午後七時ごろ、会社窓から見る月(月齢4.7)が一際心に染み入る。金星との距離がまだ遠いが。
 ただし、風が強い。夜は冷え込みそうと感じる。

 午後九時前に会社出る。寒い、少し寒い。いや、少しじゃない。寒い。車で帰宅。午後九時にしてはいつものこの時間よりも街中人が多い。車も多い。地方都市なので、午後九時になると郊外道路は車も人通りもいつもは少ないのだが。「送別会」絡みか?それとも今日は給料日だから?
 九時半頃に家に着く。早速、テレビスウィッチをオン。

 お目当ては井上あさひ。今日は白を基調の衣裳。この人の落ち着いた感じのアナウンスがいい。
 夜十時前からはテレ朝の「報道ステーション」を。あの「独旅客機墜落事故の続報」を見る。が、何ら新しい情報はなしのよう。
 しかし、我が国のマスメディアっていったいどういう神経しているのだろう? というのは・・・・。この旅客機に乗っていたらしい日本人二人の事について報道するのはもちろん重要なのだが、その取り上げ方が・・・・もう、情けない。どこもかしこも、その人の人となりを扱うのはいいが、しつこすぎない? 友人、恩師にインタビューしてそれを何度も垂れ流し。悲しみのどん底にある肉親のインタビューを何度も流し・・・・。いや、それも報道として必要だが、ただ、そればかりじゃないか!!!??
 まっ、例のごとく、その友人、恩師がまたしゃべるわ、しゃべるわ・・・。

 あの、我々には、そういう不幸のどん底にある人たち、被害者たちの家族を「そっとしておく」「遠くから見守る」気持ちは無いの? 無いんだろうなぁ。
 逆に私のような者は「あの、偏屈オヤジ」と言われるだけだろうなぁ。

【ニュース・チェック】

☆☆急降下「惨劇への8分間」 3つのなぜ 事故原因究明始まる☆☆

http://www.sankei.com/world/news/150325/wor1503250057-n1.html
 
 この記事の中で、後半に

~BBC放送によると、同機は緊急事態が発生して急降下する間、機長らはSOS(救難信号)を発信していなかった。緊急着陸地を探した形跡もなかった~
~専門家は「操縦士は緊急事態の中で、機体の操縦を優先するよう教育されている。緊急事態への対処で無線連絡を取れない事態もある」と指摘。一方で、爆発や火災、急な減圧などが原因で機長らが操縦できる状態になく、機体が自動操縦で急降下した可能性も排除できない~

 との記述がある。ちょっとここが気になる。気になる。
とすると、事故ではなく「事件」の要素も否定出来ないとのことだろうか・・・・・。

 「事件」となると、テロか? または・・・考えたくもないが、「軍」との関係あり?まさかねぇ。


☆☆自衛隊:首相「わが軍」発言 菅長官「国際法上は軍隊」☆☆

http://mainichi.jp/select/news/20150326k0000m010099000c.html

☆☆安倍首相「わが軍」発言が波紋=本音?野党は警戒 ☆☆

http://jp.wsj.com/articles/JJ10447865959767573835019260298130692629192

 だから、私、この一報聴いたとき、ブログでも安倍氏の「本音」だと書いた。恐ろしい。
 歴代政権が「自衛隊は軍にあらず。」「我が国は「軍」は持てない、軍保持は憲法違反にあたる」としていたのに対して、安倍政権は堂々と「軍」というわけだ。
 だが、これは彼らの本音であるし、また、現実に「自衛隊」はもう「軍」としての様相を超えているだろう。諸外国も日本の自衛隊は「軍」だと思っているはず。
 そう、そう、そうして、それを形骸化して、軍に実質的になっているのにも関わらず、自民党政権は「いや、憲法で軍は持てない。あくまで自衛のための組織である」としていていたのは欺瞞なのである。

 本当に「ゆゆしき問題」。でも、ここで、安倍氏は「この時とばかりに」「支持は我にあり」として、「憲法改正」を推し進める材料にするかもだ。「だから、だから、改正必要なんですよ~~、みなさん。自衛隊はもはや軍なんだから、それに合わせて憲法改正しちゃいましょうよ~~」という変な論理出してきそうだ。警戒、警戒。


【ダニエレ・ガッティ(Daniele Gatti, 1961年11月6日生まれ - )】




 次期コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者(2016年秋より)

 コンセルトヘボウ大ファンの私にとっては避けては通れない指揮者になる。なんて言い方は失礼か。
 私、ガッティがコンセルトヘボウに??? と疑問だったから。いい指揮者であることは間違いないけど。

 しかし、コンセルトヘボウってイタリア人指揮者好きなの? と思ってしまう。偶然なんだろうけどね。ハイティンクの後があのシャイー。彼もイタリア人。

 動画でも、市販正規DVDでも、彼が指揮したコンセルトヘボウとの演奏にはイマイチ乗り切れない私。ずっとそうだった。今もそう。

 コンセルトヘボウ以外でも彼の録音、そして動画は沢山ある。その中で私が一番いい演奏と思うものをここで。
 春にはぴったりの曲かも。

①シューマン:交響曲第三番「ライン」
(指揮)ダニエレ・ガッティ
(管弦楽)マーラー室内管弦楽団
2014年ライブ



 「C・アバドのメモリアルコンサート」のひとこま。この演奏いいと思う。溌剌、そして輝いているし。いいと思う。
 ただし、このオケ・・・・いいオケなのだが、コンマスも美人だし、その他美人沢山いていいのだが・・・(笑)
 コンマス以下、アクションつけ過ぎ~~~~。多いよなぁ、最近、こういう形態。だから、アクセントがなんだかバラバラに感じてしまう。コンマスって別にアクションで引っ張らなくてもいいのだが。まっ、他のメンバーもオーバーアクションだからなぁ。仕方ないか。


【私の好きな指揮者の一人~フェルディナント・ライトナーの貴重な演奏画像】

 こんな画像発見してはまあまた眠れない。眠れない。これを聴くまで、見終わらないと眠れない。

 フェルディナント・ライトナー(フェルディナント・ライトナー(Ferdinand Leitner, 1912年3月4日 - 1996年6月3日)




 私、大好きな指揮者だ。彼がN響に初めて来たのが1976年。その年、彼の東京での演奏会は定期・特別演奏会・第九・・・全部聴いた。まだ東京に出てきて一年目の12月だった。お金もなかった。あるわけない。アルバイトして、そして、毎日即席ラーメンで過ごしてチケット買って聴いた。だって、小さいころから憧れた指揮者だったから。
 どれもが素晴らしいコンサートだった。「第九」嫌いの私だったが、なんとなんと二日間聴いた。だって、ライトナーの「第九」が良かったから。というか、二日間共に、徹夜してN響ガイドに並んでチケットゲットした。そういう時代だった。

 その後、彼は何度も来日する。N響振る。最後の来日の一つにベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」コンサート形式の上演があった。興奮した。ブラヴォーだった。

 素晴らしいドイツの指揮者だった。ベルリン・フィル振らせれば、ヨッフムらと共に、あの往年のプロイセンのベルリンの音を醸し出していた。
 音楽は地味だ。ブルックナー振っても、マーラー振ってもベートーヴェン振っても・・・・。ブラームスも。
 その渋さがいい。

 ハイティンクの先生はライトナーだ。やはりなぁ、だからハイティンクはいいんだなぁと。そして、この二人はどちらも「3月4日生まれ」。奇遇だが。

 録音も沢山あるのだが、CD化されていないものが多く。でも、きちんと出ている。
 だけども、渋いよなぁ。話題になることあまりない。
 でも、凄い指揮者だった。

 N響団員からも「いい指揮者でした」と異口同音に聞く。

 録音は多いが、指揮風景を見ることの出来る演奏動画が少なく。しかし、最近、こんなのがアップになっている。いやぁ驚いた。興奮した。そして、いい演奏なので尚更。

 今日は眠れない。この動画を見るまでは。

②モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K・491
(ピアノ)フォルデシュ・アンドール
(指揮)フェルディナント・ライトナー
(管弦楽)トリノRAI交響楽団(イタリア)
1990年2月17日ライブ画像

https://www.youtube.com/watch?v=7haDiOstv58

 上記urlをコピペ貼り付けで再生になる。(埋め込み無効ファイルのため)


③R・シュトラウス「家庭交響曲」
(指揮)フェルディナント・ライトナー
(管弦楽)トリノRAI交響楽団(イタリア)
1990年2月17日ライブ画像

https://www.youtube.com/watch?v=NW08Gsaqtg4

 上記URLコピペして貼り付けにて再生


 ②も③も今少しだけ聴いた。いい演奏。いい演奏。ほんといい演奏。ブラヴォー
 指揮ぶりは渋いけどねぇ、いい音楽醸し出す人だったなぁ。②のピアニストも私、好き。初めて演奏風景見たけど、この人の音は好き。あのハンガリー出身の独特のトーン。LPレコード何枚か買った記憶ある。演奏風景見ること出来てうれしく思う。
 このフォルデシュ・アンドールがまたいいなぁ



 あの・・・・②や③のようなコンサート。音楽・・・今のオケからは出ないんだよなぁ。指揮者ももちろんいないし。

 昨日の残りのシーバス・リガールのボトル。それのロックを呑みながら・・・ライトナーの指揮振り見る・・・幸せだ。