部屋前の通路から覗いてみるとそこは吹き抜けになっていて、階下には神輿が飾られている。
3階フロアを進んで行くと階段があり、上がったところに暖簾が見える。
この階段には昇降機が付いていて足腰が不自由な方にも優しい作り、
と言っても現在稼働しているかは分かりませんが。
ここは貸切風呂になっていて、1回45分間の利用で2750円。
広々としているのでご家族で利用しても十分な空間でしょう。
✳︎画像は公式HPより拝借。
2階に降りて気になっていたところに行ってみる。
3階から見下ろした神輿には、提灯に喜連川神社と書かれてありました。
元々この辺りはお丸山公園として整備され、お丸山スカイタワーや小動物園、
町営の日帰り温泉施設、喜連川城などがあった。
今では全ての施設が閉鎖や取り壊しが進み公園内は寂しくなってしまったが、
肝心の神社は公園の外れにあって、今もこの街の人々の拠り所となっているのではないかと思います。
このスペースの扉からは中庭に出ることが出来るようで、
一角で喫煙者がタバコを吹かしていました。
神輿が飾られてある通路沿いには会議室もあり、団体さんでの利用も出来るようだ。
1階には宴会場もあるので会議からの酒席なんて言う、
社用族御用達の懐かしい利用方法もあるのでしょう。
このフロアには大浴場があるので、浴室の隣にはリラクゼーションスペースが用意されれいる。
そのすぐ先に男性用浴室の入口。
反対側には女性用の入口。
ここから先も公式HPの画像を拝借させていただきました。
女性用の脱衣所と思われます。広々としてキレイなスペースですね。
浴室に入った途端に鼻腔に響く油臭、これぞ喜連川の湯。
以前、日帰り温泉施設「早乙女温泉」のお湯に浸かった時の衝撃が蘇る。
こちらは内湯で、レイアウト的には男性女性ともに同じようです。
湯温計が置いてあったので測ってみると39℃、私好みのぬる湯でありがたい。
露天風呂は浅めの作りで横になってゆっくりと浸かることが出来る。
湯温は内湯よりは熱めの体感40℃くらい。
泉質はナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性高温泉)。
硫黄、塩分、鉄分を多く含むトロトロのお湯で、源泉温度は70℃くらい。
喜連川のお湯は比較的歴史が浅く、1977年に町おこしを目的に掘削を開始、1981年に湧出した。
黄色味がかったそのお湯は泉質が素晴らしく、佐賀県の嬉野温泉、島根県の斐乃上温泉とともに、
日本三大美肌の湯に選ばれているほど。
宿泊者の浴室利用時間は、15時から24時、朝は6時から8時半となっている。
朝風呂の時間が短いのが玉に瑕。
入ることはなかったがしっかりとサウナもあります。
今時はサウナが人気のようで「サ活」の日帰り客も多く、みなさん挙って利用されていましたな。
サウナ利用者ために水風呂もしっかりと完備。
2階フロアから1階に降りる階段の途中にあったディスプレイ。
Omaruyama Hotelの文字とロゴマークもいい感じだ。
階段で1階まで降りると「憩」と言う名の休憩室がある。
ここのお宿は積極的に日帰り客を受け入れているから利用する方も多いだろう。
因みに日帰り客の浴室利用時間は、平日が10時半から22時、土日祝日が10時半から19時まで。
休憩室の利用時間についてはHPに特に記されていないようだ。
憩のすぐ先に喜連川温泉関連のお土産コーナーがあります。
部屋にあった化粧水と美容液の他に、入浴剤や石鹸、
オリジナルキャラクターを描いたコンタくんタオルなんて言うのが置かれていた。
もう少し進むとお土産コーナーがあります。
栃木県らしく、イチゴやそれを使ったスイーツ、たまり漬けなどが売られていた。
お土産コーナーの奥にはお子様向けのキッズスペースがあり、
男の子が夢中になって遊んでいましたよ。
そのスペースの壁には地場の特産品などが展示されている。
さくら市やお隣の矢板市はりんごの産地としても有名なところ。
特産のりんごを使ったジュースなどが並びます。
上の棚には芸能人のサインが飾られ、2024年には邦ちゃんも訪れていたようだ。
地元のU字工事が来るのは当然だな。
入口の近く、大きく切られたガラス窓の明るいスペースにロビーが。
フロントの手前で、入口を入るとすぐに目に飛び込んでくるのが宿の象徴、
この年輪が彫られた壁の巨大オブジェ。
これは初代のさくら館から受け継がれたものなのかもしれないな。
こちらのホテルはさくら館→ホテルニューさくら→お丸山ホテルと引き継がれている。
時節柄、ずらっと雛飾りが並んでいて壮観な眺め。
ここを通り過ぎると左側にソファがあり。正面はレストランになっています。
このレストランは宿泊客の夕朝食の他、ランチ営業もしているようですよ。