドゥボスト
(打楽器)ルノー・ムッゾリーニ
(クラブサン)アンネ・カトリーヌ・ヴィナイ
(管弦楽)フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
(コンサートマスター)アモリ・コエイトー
(指揮)クワメ・ライアン
2016年1月21日 メゾン・ド・パリ・ラジオ・フランスにて
三曲ともに聴いたことない曲。だがだが頗る興味あり。日本のオケはこんなプロ絶対にやらないだろう。
いい曲が沢山あるんだよねぇ、デュティユー。
上記画像、一回聴いただけではその良さがわからない。昨晩まで、二度聴いたのだが、今日の夜、自分の家でまたゆっくり聴きたく。
ソリストが同団の首席奏者。いいよなぁ。みんな凄い。
そして、指揮者が1970年トロント生まれのトリニダード・トバコ系カナダ人。クワメ・ライアン。時々この人の名前は見る。
このライアンとデュティユーとの繋がりはわからないのだが、フランスの代表的オケが、デュテイユーの記念演奏会に起用するのだから、繋がりは多いにあるのだろう。
まぁ、現代音楽の範疇といえばそうだが、デュテイユーの作品は、素直に聞くこと出来るのはなぜ?不思議だ。
いいよねぇ、この感じ。音の世界。好きだ。やはりFranceのオケだから効果出るのかなぁ。
【auditorium de la maison de la radio~オーディトリアム・メゾン・ド・ラ・ラジオ】
上記二つの演奏会場が同じところ。France国営放送局のホールである。これもまた魅力。
シャンゼリゼ劇場、シャトレ座、など、それからプレイエルのホールなどでお演奏が多いパリのオケ。
昨年からは新設のフィルハーモニー・ド・パリが使われるようだけど。
私、シャンゼリゼ劇場、シャトレ座が好きだなぁ。一番好きなのはオペラ座。
それからこのメゾン・ド・ラジオFranceの会場も好き。なんとなくだけど・・・・。
日本でいえば「NHKホール」か? そう言ったらFrance国営放送局から怒られるか?「一緒にしないでくれ!!」と。
さてさて、夕方五時になろうとしている。昼休憩終わり。昼を四時ちょっと前から休憩とった形。
あと2時間ぐらい仕事あるか・・・・。それで終わればいいが。
外は雨が降り続く・・・・。