四月二十五日(月曜日)
午前三時半過ぎ起床。晴れ時々曇り。湿度高い。今は発表で98%。
それが本日の午後九時あたりからは湿度が45%までになるらしい。この湿度の差も気がかり。気温は予想最高気温が二十℃となっている。
昨晩は午後九時には既に睡眠モード突入。起きたのが三時半だから充分とは言えないが結構寝た。起きてみたら空腹状態。
急いで食事の支度。もちろんその前に洗顔等々。
メニューは、豚肉しょうが焼き、サラダ、お吸い物。そして、稲庭うどん(冷たいざるうどんにした)。それからご飯。
食後はコーヒー・・・ではなくて・・・なんとなんとシブい日本茶。
【午前三時半に流すこの曲】
春のこの時期、この時間、なんだか結構ハッキリしない感じ。ぼけっとしている感じ。春特有の。
こんな歌をネット音源で発見した。石川ひとみの歌唱。私、別に彼女のファンではなく。ただ、一時期ヒットしたよなぁ、石川ひとみ。
○真夜中のギター
歌)石川ひとみ
やはり、この時間、この歌でしょ。私、特別にこの歌が好きなわけでもないが、懐かしさがある。
そして、オリジナルの千賀かほるさんの歌唱よりも、偶然発見したこの石川ひとみさんのカヴァーがいい。ギター二本?の伴奏という静かなアレンジもいい。
そして、石川ひとみさんの清純で素直な歌唱がいい。
○まちぶせ
歌)石川ひとみ
この歌も懐かしい。オリジナルは三木聖子さんが歌っていた。それを石川さんがリバイバルさせてヒット。そのヒットしたバージョンとは上記は違う。「真夜中のギター」と同じくバック演奏が小さい。これがいい。フルオケバージョンはバックが邪魔。
【ニュース・チェック】
☆☆北海道5区、自民勝利=京都3区は民進-与野党、参院選へ臨戦態勢・衆院補選☆☆
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042400245&g=pol
残念、負けてしまったか・・・北海道の野党連合候補が。
まあなぁ、敵も負けられない選挙だったからねぇ。町村元議員の「弔い合戦」であり、その候補者が町村氏の娘婿、そして、北海道の実力者の鈴木宗男・貴子父娘が民進党から自民党へ「寝返って」応援しているわけだからなぁ。
一方、池田陣営は負けは負け、この選挙を分析して、次の闘いに臨んで欲しいなぁ。
しかしもって、またまた「世襲議員」誕生か・・・・、血のつながりはないとはいえ、娘婿だからねぇ、地盤、看板、カバンと受け継いでいることは間違いないし。でも、またまたこの和田という人、国会で「役にたつ」人なのだろうか? 不透明である。
☆☆衆院補選
「安保語ってほしかった」北海道5区☆☆
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160425/k00/00m/010/126000c
この毎日の分析が興味ひく。敗れた池田陣営に対してのこと、池田氏の個人演説会に参加した有権者の声として
「野党が団結したのは安保関連法を廃止するため。福祉政策も大切だが、安保法の主張をもっと聞きたかった」、
また同時に勝利した和田氏の演説を聞いた有権者からも
「本人の口から安保法制への思いを語ってほしかった」
とある。興味深い。
が、が、が失礼だが、語らなかったのではなく、両者語らなかったのではなくて、失礼だが、「語れなかった」のが正解なのでは? 語るだけの「知識」なかったのでは?
下手に語って「揚げ足とられる」のを避けたのでは?
重ねて失礼ながら大丈夫なのだろうかねぇ・・・新人議員、世襲のお婿様大丈夫なのだろうか・・・まっ、どうせ「着飾り」だろうけど。失礼ながら。悔しかったらぜひとも国会で活躍してくれといいたい。期待しないけど。
そうそう、思うことある。例えば、巷間囁かれているように、夏に「衆参ダブル選挙」あるとすると、あのぅ、昨日選ばれた北海道五区も、京都三区も、再び「選挙」するんだよねぇ。当然。
いやぁ、本人たちもいろいろ大変だろう。だって、三ヶ月以内にまた選挙?
でも、それ以上に「税金」また使うの??? ありゃりゃりゃぁ。
これまたなんだかねぇ。
【デンマーク放送交響楽団の「ブラ一」と「巨人」】
こんな演奏動画がアップになっていた。先日のことである。
ここのところ、ストラキン/N響の「ブラ一」と比較して数種の「ブラ一」を聴いていたが、タイムリーに、あのルイージがDRSOを振った最新画像がある。当然聴きたくなった。
①ブラームス:交響曲第一番ハ短調
(管弦楽)デンマーク放送交響楽団
(コンサートミストレス)Soo-Jin Hong
(指揮)ファビオ・ルイージ
DRコンサートホール(Koncertsalen)
素晴らしいなぁ。いいなぁ。先日聴いたスラトキン/N響よりこちらがいい。
ルイージは度々この楽団を振る。良好関係のよう。
聴く前は、やや早めのテンポで冒頭入るかと思ったが意外にもゆったりとひとつひとつ進んでいたのには嬉しくなった。いや、全体的にそう。インテンポなのだが、でもゆったりとしているし、しなやかな進みに心奪われる。
管楽器の抑揚がなめらか。いいなぁ。
私、この演奏好き。
弦楽器も管楽器も、いつものごとく「綺麗さ」ではN響。だがだが、印象に残るのはDRSO・・・・。どうしてだろうねぇ。
今風に言えば、ちょっと見、カッコいいのがN響。でも、聴いているとDSROのほうが円やか、陰影あり。
木管楽器、一人ひとりが「綺麗」なのはN響かも? でも、アンサンブルになるとDSROがいい。
ルイージ・・・いいよなぁ。N響でこの曲やったらいいだろうなぁ。今、N響振って古典・ロマン派の作品を振って感激をさせてくれる数少ない指揮者だと思うのだが。
あの、外国のオケの美点は、例えばフルートがソロで弾いていて、副旋律をファゴット、クラリネットが重なるとする。その時のその重なり具合が実にいい雰囲気なんだよね。N響は、一人ひとりはきちんと弾いているのだろうけど、そのアンサンブルとなるとなんだか「背筋が寒くなるような」ことある。冷たいというか・・・交じり合わないというか、寄り添わないというか。
あらら、この四楽章のあの例の有名な旋律の提示の仕方が独特、へぇ、こういう解釈するんだぁルイージ。いいねぇ。
ドイツのオケのブラとはまた一味も二味も違う音の風景、こういうブラ一もいいねぇ。
イタリアのカンタービレの感じも数多く。いいねぇ。
そして、終楽章は熱くなる。パッションが・・・。いいなぁ。
ここで思った。ルイージがN響で「ブラ一」やったら、どうだろう? この上記のDRSOとの演奏を凌駕するような名演奏になるだろうか? なってほしい。期待したい。ルイージに。最後の砦って感じだなぁ、ルイージ。
そして、またまたN響常連の指揮者、それもブロムシュテットがマラを振った最新画像がある。
②マーラー:交響曲第一番ニ長調「巨人」
(管弦楽)デンマーク放送交響楽団
(コンサートミストレス)Soo-Jin Hong
(指揮)ヘルベルト・ブロムシュテット
2016年 ライブ DRコンサートホール(Koncertsalen)
日頃、最近の、つまり今世紀に入ってからのブロムシュテット指揮/N響の演奏には辛口な私。前世紀の彼とN響には何度も感動したことある。それは常々書いている。
さて、この「巨人」はどうだろう? 彼が指揮するN響のマーラーというのは何度か聴いているけど、最近のものは特にだが、どうもマーラー特有の「不穏」さが浄化されていて、どうも感動したことない。基本的に蒸留された人畜無害の音の配列でマーラーが演奏されているようで・・・・N響の場合である。多分、ブロムが指揮しちゃうと、N響はそうなってしまうんだろうなぁ。
それでいて、頑固だし。健康優良児的マーラーの時もあるし。なんだかなぁ・・・・・。
今、聴きながらタイピングしていた。
うん、これはいいかも・・・。やはり楽団の持つ「音」の素の違いか?
人間社会の拭い去れることのない、ある不条理や、理不尽な部分が出てこそマーラーだと私は思う。ここのところのブロム&N響にはそれが出てこないモドカシサがいつもある。(マーラーに限らず)。
この演奏でもそうだなぁ。ブロム氏は・・・・。やはりベジタリアンだから? つまり、演奏に音に、音楽に「余分なもの」が付着するのを嫌うような音楽作りするようで。なんだか「カロリーオフ」の食品?
でも、音楽って、特にマーラーのような音楽は、その余分なものが必要なことが多々あるのでは? 夢想であったり、また妄想であったり、また奇妙な情景であったり、そして、メルヘンであったり・・・・。それがそれが濾過されてしまった蒸留水になるともう私は居た堪れない。それでいて、いざその蒸留水を飲もうとすると、なんだか一から十まで管理されてしまうような。窮屈さ。それが出てきているともう私はだめだ。
さすがに、欧州のオケ、音自体に独自の個性があるので、その辺はやはりN響とは違うかな。DRSO独特の靭やかさがある。音の陰影がある。音の広がりがある。これはいい。
二楽章聴いていると、「これ、もしN響だったら無味乾燥になるかも?」なんて前半思った。音自体の魅力の差かも?
そう、そう、N響とやると「無味無臭」目指しているの?と呟きたくなることある。
そうはいっても、このDSROとのマーラーもかなりブロム節とブロム音だなぁ。
このマエストロ、多分、本質は「プラス志向」「性善説」なんだろうねぇ。
第三楽章の冒頭の「奇妙さ」「怪しさ」は出てこない。純音だなぁ。ここはもっと奇妙であっていいのだが・・・・。救いはオケの音に色があるからまだ救い。N響の場合はブロム振ると「脱色」されてしまうような・・・(笑)って、もともと「色」がないか?N響。
終楽章も・・・イマイチ。もう、運びがすんなり・・・・。マーラーの心のあの迷いが・・・出てこない。だから逆にいえば綺麗。普段、映画音楽のように甘く響くメロディも、粘り気がないし。淡々としている。
そういう点、数日前に日記にも再び貼り付けて紹介したマゼール指揮のガリシア響の「巨人」(https://www.youtube.com/watch?v=IC56kGOgscI)の演奏のほうが数倍の魅力を感じる。いい意味でマーラーらしいから。かつ、マゼールの鋭い観点で隅々まで吟味しているから。
しかしもって、マエストロ・ブロムシュテット元気だよねぇ。ハイティンクよりも年上なんだよねぇ。凄い。
ブロムの場合は年老いて益々頑固だもんなぁ。音楽が。
このブロムとDRSOの「「巨人」も、ルイージが振ればもっともっと違った魅力が出るだろうなぁと思いつつ。
時刻は午前五時を回った。またまた一週間の始まり。これから朝風呂にでも入るか・・・・。
【今日、深夜零時から~見逃せない番組をチェック】
久々に興味持つテレビ番組がある。今、知った。早速だが念の為に録画セットしておいた。
それはこれ
NHK-BS1
2016年4月26日(火)午前0:00より
「BS世界のドキュメンタリー「チェルノブイリ~消せない“負の遺産”~」
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2016-04-25&ch=11&eid=20111&f=253
明日の零時、つまり、今夜である。
午前三時半過ぎ起床。晴れ時々曇り。湿度高い。今は発表で98%。
それが本日の午後九時あたりからは湿度が45%までになるらしい。この湿度の差も気がかり。気温は予想最高気温が二十℃となっている。
昨晩は午後九時には既に睡眠モード突入。起きたのが三時半だから充分とは言えないが結構寝た。起きてみたら空腹状態。
急いで食事の支度。もちろんその前に洗顔等々。
メニューは、豚肉しょうが焼き、サラダ、お吸い物。そして、稲庭うどん(冷たいざるうどんにした)。それからご飯。
食後はコーヒー・・・ではなくて・・・なんとなんとシブい日本茶。
【午前三時半に流すこの曲】
春のこの時期、この時間、なんだか結構ハッキリしない感じ。ぼけっとしている感じ。春特有の。
こんな歌をネット音源で発見した。石川ひとみの歌唱。私、別に彼女のファンではなく。ただ、一時期ヒットしたよなぁ、石川ひとみ。
○真夜中のギター
歌)石川ひとみ
やはり、この時間、この歌でしょ。私、特別にこの歌が好きなわけでもないが、懐かしさがある。
そして、オリジナルの千賀かほるさんの歌唱よりも、偶然発見したこの石川ひとみさんのカヴァーがいい。ギター二本?の伴奏という静かなアレンジもいい。
そして、石川ひとみさんの清純で素直な歌唱がいい。
○まちぶせ
歌)石川ひとみ
この歌も懐かしい。オリジナルは三木聖子さんが歌っていた。それを石川さんがリバイバルさせてヒット。そのヒットしたバージョンとは上記は違う。「真夜中のギター」と同じくバック演奏が小さい。これがいい。フルオケバージョンはバックが邪魔。
【ニュース・チェック】
☆☆北海道5区、自民勝利=京都3区は民進-与野党、参院選へ臨戦態勢・衆院補選☆☆
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042400245&g=pol
残念、負けてしまったか・・・北海道の野党連合候補が。
まあなぁ、敵も負けられない選挙だったからねぇ。町村元議員の「弔い合戦」であり、その候補者が町村氏の娘婿、そして、北海道の実力者の鈴木宗男・貴子父娘が民進党から自民党へ「寝返って」応援しているわけだからなぁ。
一方、池田陣営は負けは負け、この選挙を分析して、次の闘いに臨んで欲しいなぁ。
しかしもって、またまた「世襲議員」誕生か・・・・、血のつながりはないとはいえ、娘婿だからねぇ、地盤、看板、カバンと受け継いでいることは間違いないし。でも、またまたこの和田という人、国会で「役にたつ」人なのだろうか? 不透明である。
☆☆衆院補選
「安保語ってほしかった」北海道5区☆☆
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160425/k00/00m/010/126000c
この毎日の分析が興味ひく。敗れた池田陣営に対してのこと、池田氏の個人演説会に参加した有権者の声として
「野党が団結したのは安保関連法を廃止するため。福祉政策も大切だが、安保法の主張をもっと聞きたかった」、
また同時に勝利した和田氏の演説を聞いた有権者からも
「本人の口から安保法制への思いを語ってほしかった」
とある。興味深い。
が、が、が失礼だが、語らなかったのではなく、両者語らなかったのではなくて、失礼だが、「語れなかった」のが正解なのでは? 語るだけの「知識」なかったのでは?
下手に語って「揚げ足とられる」のを避けたのでは?
重ねて失礼ながら大丈夫なのだろうかねぇ・・・新人議員、世襲のお婿様大丈夫なのだろうか・・・まっ、どうせ「着飾り」だろうけど。失礼ながら。悔しかったらぜひとも国会で活躍してくれといいたい。期待しないけど。
そうそう、思うことある。例えば、巷間囁かれているように、夏に「衆参ダブル選挙」あるとすると、あのぅ、昨日選ばれた北海道五区も、京都三区も、再び「選挙」するんだよねぇ。当然。
いやぁ、本人たちもいろいろ大変だろう。だって、三ヶ月以内にまた選挙?
でも、それ以上に「税金」また使うの??? ありゃりゃりゃぁ。
これまたなんだかねぇ。
【デンマーク放送交響楽団の「ブラ一」と「巨人」】
こんな演奏動画がアップになっていた。先日のことである。
ここのところ、ストラキン/N響の「ブラ一」と比較して数種の「ブラ一」を聴いていたが、タイムリーに、あのルイージがDRSOを振った最新画像がある。当然聴きたくなった。
①ブラームス:交響曲第一番ハ短調
(管弦楽)デンマーク放送交響楽団
(コンサートミストレス)Soo-Jin Hong
(指揮)ファビオ・ルイージ
DRコンサートホール(Koncertsalen)
素晴らしいなぁ。いいなぁ。先日聴いたスラトキン/N響よりこちらがいい。
ルイージは度々この楽団を振る。良好関係のよう。
聴く前は、やや早めのテンポで冒頭入るかと思ったが意外にもゆったりとひとつひとつ進んでいたのには嬉しくなった。いや、全体的にそう。インテンポなのだが、でもゆったりとしているし、しなやかな進みに心奪われる。
管楽器の抑揚がなめらか。いいなぁ。
私、この演奏好き。
弦楽器も管楽器も、いつものごとく「綺麗さ」ではN響。だがだが、印象に残るのはDRSO・・・・。どうしてだろうねぇ。
今風に言えば、ちょっと見、カッコいいのがN響。でも、聴いているとDSROのほうが円やか、陰影あり。
木管楽器、一人ひとりが「綺麗」なのはN響かも? でも、アンサンブルになるとDSROがいい。
ルイージ・・・いいよなぁ。N響でこの曲やったらいいだろうなぁ。今、N響振って古典・ロマン派の作品を振って感激をさせてくれる数少ない指揮者だと思うのだが。
あの、外国のオケの美点は、例えばフルートがソロで弾いていて、副旋律をファゴット、クラリネットが重なるとする。その時のその重なり具合が実にいい雰囲気なんだよね。N響は、一人ひとりはきちんと弾いているのだろうけど、そのアンサンブルとなるとなんだか「背筋が寒くなるような」ことある。冷たいというか・・・交じり合わないというか、寄り添わないというか。
あらら、この四楽章のあの例の有名な旋律の提示の仕方が独特、へぇ、こういう解釈するんだぁルイージ。いいねぇ。
ドイツのオケのブラとはまた一味も二味も違う音の風景、こういうブラ一もいいねぇ。
イタリアのカンタービレの感じも数多く。いいねぇ。
そして、終楽章は熱くなる。パッションが・・・。いいなぁ。
ここで思った。ルイージがN響で「ブラ一」やったら、どうだろう? この上記のDRSOとの演奏を凌駕するような名演奏になるだろうか? なってほしい。期待したい。ルイージに。最後の砦って感じだなぁ、ルイージ。
そして、またまたN響常連の指揮者、それもブロムシュテットがマラを振った最新画像がある。
②マーラー:交響曲第一番ニ長調「巨人」
(管弦楽)デンマーク放送交響楽団
(コンサートミストレス)Soo-Jin Hong
(指揮)ヘルベルト・ブロムシュテット
2016年 ライブ DRコンサートホール(Koncertsalen)
日頃、最近の、つまり今世紀に入ってからのブロムシュテット指揮/N響の演奏には辛口な私。前世紀の彼とN響には何度も感動したことある。それは常々書いている。
さて、この「巨人」はどうだろう? 彼が指揮するN響のマーラーというのは何度か聴いているけど、最近のものは特にだが、どうもマーラー特有の「不穏」さが浄化されていて、どうも感動したことない。基本的に蒸留された人畜無害の音の配列でマーラーが演奏されているようで・・・・N響の場合である。多分、ブロムが指揮しちゃうと、N響はそうなってしまうんだろうなぁ。
それでいて、頑固だし。健康優良児的マーラーの時もあるし。なんだかなぁ・・・・・。
今、聴きながらタイピングしていた。
うん、これはいいかも・・・。やはり楽団の持つ「音」の素の違いか?
人間社会の拭い去れることのない、ある不条理や、理不尽な部分が出てこそマーラーだと私は思う。ここのところのブロム&N響にはそれが出てこないモドカシサがいつもある。(マーラーに限らず)。
この演奏でもそうだなぁ。ブロム氏は・・・・。やはりベジタリアンだから? つまり、演奏に音に、音楽に「余分なもの」が付着するのを嫌うような音楽作りするようで。なんだか「カロリーオフ」の食品?
でも、音楽って、特にマーラーのような音楽は、その余分なものが必要なことが多々あるのでは? 夢想であったり、また妄想であったり、また奇妙な情景であったり、そして、メルヘンであったり・・・・。それがそれが濾過されてしまった蒸留水になるともう私は居た堪れない。それでいて、いざその蒸留水を飲もうとすると、なんだか一から十まで管理されてしまうような。窮屈さ。それが出てきているともう私はだめだ。
さすがに、欧州のオケ、音自体に独自の個性があるので、その辺はやはりN響とは違うかな。DRSO独特の靭やかさがある。音の陰影がある。音の広がりがある。これはいい。
二楽章聴いていると、「これ、もしN響だったら無味乾燥になるかも?」なんて前半思った。音自体の魅力の差かも?
そう、そう、N響とやると「無味無臭」目指しているの?と呟きたくなることある。
そうはいっても、このDSROとのマーラーもかなりブロム節とブロム音だなぁ。
このマエストロ、多分、本質は「プラス志向」「性善説」なんだろうねぇ。
第三楽章の冒頭の「奇妙さ」「怪しさ」は出てこない。純音だなぁ。ここはもっと奇妙であっていいのだが・・・・。救いはオケの音に色があるからまだ救い。N響の場合はブロム振ると「脱色」されてしまうような・・・(笑)って、もともと「色」がないか?N響。
終楽章も・・・イマイチ。もう、運びがすんなり・・・・。マーラーの心のあの迷いが・・・出てこない。だから逆にいえば綺麗。普段、映画音楽のように甘く響くメロディも、粘り気がないし。淡々としている。
そういう点、数日前に日記にも再び貼り付けて紹介したマゼール指揮のガリシア響の「巨人」(https://www.youtube.com/watch?v=IC56kGOgscI)の演奏のほうが数倍の魅力を感じる。いい意味でマーラーらしいから。かつ、マゼールの鋭い観点で隅々まで吟味しているから。
しかしもって、マエストロ・ブロムシュテット元気だよねぇ。ハイティンクよりも年上なんだよねぇ。凄い。
ブロムの場合は年老いて益々頑固だもんなぁ。音楽が。
このブロムとDRSOの「「巨人」も、ルイージが振ればもっともっと違った魅力が出るだろうなぁと思いつつ。
時刻は午前五時を回った。またまた一週間の始まり。これから朝風呂にでも入るか・・・・。
【今日、深夜零時から~見逃せない番組をチェック】
久々に興味持つテレビ番組がある。今、知った。早速だが念の為に録画セットしておいた。
それはこれ
NHK-BS1
2016年4月26日(火)午前0:00より
「BS世界のドキュメンタリー「チェルノブイリ~消せない“負の遺産”~」
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2016-04-25&ch=11&eid=20111&f=253
明日の零時、つまり、今夜である。