「ザ★ゴリラ7」の紹介も今日が最終回となりました。

 

第24話は「オホーツクから来た男」(田中秀夫監督、江連卓脚本)である。シリーズのうち、今回はちょっと変わった作りだな、というものがいくつかある。今回もそうした変わり種の1つだ。新宿東口の歩行者天国で、「オホーツクジュンを知りませんか」と訊いて回っている少女の話である。

 

少女に、ケンちゃんシリーズなどの子役で活躍した斎藤浩子。このときは15歳だ。

 

ゴーストタウンという酒場の経営者に新田昌宏(右)。左は田辺進二。

 

ジャッカー電撃隊の風戸祐介など。

 

第25話は「誘拐されたシンデレラ」(石井輝男、石井輝男・山浦弘靖脚本)である。人身売買組織とゴリラ7との戦いを描く。冒頭、風見(千葉真一)に助けを求める女を演じたのが「プレイガール」の片山由美子。残念ながらすぐに殺されてしまう。

 

同じプレイガール女優、五代万智子も組織のボスの情婦として登場する。

 

ボスには天津敏。

 

博士が開発したミニチュアの銃がクライマックスでも活躍する。

 

走る貨物車の上でのスタントなしのアクションも含め、キレのよいスピーディな展開が印象的な一作となった。

 

さて、第26話(最終回)は、「ゴリラ破産宣告大戦争」(田中秀夫監督、高久進脚本)である。吉田義夫演じる高利貸しに、借金を返済しなければオフィスを差し押さえると宣告される。草鹿(中丸忠雄)が首を吊ろうとしたり、残った金を競馬につぎ込んだり、アジトがなくなって掘っ立て小屋に仮住まいしたりもする。

 

悪役に、天野新二、長谷川弘、円山理映子など。

 

出番は短いが梅津栄も味のある演技で登場する。

 

こうして26話通して紹介すると、ゴリラ7解散となるラストシーンは何となく寂しく感じるものだ。

 

9回に分けてお届けした本シリーズもこれで終わりです。お付き合いいただき、ありがとうございました。