最近の映画で書こうと思っていたのだけれど、
ど〜〜〜〜〜しても愛を記録しておきたい作品なので先に書いちゃうことにした。

真剣に観た回数だけで5回くらい、
流し見であれば数え切れぬほど既に観た。

ちなみに普段は一度観た映画はもう観ない派の人間。

この作品に関してはとにかく最高だから観たほうがいいの一言でレビューが終わるレベルなので、
これまでのクソ長文と違ってあっさりめに。



◼️あらすじ
舞台はロサンゼルス。
主人公・ミアはカフェでアルバイトをしながら女優を目指してオーディションに挑戦しつづけているが、失敗ばかり。

売れないジャズピアニスト・セバスチャンはいつか自分の店を持つことを夢見ているが、
雇われピアニストとして日銭を稼ぐなかでは自由に好きな曲を弾くことも許されず、ついにはクビになってしまう。

偶然出会った2人は互いに夢を語り合うようになり、恋に落ちていくが……


◼️語彙力を失うほど最高
▽渋滞する高速道路にて、若者たちが踊り狂う「Another Day Of Sun」で軽やかに幕を上げる。映画見なくてもサントラ聴いてほしい。

レビュー書こうと思ったのが間違いなんじゃないかと思うほど説明しようがない素晴らしさなんですよ、この映画は…。


ただこの映画は、私自身の友人たちの間でも、割と好みが分かれている。

それもそのはず、本作はエマとセバスチャンのラブストーリーとして鑑賞した場合、
ハッピーエンドとは言えない結末を迎える。

2人の恋を応援しながら観たり、
自分を重ねて観ていた人にとってはある意味期待を裏切られるだろうし、
映画にスッキリとした後味を求めている人にとってはなんとなく納得できない、
モヤモヤした感情が残ってしまうに違いない。

ただ、私は声を大にして言いたい。
ラストで2人の恋に結実を与えなかったからこそ、この映画におけるもう1つのテーマが霞むことなく引き立ち、作品の素晴らしさをぐっと引き上げていると!!!


夢見る若者同士として出会ったミアとセバスチャンは、最初は互いに鼻もちならない奴だと思ったりもするが、
すぐに意気投合する。
2人とも真剣に夢を追い、挑戦を続け、
繰り返す挫折の味を知る者同士だからだ。

ところが、セバスチャンが愛してやまないジャズではなく、最も軽蔑していたはずの「ちゃらちゃらした」バンドに所属し、
そのバンドが売れ始めたときから2人の葛藤が始まる。

このまま音楽で食べていくことが出来るようになれば、自分の夢は一部分だけ叶うけれど、
自分の好きな音楽ではないし、店を出すという夢も遠のく。
やっと認められた、という喜びと、このままでいいのか、という自問。その狭間にいながら、生活はどんどん忙しくなり、ミアとゆっくり話す時間も取れなくなっていく。

理想の形とは違うけれど「成功」を収めつつあるセバスチャンを祝福する気持ちと、
相変わらず上手くいかない自分への嫌悪。
そして、自分の美学を貫いていたはずのセバスチャンに対する、それでいいの?という、拭い去れない疑問。

なんかもう2人の全てに対して、
そうだよな…そうだよなぁああ、と、深く深く親近感を覚えてしまう。
誰も何も悪くなくても、好きな気持ちに変わりはなくても、どうしても一緒にいられなくなってしまう、そういう瞬間を目の当たりにして、何度観ても胸が苦しい。


恋愛映画が大好きで、ハッピーエンドが好き!と豪語する友人は、はっきりとこの作品を「バッドエンド」だと言っていた。

そういう捉え方ももちろんある意味正しいけれど、この作品が切り取った部分が、たまたま実らなかった恋のシーンであったというだけで、
2人の物語は絶対にハッピーだと確信する。

だって、互いの道を歩んで再会したときに、
あのときもしかしたら、こうして…と夢想できるような、そんな素敵な恋が一度でもできたなら、
そんな幸せなこと、他にあまりないでしょ、って思いませんか。

▽こんな風に振り返れる恋が素敵なものじゃなかったはずない。「City of Stars」が沁みて沁みてたまらない…

そしてこの映画のもうひとつの大切なテーマ、という大事な要素が最後まで忘れられずに活きるには、
やっぱりこの結末が必要だったと思うのです。

恋愛って、ほんとに頭を揺さぶられるし、気力も体力も何もかもを懸けてするものだと思うから(私がやりすぎ?)、
恋の話への共感力ってみんなすごく高くて、
テーマの一部にでも採用されていると意識がどうしてもそちらに持っていかれがち。

だからこそ多くの物語の素になるわけだけど、
作品全体をそれだけで終わらせないためには色々な工夫が必要で、ラ•ラ•ランドはそれがすっごく上手だった。



◼️まとめ
今回まとめもクソもない、ほんとに主観で好きな気持ちを書いただけ笑

個人的に大ッ好きな序盤のシーン!!


オーディションで失敗をしたミアは、
パーティーに行こうよ、という友達の誘いを断る。
それでも行こうよ!と明るく誘う友人たちにつられて、ミアもついついドレスアップしてお出掛けしちゃうわけです。

この、うじうじしてられない!行くか!ってなるあの勢いとこのときの軽やかな曲調と、彼女たちのドレスの色の美しさ!

好きなとこしかない。観てください、、

★★★★★ 99999/5