お釈迦様、として観音菩薩と並び大衆に親しまれ信仰を広く集めているのがこちらの釈迦如来(しゃかにょらい)です。「釈迦牟尼仏」「釈迦牟尼」などとも呼ばれます。これらの呼称は釈迦が悟りを開き仏となった後の呼び名です。

仏教を作った開祖である釈迦は、紀元前5世紀ごろのインドに実在した人物です。生まれた直後に7歩歩き、右手で天を指し、左手で地を指して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えたという逸話が有名です。ちなみにこの天上天下唯我独尊は世界でただ1人、私だけが尊いのだと間違って解釈されている事が多いのですが、正しい意味は「仏の教えを説いて、人々を真の幸福に導くことが私の絶対的な使命である」です。

修行を積んだ釈迦は35歳で悟りを開きブッダとなり、梵天によって人々に悟りの内容を説くよう請われ(梵天勧請)、初めて教義(法輪)を人々に説いた初転法輪の後、5人の阿羅漢と共に仏教を開いたのです。

仏教の開祖である釈迦如来の像は日本各地で見られます。また、釈迦如来の左右に脇侍として文殊菩薩と普賢菩薩や梵天と帝釈天、薬王菩薩と薬上菩薩などを配した三尊像も多く見られます。中でも有名なのが国宝に指定されている法隆寺金堂の釈迦三尊像ですね。



こちらの釈迦如来像は、中国湖北省産の天然高級ツゲ材を用い、熟練の職人が丹精込めて掘り出しました。ツゲは将棋の駒などにも使われる高級木材で、きめが細かく淡い黄色が美しい木地が愛され、古来より細かな細工品に使用されてきました。

机などに置きやすい高さ15センチの物と大きめの21センチの物、2種類のサイズをご用意しております。

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