三月二十五日(金曜日)

 午後九時少し後帰宅。
 今日は少し寒い一日。日中日差しはあるものの、雪が舞い散っている感じ。ほんの少し。青空なのだが雪の結晶が舞い降りてくる・・・このややアンバランス感がいい。時折こういう風景がある。これがまたいい。
 午後十時の外気温、一℃。西北西の風、やや強い。

 家に戻り、即着替えてウォーキング。なんだか今日は体が軽く感じる。体調がいいからか? 今宵の月を真正面に見ながら歩く。腰がシャッキと伸びている感じ。今までだと、この寒さのせいか少し肩をすぼめて歩いていたけど。
 春という季節のお陰なのか・・・・。

 小一時間歩いて午後十時少し過ぎに家に戻る。そのまま軽く家の中掃除、その他。


【週末のニュース・チェック】

《裁判絡みのニュース二題》

☆☆大相撲
芝田山親方に賠償命令 元弟子「暴行受けた」 東京地裁☆☆

http://mainichi.jp/articles/20160325/ddm/041/040/139000c

 あらら、数年前、「撲滅」させたはずなのに・・・また、この芝田山親方ってあの現役時代の四股名は大乃国、名横綱だったのだが。
 記事読めば、芝田山本人の暴行は認められずとなっているが・・・・。さて?

☆☆2人の死刑を執行 約3カ月ぶり 法務省☆☆

http://www.asahi.com/articles/ASJ3T3408J3TUTIL00F.html

☆☆「裁判官聞く耳持たず」「日々、懺悔」 死刑執行の2人☆☆

http://www.asahi.com/articles/ASJ3T36Q3J3TUTIL00R.html

 私は「死刑制度」に反対の立場。それを前提に書くと、では、なぜ、この二人が今回「執行対象」になったのか? 
 いつも思うのだ、死刑執行対象、その執行の順番は誰が決めるの?大臣ではないだろう。法務省関係者が決めて、それを大臣が判子押すわけだろう・・・。このシステム、この順番はどうやって決めるの? まず、これも疑問。
 
 あの、問題を覚悟で書くと、上記事件よりも社会を震撼させた重大凶悪事件の死刑囚の執行はまだ行われていないのだが・・・・この差はなに? この部分を突くメディアもないのが不思議。
 結局、法務省も大臣も、「執行しても「差し障りのない」人を優先に執行」なんていうことなのか? だとすれば、これまた問題だけどねぇ。
 とにかく、死刑制度には疑問。
 さらに今回の死刑囚の一人、鎌田死刑囚は無実を訴えていたとか・・・。

 そして、記事によれば「09年5月に裁判員制度が始まって以来、市民が判断に加わった死刑囚への執行は初めてだった。」とのこと・・・・この裁判で「死刑」判決に携わった裁判員は今どう思うのだろう。


《外国特派員協会主催の記者会見3/24》

 先の二十四日に外国特派員協会のクラブにての、日本ジャーナリストの記者会見模様がネット上にアップされた。私、何度か繰り返して聴いていた。
 今回この会見にでた日本のジャーナリストは、皆、私が比較的支持する人ばかり。
 順不同で田原総一朗、岸井成格、大谷昭宏、鳥越俊太郎、青木理、そして、メッセージでは金平茂紀と。
 その会見、かなり突っ込んだ安倍政府批判、高市発言の裏側、そして、今現在のメディアの状況等々、興味ある話がある。ぜひ見ていただきたい。

○電波停止発言に抗議@外国特派員協会3/24【全】岸井・田原・鳥越・大谷・青木



 この中で、安倍政権側の圧力等々に屈した感のある「NHK」にも痛烈な批判を浴びせているのが面白い。


【月夜の晩に聴く「アラビアンナイト」物語~シェエラザード】

 少し冷える夜なのだが、でも、どこか春めいた感じ。そして、空の星や月も、一ヶ月前のあの無口な輝きではなく、どこか華やぎも感じる。お互いの会話も感じるような夜空の風景・・・これまたこの季節ならではのもの。

 ワルシャワ・フィルのことを集中的に書いたのは二ヶ月ぐらい前だろうか・・・。公式チャンネルからアップされたいくつかの音源を元に書いていた。久しぶりでそのチャンネルをチェックしたら、いくつかの新しい音源映像がアップされている。それも、最近の演奏会である。興味津々。

 その中でこんな演奏画像があった。指揮が日本人の大植英次。これまた興味津々。大植氏の名前は当然知っている。だが、彼の指揮を聴いたのは数えるほどしかない。生で聴いたのは数える程しかない。失礼ながらどうも私の好みじゃないので・・・・。でも、彼のコンサートって盛り上がる。不思議。熱狂的ファンがいるだからだろう。
 その指揮スタイル、熱い情熱的動きがファンの心を掴のだろう。

 そういう「見せる要素」「魅せる要素」は確かに素晴らしいと思うし、音楽も熱いので盛り上がるのもいいし、でも、私はそこで置き去りにされた何かにいつも不満。もう少し、アンサンブル整えるとかしてほしいなぁと思うのだが。

 こんな画像ある。




①リムスキー=コルサコフ:交響的組曲「シェエラザード」

(管弦楽)ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
(コンサート・ミストレス)マリア・マホヴスカ
(指揮)大植英次

2016.3.4 ワルシャワ・ライブ映像



 つい先日の演奏会だ。この演奏、ちょっと聴き入ってしまった。一番の注目はコンミスのマホブスカ女史。密かに注目している世界の楽団のコンミスの一人。
 彼女の名前知ったのは数年前のヴィエニアフスキーの国際ヴァイオリンコンクールで入賞(五位?)の時だった。名前だけはインプットしていた。その彼女がいつの間にか、ワルシャワ・フィルのコンミスとは・・・・凄い抜擢だなと思った。
 そして、今回のこの動画に興味津々。いいではないか!!!!
 これはいい。いいねぇ、この若手女性コンミスのソロがいい。

 そして、オケがいいんだよねぇ。いいなぁ。

 大植氏というのはイケメンの部類になるのだろうねぇ、羨ましいなぁ。カッコいい男は羨ましい。

 ソロのマホヴスカのメガネもまたいい。メガネフェチの私にはウルウル(笑)もちろん、演奏がいい。好きな音している。

 このような曲というのは大植氏の感性に合致しているのか。面白い。
 だが一言、・・・時折だが、アンサンブルが雑じゃない? これはオケのせい? 指揮者のせい? コンミスのせい? さて?
 でも、それがあったとしても、今回の上記の演奏は私には満足。繰り返し聴きたい動画の一つになった。なにせ画質・音質がいいから。

 この楽団、個人プレーがないのもいいねぇ。結構堅実なソロ陣がいい。

 それからもう一つのワルシャワ・フィルの動画から、ちょっと聴き入った動画がある。これまた最近の演奏画像

 こんな素敵な演奏聴いていると、我が国の一番優秀だと言われている公共放送局所属の某オケの演奏などより、ずっとずっと感動してしまうのだが・・・・・。いつもいうが、その日本公共放送オケのほうが音自体は吟味していると思う。表面は綺麗だと。でもでも、感動の度合いが薄いのはなぜ? 公共放送オケの演奏は。


②マーラー:亡き子をしのぶ歌

(コントラルト)エヴァ・ポドレシ
(管弦楽)ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
(コンサート・マスター)クシシュトフ・バコヴスキ
(指揮)ヤツェク・カスプシク

2016.2.19 ワルシャワ・ライブ画像



 この演奏にもしばし惚れ込む。ソロ歌手ポドレシ・・・・。年重ねたなぁ。そして、その声がいい。
 今の歌い手からすれば、ちょっとオペラ的抑揚の歌い方になるが、これがまたいい。いい情景だなぁ、この声。色がある。憂いがある。

 そして、①でも感じたがこのワルシャワのオケ・・・・やはり、風景の色合いが違うなぁ、どことなく違う。西側とは違う。このやや憂いを含む音色が私は好き。
 華々しく華麗に豪華に鳴りまくるのではなくて、どこかどこか控えめなような・・・・それがいい。

 この②もまた、今宵の星空、月のようでもあり。


【嬉しいニュース】

 カーリング日本女子チームが世界選手権にて予選一位タイで通過!!!!!!!

☆☆世界女子カーリング選手権、日本代表が予選リーグ1位タイで通過☆☆

http://cyclestyle.net/article/2016/03/25/34029.html

 凄い快挙である。素晴らしい。素晴らしい。プレイオフではスイスと対決。これも是非勝って欲しい。そして、金メダルも夢ではない!!!頑張れニッポン。

 サードの吉田知那美、そしてスキップの藤沢五月・・・この二人がいいなぁ。俄ファンの私である。