二月二十六日(金)

 午前六時起床。外は晴れ。だが冷え込みを感じる。早速珈琲&朝刊。
 昨夜は「2.26事件」関連の本を枕元で読んでいた。すぐイビキ状態だった模様。自分ではイビキはわからない(笑)けど。


【春の気配の朝空に】~オランダの女流ヴァイオリニスト四人~

 気温はまだ低いが、太陽のエネルギーは人間にも勇気を与えるもである。
 
 今年はヤンセンを聴くこと出来た。日本であるが。数年前、ヤンセンの欧州でのリサイタルを追っかけたことあった。
 その時にだが、ヤンセンの他にも聴きたい候補がいた。オランダの女流だが、時々この日記にも登場しているリザ・フェルシュトマン、イザベル・ファン・クーレン、そしてベテランのエミリー・ヴェルヘイ。いずれもが何度か生演奏には接しているのだが、聞きたくなった。
 そして、四人は親日家で日本にも度々きている。が、ヤンセンは毎年のように来日するけど、最近はあとの三人は来日回数が多いとは言えない。

 youtubeで最新動画を。

 まず、順不同であるが、

 リザ・フェルシュトマン女史。

 今までのブログでもフェルシュトマン取り上げていたが、この動画を再び。

《リザ・フェルシュトマン》




①ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第九番「クロイツェル」

(ヴァイオリン)リザ・フェルシュトマン
(ピアノ)ジュリアン・カンタン

ライブ画像



 私、この女性のヴァイオリンの音のそのもの、発音が好きで。その音に感じるヴァイオリンという楽器の特性&魅力が。
 音の粒子が好き。

 クレバース門下生。

 彼女は日本での演奏会も評判が良かった。CDも出ている。バッハ等々が評判がいい。以前、このブログでもバッハの演奏のライブを紹介した。

 次に

《エミリー・ヴェルヘイ》




 クレバース門下生。ベテラン。何度かコンサートに接した。いい音している女流である。クラシックだけじゃなくて他のジャンルのコンサートにも出演。最近は、「ヴェルヘイ音楽祭」を開催。室内楽でも活躍。


②バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲
(ヴァイオリン)Y・メニューイン
(ヴァイオリン)エミリー・ヴェルヘイ

ロッテルダム・ライブ 1973年



 こういう動画があること、貴重である。老練メニューインとの共演である。この時の演奏の彼女、メニューインと双璧のヴァイオリンの演奏に感心。


③ラヴェル:ツィガーヌ
(ヴァイオリン)エミリー・ヴェルヘイ
(ピアノ)carlos moerdijk

2009年ヴェルヘイ音楽祭ライブ




④ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第十二番より。第一楽章

(ヴァイオリン)エミリー・ヴェルヘイ
(ピアノ) Carlos Moerdijk

 演奏動画





《イザベル・ファン・クーレン》




 オランダが世界に誇る名ヴァイオリン弾き。大柄な体型から弾くそのヴァイオリンは繊細でもある。クレバース門下

⑤ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第一番作品12より

(ヴァイオリン)イザベル・ファン・クーレン
(ピアノ)ハンネス・ミンナール

 プロモーションビデオ動画



 これは彼女の弾くベートーヴェンソナタ全集の録音模様風景のさわり。いい演奏だなぁ。


⑥ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第九番「クロイツェル」より

(ヴァイオリン)イザベル・ファン・クーレン
(ピアノ)ハンネス・ミンナール

 屋外ライブより



 これは野外コンサート。そして雨模様のよう。条件最悪の中での演奏だが、まして屋外だから音が・・・・。

 だが、ここでも私はクーレンの音の素が好きで。いいヴァイオリンだぁ。


《ジャニーヌ・ヤンセン》




 そして四人目はヤンセン。今私が一番好きなヴァイオリン弾き。飛び抜けて好きなヴァイオリン弾き。

 先日のリサイタル(横浜、東京)も良かったが、やはり地元アムステルダムで聴いた演奏が一番印象的。

 こんな画像がある。

⑦フランク:ヴァイオリン・ソナタ

(ヴァイオリン)ジャニーヌ・ヤンセン
(ピアノ)キャサリン・ストット

ライブ演奏画像



 いいねぇ。このフランクもいい。
 ヤンセンの演奏はいつも「心を込める」んだよねぇ。だからいい。

 フェルシュトマン、クーレン、ヴェルヘイ、そしてヤンセン・・・・・。一年間の間に、短期間の間に続けてコンサートに接したいのだが。そううまくいくまいが。
 オランダのコンセルトヘボウホールの年間プロにフェルシュトマンの名前を発見して興奮している私だが・・・・。あぁ、行きたくなる。またまた悪い癖だ。

 さてさて、今日も仕事。現実は仕事だ。